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住宅の大敵、内部結露!見えない結露を早期発見する方法
2025.03.27
結露・結露対策
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窓ガラスなどの表面に現れる結露と違い、内部結露は、目に見えない場所で進行するため、発見が遅れがちです。
しかし、柱や土台を腐らせる内部結露は、住宅にとって深刻なダメージを与えるため、早期発見と対策は不可欠です。
ここでは、見えない内部結露を早期発見するために、内部結露のサインや見つけたときの対策などを具体的に紹介します。
内部結露とは、建物の内部で発生する結露
内部結露のサインは、カビの臭いと床の凹み
内部結露が発生する要因とは
外壁塗装の前に内部結露の確認をしよう
内部結露って何?
窓ガラスやサッシで起こる結露は、表面結露といい、目に見えやすい場所で発生する結露です。
一方、内部結露は壁内で発生する結露のことです。目に見えない部分で進行するため、対策がしにくく、気が付かないうちに建物の構造にダメージを与えている可能性があります。
内部結露とは?その発生メカニズムを解説
内部結露とは、建物の内部で発生する結露現象のことです。壁の中や床下、屋根裏など家の中からも外からも見えないところに発生する結露のことを言います。
空気は温かい場所から冷たい場所へと移動するので、特に冬季において、暖房で温まった室内の湿った空気が、冷たい室外の空気に触れ急激に冷やされることで結露が発生します。
この状態が長引くと、カビの発生や木材の腐食を引き起こし、建物の耐久性を著しく低下させてしまいます。そうなると、大きな地震などの災害に耐える力がなくなる可能性が高くなります。

内部結露が与える影響
内部結露が発生するとどのような影響があるのでしょうか。
結露により断熱材が水分を含むと、断熱材が本来の力を発揮できなくなります。グラスウールなどの繊維系断熱材は水に濡れると繊維同士がくっついてしまい、断熱に必要な空気を溜め込むことができなくなり、一度そうなると、断熱機能を完全に元に戻すことはできません。
断熱材は水を吸収すると湿気を保持し、カビが発生しやすい環境になります。壁の内部で発生するため簡単にメンテナンスをすることもできず、喘息やアレルギー疾患など、暮らす人の健康面に悪影響を及ぼす恐れがあります。
さらに断熱材が湿ったままの状態が長期間続くと、木材を腐らせる菌が増殖します。木材の組織を分解して腐らせ、家の耐久性や耐震性を低下させる原因となるほか、腐敗した木材はシロアリの温床となり、被害がさらに広がる可能性があります。
木材ではなく鉄骨を使用している場合にも、内部結露により金属の部分が錆びると、木造建築と同じように影響を受ける可能性があります。
内部結露の兆候を見逃さない

内部結露が進行すると、建物の構造に深刻な影響を及ぼし、修繕費用が増大する可能性があるため、早期の対策が求められます。
内部結露が疑われるサイン
内部結露が疑われるサインとして、家の中がずっとカビ臭くなることが挙げられます。住宅がカビ臭く感じた場合、住宅が結露による影響を受けている場合があります。さらに、部屋の一部にカビが生えている場合も内部結露の典型的な兆候です。特に押入れやクローゼット内でカビが見つかる場合、湿度が高い環境が続いている可能性があります。
また、木材が腐食すると、耐久性が落ちるので凹みやすくなります。床に凹みができている場合は内部結露が発生しているサインと考えられます。
これらのサインを見逃さず、早めの対策を講じることが重要です。
内部結露の原因と対策方法
結露が発生する要因

内部結露が発生する要因は、主に「温度差」と「湿度」が関与しています。これらを解消する換気や断熱が不十分な場合、内部結露が発生しやすくなります。
換気が不十分な環境では、室内の湿気が壁内に閉じ込められることがあり、その湿気が蓄積して壁内の相対湿度が高くなると結露が発生しやすくなります。特に浴室やキッチンなど湿気が多い場所では、適切な換気システムが必要です。
また断熱材の適切な施工や定期的なメンテナンスが行われないと、外部からの冷気や湿気が壁内に侵入しやすくなります。断熱が不十分だと壁内の表面温度が下がり、湿気を含んだ空気が冷やされて水滴となり、結露が発生するリスクが高まります。
内部結露を防ぐための具体的な対策
日頃のケアが届かない場所で発生する結露なので、設計の段階から対策が求められます。
「住宅の品質確保促進法」※1)により、住宅の主要な構造部分に欠陥があった場合、施工者は10年以内であれば補修する義務を負います。この欠陥には、結露によって生じるものも含まれています。つまり、住宅に結露が発生する原因は、施工者にも責任があるということです。
内部結露をなるべく起こさないようにするために、一番手軽に行える対策は、室内の湿度を結露が発生しない程度にコントロールすることです。換気を十分に行い、家全体で湿度が高くならないように心掛けましょう。
内部結露の早期発見と対処の重要性
内部結露は建物の寿命や住環境に大きな影響を与えるため、早期発見と適切な対処が重要です。日常的に壁や窓の状態を確認し、異常があれば専門業者に相談することが推奨されます。適切な対策を講じることで、快適な住環境を維持し、建物の価値を守ることができます。
早期発見が重要な理由
早期発見が重要な理由は、内部結露が建物に深刻なダメージを与えるからです。結露が進行すると、カビの発生、柱など木材の腐食、シロアリ被害などにより建物の寿命を大幅に縮めてしまうことになります。耐震強度が落ち、大きな地震には耐えられなくなるでしょう。
また、ダニやカビが室内空気を汚染し、人体に深刻な健康被害を及ぼすこともあります。
早期に発見し対処することで、修繕費用を抑え、住環境を快適に保つことができます。
外壁塗装前に内部結露を確認する

外壁塗装を考えている方は、一緒に見てもらう事で、コストダウンにも繋がります。
塗装や張り替えの際、結露が発生しているかどうかのチェックは、今後のメンテナンス計画を立てる上で欠かせません。結露が見つかれば、その原因と対策を特定し、適切な修繕を行います。
内部結露を放置し外壁塗装をしてしまうと、塗装の剥がれどころか柱や土台を腐らせてしまい後に大掛かりな工事をしなくてはいけないという事もあります。
結露はしばしば壁の内部で進行するため、定期的な点検を行い早期発見することで、大きな損傷を防ぐことができます。
内部結露を見つけた際の対応策
長時間に渡って結露が発生している状況は、人にも建物にも被害を与える可能性が高いです。内部結露を発見した際は、なるべく早く適切な補修をするのが大切です。
まず、結露の原因を特定し、湿気の発生源を突き止めましょう。例えば、換気不足が原因の場合、換気扇の設置や窓の開閉を行い、室内の湿度を下げることが効果的です。
断熱材の不足が原因であれば、断熱性能を向上させるために外張り断熱にリフォームするなど、必要な修繕を行いましょう。
まとめ
内部結露は、室内の湿気が壁や床下で冷やされて水滴となる現象です。この結露が進行すると、カビや木材の腐食が生じ、建物の耐久性や居住環境に悪影響を及ぼします。
内部結露の原因には断熱不足や気密性の低さ、換気不良などが関係しており、特に冬期に発生しやすいとされています。兆候として、窓ガラスの曇りや壁紙の剥がれ、部屋のカビ臭さなどがあり、これらを見逃さず早めに対処することが重要です。
内部結露を防ぐためには設計段階からの対策が重要ですが、後からできる対策としては、適切な換気や断熱対策が効果的です。また、早期に発見・修繕することで、大規模な修繕を回避し、建物の寿命を延ばすことができるでしょう。
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