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色あせの原因と解決策!塗装の色を長持ちさせる方法はある?【保存版】
2025.06.26
外壁材のこと
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せっかく塗り変えた屋根や外壁。お気に入りのきれいな色を少しでも長持ちさせたいですよね。
色あせを防ぐ方法はあるのでしょうか?
色あせの原因は、主に紫外線。原因を知って対策を講じれば、長く美しさを長く保つことができるかもしれません。
この記事では、色あせの原因を理解し、適切な対策を取ることで、屋根や外壁の色を長持ちさせる方法を解説します。ぜひ参考にしてください。
☑ 色あせが起こる主な要因は、紫外線と酸化と水
☑ 色あせを防ぐ方法は、耐候性の高い塗料と色あせしにくい色を選ぶこと
☑ 色あせを放置するとどんなことが起こるか
☑ 色あせた外壁のメンテナンス方法は、定期的な塗装
塗装の色あせが起こる主な原因
色あせの主な原因には、紫外線の影響があります。紫外線は色素を分解し、色あせを引き起こします。
①紫外線が色あせを引き起こす仕組み

太陽光に含まれる紫外線が物質の表面に当たると、分子は結合が弱くなり、最終的に壊れて分解します。
このプロセスを「光分解」と呼び、色素分子が分解されることで色あせが進行するのです。
特に、外壁や印刷などに使われる「有機顔料」は紫外線に弱く、長時間の曝露で色あせが顕著になります。
また、紫外線やX線のような強いエネルギーを持つ光は、可視光線(人の目に見える光)よりも光分解を起こしやすい特徴があります。
たとえば、赤色の物体は赤以外の光を吸収します。その吸収する光の中に含まれる紫外線の影響で、赤色を作る分子の結合が壊れ、色が変わってしまいます。
特に、赤色を構成する化合物は結合が弱いものが多く、色あせしやすい色と言えます。
②経年劣化による色あせ
経年劣化による色あせは、時間の経過とともに素材が持つ色素が変化し、元の鮮やかさを失う現象です。紫外線の他には酸素、水分といった環境要因が主に関与します。
空気中の酸素と塗膜の成分が反応し、化学変化を起こすことで色あせが進行します。鉄が錆びるように、酸化により塗膜がもろくなり、耐久性が低下することもあります。
また雨や湿気が塗膜に浸透すると、顔料や樹脂成分が溶け出したり、化学反応が進んで変色することがあります。
色あせを防ぐための効果的な対策方法

色あせに強い塗料
色あせに強い塗料を選ぶ際には、まず紫外線耐性が高い製品を検討することが重要です。
フッ素系塗料や無機塗料は耐候性が高く、長期間にわたり色あせを防ぎます。紫外線、風雨、塩害、酸性雨などの過酷な自然条件に非常に強い耐性を持っていまるため、塗装後の色や艶を長期間保ち、見た目も綺麗な状態が長続きします。全ての塗料ではないですが、塗料の中に
色あせが起こりにくい成分が入っている塗料もあるので、そういった塗
料を選ぶ事で長期間にわたり色を保持する事ができます
色選びの際に意識したいポイント
外壁の場合、紫外線に強い色を選ぶことが求められます。
例えば、濃い色は紫外線を吸収しやすく色あせが進行しやすいですが、淡い色や白系統は反射率が高く、色あせしにくいとされています。グレー系やベージュ系、ホワイト系、青系の色は色あせしにくく、色あせしても目立ちにくい色です。
後々のメンテナンスのしやすさも考慮し、周囲に馴染みやすい色を選ぶと良いでしょう。
色あせしやすい色としにくい色の違いは?

色あせしやすい色としにくい色の違いは、主に色の波長の特性に由来します。例えば、赤や黄などの鮮やかな色は、紫外線による影響を受けやすく、色あせしやすい傾向があります。これは、これらの色が短い波長を持ち、紫外線を吸収しやすいためです。
一方で、黒やグレーなどの中間色は、波長が長く、紫外線を反射する力が強いため、比較的色あせしにくいとされています。
外壁の色あせを放置すると起きるトラブルとは?
色あせは単なる美観の問題にとどまらず、素材の劣化や損傷に繋がるため注意が必要なのです。
以下で詳しく解説していきます。
ネガティブだけじゃない、色あせが与える印象

屋外にある限り、避けて通れない色褪せ。
色あせた外壁や看板などを見ると、人は「手入れがされていない」と感じやすくなります。
特に建物の場合は「老朽化している」「傷んでいる」という印象につながり、見た目の価値が下がることがあります。
清潔感が失われ、企業や店舗などの場合は信頼感や高級感の低下を招く要因になることも。
一方で、色あせたものが「アンティークのような味わいがある」「落ち着いた雰囲気」などポジティブに受け取られることもあります。
発信したいメッセージや環境等に応じて、適切にメンテナンスを行うことが大切です。
外壁の色あせ放置で発生する具体的な症状
外壁の色あせを放置すると、見た目の問題だけでなく、建物自体の劣化を招く可能性があります。
色あせは、塗料の塗膜が分解されて防水機能が低下しているサインです。水に対して無防備な状態にあるため、ひび割れた箇所などから雨水が浸入しやすくなり、内部の構造材が腐食するリスクが高まります。
こうなると大掛かりな修繕が必要になることも珍しくありません。こうなる前に、早めの対策が求められます。
色あせた外壁のメンテナンス方法

外壁の色あせを補修するには、適切な塗装が欠かせません。色あせは見た目の問題だけでなく、外壁の保護機能を低下させる要因となるため、早めの対策が重要です。塗装による補修は、外壁の耐久性を向上させ、見た目を美しく保つ効果があります。
一般的な塗料の寿命は約10年のため、最初の塗装から10年経つ頃に、外壁が色あせしていないか確認してみましょう。
再塗装の際には、紫外線に強い塗料を選ぶことで、塗装したての綺麗な色や艶を長期間保つことができるでしょう。こうした塗料は価格は高めですが、メンテナンスの頻度を減らすことができるため、メンテナンスにかかるトータルのコストは抑えることができます。
まとめ
外壁の色あせは、紫外線による色素の分解や酸化などが主な原因です。常に日光や風雨に晒されるためダメージを受けやすく、放置すると色あせだけでなく建物全体の印象や耐久性にも影響を与えます。
色あせを防ぐには、耐候性の高い塗料の選定や色あせしにくい色を選ぶと良いでしょう。
色あせは完全には防ぐことが難しいため、定期的なメンテナンスが必須です。色あせは家の防水性能が低下しているサイン。早めの対策がおすすめです。
色あせが気になってきたらプロタイムズ長野若里店の建物診断をご利用ください。外装劣化診断士の資格を持つスタッフがお家の状態を診断いたします。
プロタイムズ長野若里店では色選びのお手伝いもさせていただいております。色あせに強い色など、お客様のご希望に沿う色選びをサポートいたします。
>施工事例はこちら:色あせしやすい色で塗装した戸建て住宅の施工事例(長野市)
>鮮やかな色で塗装した集合住宅の施工事例(上田市)
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