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外壁塗装で色を変えない方法とは?クリヤー塗料の特徴・注意点・色選びのコツ
2025.07.08
塗料の種類
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外壁塗装と聞くと、「家の色を変えるもの」というイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし実は「今の色をそのまま残したい」「外壁のデザインや風合いが気に入っているので、塗り替えても変えたくない」というニーズも少なくありません。
この記事では、外壁塗装で色を変えたくない方に向けて、透明塗料(クリヤー塗料)を使った塗装の方法や注意点、色あせしにくい色選びのポイントなどをわかりやすく解説します。
☑ クリアー塗装が人気の理由は既存のサイディングの模様を活かせる点
☑ クリアー塗装は、劣化が進んだ外壁には使えない
☑ クリアー塗装の耐用年数はどのくらい?
☑ 色を変える場合の注意点も紹介
外壁塗装で色を変えたくない人が増えている理由

外壁塗装は建物の保護と美観を保つために定期的に行う必要がありますが、「今の色が気に入っているから変えたくない」「外壁の模様や柄が隠れるのはイヤ」という理由で、あえて色を変えない塗装を希望する人も増えています。
外壁材そのものの色や、既存のサイディングの模様を活かしながら塗装することで、建物の印象を維持しつつ、耐久性や防水性を高めることが可能です。
透明塗料(クリヤー塗料)とは?
クリヤー塗料とは、顔料を含まず、透明な樹脂だけで構成された塗料のことです。色を塗りつぶすことなく、既存の色・柄・素材感をそのまま残した状態で保護することができます。

こんな人におすすめ!
・サイディングの模様や石目調デザインを残したい
・現在の外観が気に入っている
・経年劣化は気になるが見た目を変えたくない
・近隣と調和しており、色変更による違和感を避けたい
【クリヤー塗料のメリット・特徴】
外観のイメージを変えずにメンテナンスできる
クリヤー塗料の最大の魅力は、「塗装した感が出ないこと」です。サイディング外壁などにある木目・レンガ調・石材風のデザインを活かしたまま、美観を保てます。
UVカット機能で劣化を抑制
多くのクリヤー塗料には、紫外線をカットする成分が含まれており、紫外線による色あせや劣化を防ぐ効果があります。結果として、外壁の寿命を延ばすことができます。
防カビ・防藻性能も搭載
製品によっては、防カビ・防藻性能を持ったクリヤー塗料もあり、外壁の清潔感を長く保つことが可能です。
水性タイプが主流で臭いも少ない
クリヤー塗料は水性仕様のものが多く、作業中の臭気も控えめです。近隣への影響も少なく、作業環境にも配慮できます。
クリヤー塗料のデメリット・注意点
劣化が進んだ外壁には使えないことがある
クリヤー塗料は、あくまで「見た目をそのまま活かす」ための塗料です。そのため、外壁の色あせや汚れ、ひび割れ、剥がれが目立つ場合は施工に向きません。

《使用不可になる代表例》
・チョーキング(手で触ると白い粉がつく劣化現象)が発生している
・外壁の塗膜が剥がれている
・ヒビや剥がれが多く、補修跡が残る
・日焼けによって極端に色褪せしている
このような場合は、着色塗料による塗装が必要となるケースが多いため、施工前の診断が非常に重要です。
施工業者の知識と技術が重要
クリヤー塗料の選定や施工には、外壁の状態判断力と仕上がりのセンスが求められます。実績の少な い業者に依頼すると、「結局見た目が悪くなった」と後悔する可能性もあるため、慎重な業者選びが必要です。
クリヤー塗料の耐用年数と費用の目安

《耐用年数》
・シリコン系:8年~10年
・フッ素系:12年~20年
・無機系:15年~20年
使用する塗料の種類によって耐久性に差があり、長持ちさせたい場合はフッ素系や無機系がおすすめです。
《費用相場》
1㎡あたりの施工費用 約2,000円~3,200円
30坪の住宅(外壁約150㎡) 約30万円~60万円
※足場代・高圧洗浄・下地補修費用などは別途必要です。
色を変える場合の注意点
《工事途中で「やっぱり色を変えたい」は可能?》
基本的に、中塗り以降に色を変更するのは難しいとされています。施工の進行状況によっては、上塗り前であれば変更可能なこともありますが、以下の点に注意しましょう。
・塗料の再発注が必要になる
・追加料金(材料費・人件費)が発生する
・変更によって塗料の性能が発揮できなくなるケースもある
《塗料によっては再塗装できないケースもある》
特に、特殊な機能を持つ塗料やクリヤー塗料の中には、「重ね塗りが難しい」仕様のものもありま す。一度塗ってしまうと後戻りできない場合もあるため、色の選定は慎重に行いましょう。
色あせしにくい色選びのポイント(色を維持したい方へ)
仮に着色塗料を選んで色を塗る場合でも、「色あせしにくい色」を選んでおくことで、見た目を長く維持できます。

《色あせしにくい代表色》
・白系
・アイボリー・クリーム色
・ベージュ・薄茶系
・グレー系
・青系(濃いネイビーより、明るいブルーの方が褪色しにくい)

《色あせしやすい色(注意)》
・赤やオレンジ系の原色
・黄色や明るい緑などのビビッドカラー
・黒(紫外線を吸収しやすく、熱の影響を受けやすい)
また、色の濃さに比例して褪色も目立ちやすくなるため、中間色やグレイッシュカラーがおすすめです。
【施工業者選びのポイント|後悔しないために】

色を変えない塗装は、一般的な着色塗装よりも判断が難しく、仕上がりの評価基準も繊細になりま す。次のようなポイントを基準に、業者を選びましょう。
● クリヤー塗料の施工実績があるか?
過去にどのような家でクリヤー塗装をしたか、施工写真などを見せてもらうと安心です。
● 外壁診断が的確か?
劣化状態によってはクリヤー塗装が不向きなため、的確な現地調査をしてくれる業者が信頼できます
● カラーシミュレーションや事前説明が丁寧か?
事前に塗り板やカラー見本を確認し、「イメージと違った!」という失敗を防ぐ工夫をしてくれる業者を選びましょう。
まとめ|外壁塗装で色を変えず、今の外観を守る選択肢もある
外壁塗装=色を変える、というイメージが一般的ですが、「色を変えずにきれいにしたい」「お気に入りの外観を維持したい」というニーズに応える方法として、透明塗料(クリヤー塗料)による塗装が存在します。

外壁のデザインや風合いを活かしたままメンテナンスできる
紫外線・カビ・雨風からしっかり保護
ただし、劣化が進みすぎた外壁には不向き
施工には専門知識と経験が必要なため、信頼できる業者選びが最も重要なポイントです。
「外壁の雰囲気はそのままに、家を長持ちさせたい」とお考えの方は、ぜひクリヤー塗料による塗装を検討してみてください。
◇外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇

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