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効果なし?遮熱塗料で後悔しないために知っておきたい正しい選び方
2026.07.02
暑さ対策・遮熱塗料
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遮熱塗料で塗装したのに「思ったほど涼しくならなかった」「効果が実感できない」という声を聞いたことがありませんか?
実は、遮熱塗料には性能の差や、効果が少ないケースもあり、正しく理解しないと期待外れになることもあるのです。
本記事では、遮熱塗料のデメリットやその対策、塗料選びで失敗しないためのポイント、さらには遮熱塗料の塗装におすすめの意外な場所まで紹介します。導入を検討中の方は、失敗しないためのヒントとしてぜひご覧ください。
☑ 遮熱塗料は、太陽光を反射して建物の表面温度上昇を抑える
☑ 遮熱塗料は性能にばらつきがある
☑ 断熱材がしっかり入っている屋根に遮熱塗料を塗装する意味
☑ 遮熱塗料は、耐候性が高く、JIS規格に適合している、汚れにくいものを選ぶ
遮熱塗料の仕組み

遮熱塗料は、太陽光の熱エネルギーを効率的に反射することで、建物の温度上昇を抑制する特殊な塗料です。
従来の塗料と比較して、屋根や外壁の表面温度を大幅に下げることができるため、住環境の改善と省エネ効果が期待できます。
遮熱塗料の仕組みは、塗料に含まれる特殊な顔料が太陽光の近赤外線を高い割合で反射することにあります。この太陽光を反射する割合を日射反射率と言い、日射反射率40%以上が遮熱効果があるとされています。
この技術により、夏場の厳しい日射による建物への熱負荷を軽減し、室内温度の上昇を抑えることが可能になります。
遮熱塗料のデメリットと対策

遮熱塗料には、これら優れた効果がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
これらの課題を事前に理解しておくことで、適切な対策を講じることができるでしょう。
性能のばらつきとその理由

遮熱塗料の性能にばらつきが生じる主な理由は、製品の品質基準や測定方法が統一されていないことです。
実際に、メーカーによって使用する遮熱材料や配合比率が大きく異なります。例えば安価な製品では遮熱顔料の含有率が低く、期待した効果が得られないケースがあります。
また、測定方法についても統一された基準がないため、メーカー独自の測定データが公表されているのが現状です。
さらに、施工時の下地処理や塗装技術によっても性能は左右されます。高い下地処理技術(洗浄・補修・下塗り選定など)や塗膜の厚さが均一でないと、遮熱効果にバラつきが出ることも。
つまり、同じ塗料を使用しても、施工業者の技術力次第で遮熱効果に差が生まれてしまうのです。
このような理由から、遮熱塗料を選ぶ際はJIS規格に準拠した製品を選択すること、高い実績のある塗装会社を選ぶことが重要なのです。
なぜ遮熱効果が低いと感じるのか

遮熱塗料を塗装したにも関わらず「思ったほど涼しくならない…」と感じる方が多いのは、期待値と実際の効果にギャップがあるためです。
● 室内温度の変化が体感しにくい
遮熱塗料は屋根表面温度を10~15度下げますが、室内温度は2~3度程度の変化にとどまります
● 建物の構造による影響
断熱材の性能や窓の大きさ、間取りによって遮熱効果の体感度が大きく左右されます
● 季節や天候の影響
曇りの日や強風の日は遮熱効果を実感しづらく、真夏の晴天時に最も効果を発揮します
遮熱塗料が効果を発揮していても、体感温度への影響は限定的です。
空調費の削減や屋根材の保護といった長期的なメリットに注目することも重要です。
断熱効果は期待できない

遮熱塗料は太陽光を反射する機能に特化しており、断熱効果は期待できません。なぜなら遮熱と断熱は全く異なる仕組みだからです。
断熱は熱の伝導を遮断する機能です。
断熱材のような厚みや密度がない塗料では、熱の移動を物理的に阻止することは困難です。
実際の検証データでも、遮熱塗料による断熱性能の向上は確認されていません。冬場の保温効果や暖房効率の改善も期待薄でしょう。
断熱効果を求める場合は、屋根裏への断熱材設置や外断熱工法を検討することが重要です。断熱材による断熱と遮熱塗料による遮熱、この二つを合わせたなら断熱効果はより向上します。
塗り直しの必要性と頻度

遮熱塗料は一般的に10年から15年程度で塗り直しが必要になります。この期間は使用する塗料の種類や建物の立地条件によっても大きく変わってきます。
塗り直しが必要になる主な理由は、塗膜の劣化により遮熱性能が低下するためです。紫外線や雨風にさらされ続けることで、塗膜表面が徐々に劣化し、太陽光を反射する能力が失われていきます。
「まだ見た目はきれいなのに、もう塗り直しが必要なの?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、遮熱効果は見た目以上に早く低下することがあります。
塗り直しの目安となるサインは以下の通りです。
● 塗膜の色あせや変色が目立つ
● チョーキング現象(白い粉が付着する)が発生
● 塗膜にひび割れや剥がれが見られる
● 室内温度の上昇を感じるようになった
定期的なメンテナンスを行うことで、遮熱塗料の効果を長期間維持できます。
専門業者による点検を5年ごとに実施し、適切なタイミングで塗り直しを行うことが重要でしょう。
塗膜の汚れによる効果の低下
遮熱塗料の効果は、塗膜の汚れによって大幅に低下してしまいます。
特に屋根や外壁は雨風にさらされるため、時間の経過とともに汚れが蓄積されやすい環境。
汚れが塗膜表面に付着すると、太陽光の反射率が著しく低下します。
新品時に80%の反射率を持つ遮熱塗料でも、汚れの蓄積により50%程度まで性能が落ちることも珍しくありません。
「せっかく高い遮熱塗料を使ったのに効果が感じられない…」と思われる方の多くは、この汚れによる性能低下が原因かもしれません。
効果を維持するためには、定期的な清掃やメンテナンスが不可欠です。
特に汚れが付きにくい低汚染性の遮熱塗料を選ぶことで、長期間にわたって安定した遮熱効果を期待できます。
ここに遮熱塗料を塗っても効果ない?

●断熱材がしっかり入っている屋根
断熱材がしっかり入っている屋根の場合、室内の温度が劇的に下がるというような体感効果はあまり期待ができません。
というのも、遮熱塗料は「熱を屋根に入れない」ための仕組みであり、断熱材は「入ってきた熱を中へ伝えない」役割です。
すでに断熱材が屋根裏への熱をしっかり防いでいる場合、遮熱塗料による追加の効果は限定的でしょう。
とはいえ、遮熱塗料を塗る意味がないわけではありません。
屋根表面の温度が下がることで、屋根材の熱膨張や劣化を防ぐ効果があります。とくに金属屋根の場合は70℃~90℃まで上昇することもあり、熱膨張による歪みや継ぎ目ズレが起こりやすくなります。ほかにも色あせ抑制や素材自体を長持ちさせる効果が期待できるでしょう。
また、2階の天井裏にこもる熱がわずかでも軽減されれば、冷房効率の向上や建物全体の省エネにもつながります。
遮熱塗料は「室温を大幅に下げる魔法の塗料」ではありませんが、屋根材の保護や建物全体のメンテナンス性を高めるという点では、十分に価値のある選択肢といえるでしょう。
●外壁に遮熱塗料を塗る

遮熱塗料と聞くと、主に「屋根に塗るもの」という印象を持たれがちですが、外壁に使うことで室内の温度上昇を抑える・外壁材の劣化を防ぐといったメリットもあります。ただし、その効果は外壁の素材・色・方角によって変化します。
遮熱塗料は、そもそも日光が当たらない面には効果が現れにくいです。年中日光が当たらない北面や、夏の南面は日が当たりにくいため、遮熱塗装の効果は限定的でしょう。一方、西面の外壁は午後の強い日差しが当たり室内温度が上がりやすく、遮熱効果を期待できるでしょう。
さらに、遮熱塗料は建物の耐久性を向上させる効果もあり、特に、熱で膨張しやすい金属素材は遮熱塗料を使用することで熱によるダメージを防ぐことができます。表面温度を下げるので、火傷防止といった安全面の効果も見過ごせません。
また遮熱塗料は紫外線による色あせやひび割れも軽減するため、建物の美観を長持ちさせる効果も期待できます。
遮熱塗料を選ぶ際のポイント

耐候性が高いものを選ぶ

遮熱塗料にも「フッ素樹脂」「シリコン樹脂」「ウレタン樹脂」など、一般的な外壁塗料と同じようにグレードの違いがあります。そしてその違いは、耐久性・価格・メンテナンス性などに大きく影響します。
遮熱塗料を選ぶときは、「どれくらい長持ちするか(=耐候性)」に注目することが大切です。耐候性の高い塗料は、遮熱効果を長く保てるため、塗り直しの頻度が減り、結果的にメンテナンスの手間や費用を抑えることにつながります。
しっかりとした耐候性のある塗料を選べば、屋根や外壁の遮熱効果が長持ちし、住まいの快適さを保つことができます。
JIS規格に適合しているか

遮熱塗料を選ぶうえでの重要なポイントのひとつが、「JIS規格に適合しているかどうか」を確認することです。
屋根用遮熱塗料には「屋根用高日射反射率塗料」という規格があり、基準が設けられています。
このJIS規格では、塗料の日射反射率・断熱性・放射率などの熱性能を比較することができます。性能は星1〜3つのランクで表されており、数値だけでなく視覚的にも分かりやすくなっています。
遮熱塗料を選ぶ際は、その製品がJIS規格に適合しているかをまず確認しましょう。さらに、星の数によってどのレベルの性能・耐候性があるかも見極めることが大切です。星付きの製品は、一定の品質と信頼性が保証されている証です。
汚れにくさを考慮する
遮熱塗料を選ぶときは、「汚れにくさ」も重要なポイントです。
遮熱塗料の主な役割は、太陽の光を反射して建物の温度上昇を防ぐことですが、塗った表面が汚れてしまうと、その反射性能が落ちてしまうからです。
汚れが太陽光を吸収してしまい、かえって熱をため込む原因となるため、本来の遮熱効果が発揮されにくくなるのです。
いくら塗料の反射率や耐候性が高くても、すぐに汚れてしまっては、その効果は半減してしまいます。
だからこそ、汚れが付きにくく、たとえ汚れても遮熱性能が落ちにくい製品を選ぶことが大切です。
こうした塗料を選べば、遮熱効果を長く保てるだけでなく、洗浄の頻度や維持費も抑えることができ、長期的に見て非常にコストパフォーマンスの高い選択となります。
まとめ

遮熱塗料は万能ではなく、建物の条件や使い方によっては思ったような効果が出ないこともあります。
特に断熱材がしっかり入っている屋根や、直射日光が当たりにくい外壁などでは、遮熱効果は限定的ですが、素材自体の劣化を抑えるといった効果も期待できます。
また、塗膜の汚れや経年劣化でも遮熱性能は低下します。だからこそ、耐候性・反射率・汚れにくさといったポイントを押さえた製品選びが重要なのです。
「どんな塗料が最適なのか」「本当に効果が出るのか」と不安な方は、ぜひ一度プロにご相談を。正しい知識で、失敗のない塗装を実現しましょう!
私たちプロタイムズ長野若里店では、このような遮熱塗料を含む屋根塗装を得意としており、お客様の家の状態に合わせた最適な塗装プランを提案いたします。
夏の暑さをなんとかしたい、とお困りでしたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
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