スタッフブログ
おしゃれな木目調軒天を長持ちさせる|素材別メンテナンス方法を徹底解説
2025.12.04
屋根材のこと
スタッフブログ

近年、住宅デザインで注目されている木目調の軒天。家を外から見たときに、軒天にレッドシダーや木目調の素材を使うと、外壁色と木目のコントラストで高級感がアップすると人気です。
また、ガルバリウムとの相性も良く、モダンな住宅から和モダンまで幅広く採用されています。
外観のアクセントとして魅力的な木目調軒天ですが、どの素材でも時間が経つと劣化は避けられません。思っていたよりもこまめなメンテナンスが必要になり、失敗したと感じるケースも増えているようです。
せっかくのおしゃれなデザインを長く楽しむためには、素材ごとのメンテナンス方法を知っておくことが大切です。
☑ 近年では不燃材料を使った木目調の軒天も種類が多く、人気
☑ 軒天は劣化しやすい。経年劣化を放置すると軒天を傷める原因に
☑ 軒天の素材は主に木材系、不燃ボード、金属系の3種類
☑ 木目調軒天は、木目の美しさを維持するのが大事。こまめなメンテナンスが必要に
☑ 軒天のメンテナンスは業者に依頼すべき
木目調軒天の魅力と人気の理由

おしゃれさで人気の木目調軒天
軒天は、普段あまり目立たない部分に見えますが、実際には家全体の雰囲気を決める大事なアクセントです。木目調の軒天は、外観に温かみや高級感をプラスできるため、幅広い世代の住宅で採用が増えています。
少し前までは軒天=白が一般的。白は光を反射して明るく見えるため、住宅の外観をすっきりさせる定番カラーとして長く使われてきました。
また、軒天に無垢材を使って高級感を出したいと思っていても、法令上の制限により無垢材を使えなかったケースもありました。
しかし、近年では、不燃材料を使った木目調の軒天も増えてきており、天然木を使わなくても木の美しさを表現できるようになりました。なにより天然木では避けられない「腐食・反り」といったリスクを回避できる点も人気の理由です。
家のおしゃれ度を各段にアップできる軒天ですが、実は劣化しやすい部分であり、軒天の劣化をそのままにしておくと、見た目だけでなく“家の寿命”にも関わる重大なトラブルにつながることもあるのです。
軒天も劣化する?放置するとどうなるのか

「軒天は日陰になっているから劣化しないのでは?」と思われがちですが、実際には風雨・湿気・温度差の影響を強く受ける場所です。
現在では、ケイカル板やフレキシブルボードといった耐久性・耐水性に優れているものが多く使用されていますが、いくら耐久性が優れていても、経年劣化は防ぎようがありません。
特に軒天は湿気が溜まりやすく、雨の吹き込みなどで水分に触れると腐食が進みやすくなります。これらを防ぐために塗装してあるので、塗装が劣化すれば、当然軒天を傷める原因になります。
劣化を放置すると、以下のようなリスクが生じます。
色あせ・シミ・カビによる美観低下

軒天の素材に木材系を使用した場合、まず現れるのは色あせやシミです。湿気がこもりやすいため、カビや藻が発生するケースもあります。
せっかくのおしゃれな木目調も、時間が経つにつれて劣化し、黒ずんでしまうことは避けられません。
ひび割れや反りによる破損
木材系の軒天は、乾燥や湿気を繰り返すことで表面がひび割れたり反ったりすることがあります。見た目が悪いだけでなく、劣化部分から水分が侵入して素材自体の寿命を縮める原因にもなります。
動物や害虫が住み着いてしまうリスク
経年劣化や腐食によって軒天の一部に穴が開いたり、一部が剥がれたりすることがあります。
穴や隙間が開いた軒天は、小鳥やコウモリ、害虫の侵入経路になりやすい場所です。放置すると巣を作られてしまい、糞害や騒音など生活への被害につながります。
雨漏り
軒天は直接屋根を支えているわけではありませんが、破損が進むと雨水が建物内部に入り込みやすくなります。その結果、屋根裏や柱の腐食を招き、最終的に雨漏りへと発展するケースもあります。
素材別・木目調軒天のメンテナンス方法

木目調の軒天は、その美しい見た目を保つために定期的なメンテナンスが重要です。軒天は素材・種類によってメンテナンス方法が異なるので、
木材系(天然木・化粧合板など)
天然木や合板は、自然な風合いが魅力ですが、そのままでは劣化が早く進行します。化粧合板はプリント模様の剥がれや色褪せが発生しやすいです。
こまめなメンテナンスが必要なため、維持管理の負担が大きいと感じるケースがあります。
塗装目安は3〜5年ごと。紫外線や湿気に弱いため短い周期でのメンテナンスが必要です。

築10年以上経過している場合や、劣化が進行している場合は、塗装ではなく張替えや増張補修が必要になることも多いです。
使用する塗料は「造膜型」や「浸透型」の木部専用塗料。木材の質感を保ちながら防腐・防水効果を与えます。
クリア塗装も可能ですが、黒ずみやカビが出ていると仕上がりに影響するため、下地処理を含め早めの対応が重要です。
不燃木目ボード(ケイカル板など)
現在主流となっているのが、ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)などの不燃木目ボードです。耐久性が高く、耐火性に優れているので防火基準にも適合しやすく、多くの地域で採用されています。
10年前後が塗替え時期の目安です。防火性は高いですが、吸水性があるため塗膜の性能が低下すると劣化が早まります。塗料は透湿性の高いシリコン系やフッ素系が適しています。
劣化が少ない段階ならクリア塗装が可能で、木目のデザインを長く守れます。
ただし、チョーキングや剥がれが進んでいる場合はクリア塗装ではなく着色塗装で仕上げる必要があります。
金属系(ガルバリウム鋼板など)

近年はモダンな住宅に合わせ、金属製の木目調スパンドレルが人気です。
ケイカル版や合板に比べ耐久性が高く、メンテナンスが容易ですが、材料費・施工費が高めになる傾向があります。
木目塗装タイプ → 劣化が軽ければクリア塗装で保護可能。
木目シートタイプ → 基本的に塗装不可で、劣化が進めば張替えになります。
ガルバリウム鋼板は錆に強い素材ですが、塗膜の劣化に伴い錆が発生する恐れが高くなります。塗膜の劣化状況に応じて塗り替えをします。
木目調軒天を長持ちさせるために必要なこと

定期的な点検で劣化を早期発見
軒天は普段気づきにくい場所だからこそ、定期的に点検する習慣が大切です。特に木材系の素材の場合は、思った以上にこまめなメンテナンスが必要になる場合があります。色あせやシミ、小さな反りでも早めに対処することで、大掛かりな補修を防げます。
塗装メンテナンスは専門業者に任せるべき理由
「見える部分だけ自分で塗ればいい」と思う方もいますが、軒天は高所作業になるため危険が伴います。また、素材に合った塗料を選ばないと、数年で剥がれてしまうケースもあります。
専門業者に依頼すれば、安全で適切な塗装と美しい仕上がりが保証され、結果的にコストを抑えることにつながります。
まとめ

新築時はもちろん、リフォームでも木目調軒天が選ばれるケースが増えています。
木目調の軒天は、外観に温かみや高級感を与える人気のデザインですが、その美しさを維持するにはこまめなメンテナンスが欠かせません。
実際に「思ったよりも早く黒ずみや色あせが目立ってしまった」「もっと長持ちすると思っていたのに、すぐにメンテナンスが必要になった」と後悔される方も少なくありません。
軒天は湿気や雨水、温度差といった影響を受けやすく、劣化が進むと反りや割れ、塗膜剥がれを招きます。そのまま放置してしまえば、美観の低下だけでなく、張り替えなどの大掛かりな補修が必要になるケースもあるのです。
だからこそ、事前に素材ごとのメンテナンス方法を知り、早めに適切な対応をとることが大切です。
定期的に点検し、劣化の兆候を見逃さず、小さなうちに手を打つことが、住まいを長く美しく保つ秘訣につながります。
軒天の塗装は、自分で行わずに専門業者に依頼しましょう。高所での作業となり危険です。また、素材に合った方法で塗装を行う必要があるためです。軒天の耐久性や、ご自身の安全などを考慮すれば、専門業者に依頼するのがベストでしょう。
私たちプロタイムズ長野若里店では、塗装はもちろん軒天の補修工事も承っております。点検・お見積りは無料ですので、軒天の劣化が気になる等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
◇外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇

フリーダイヤル 0120-460-461
メールでのお問い合わせはこちら⇩から
・お問い合わせフォームに必要事項をご入力の上「送信する」ボタンをクリックしてください。
・メールアドレスは正しくご入力下さい(弊社より返信メールをお送りします。)
・【必須】の項目は必ず入力してください。
。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。
ブログをご覧いただき ありがとうございます。
長野市・須坂市の塗装会社
株式会社霜鳥(プロタイムズ 長野若里店)です。
長野市・須坂市・千曲市・中野市・小布施町の
屋根塗装・外壁塗装ならお任せください!
塗装以外の内装リフォーム・お家のお悩み事も、
株式会社霜鳥にお任せ下さい!
。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。

