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外壁の一部が剥がれ落ちてしまった。
「これって火災保険で直せるのかな?」と、ふと頭をよぎる方も多いでしょう。
外壁の修理には思っている以上の費用がかかります。
小さな剥がれでも、放っておくと雨水が内部に入り込み、建物全体を劣化させてしまうこともあります。


そのため、「保険が使えるなら使いたい」という気持ちは自然なことです。
しかし、結論から言うと…
外壁の剥がれが火災保険の対象になるのはごく一部のケースだけです。
火災保険は“偶発的な自然災害”による被害を補償するものであり、年月による劣化や施工不良といった「人為的・経年的な損傷」は対象外になります。
この記事では、火災保険が使えるケース・使えないケースの違い、申請の流れ、注意点、そして補償が下りない場合の対処法まで、実際の現場視点で詳しく解説します。

この記事のPOINT

☑ 外壁の剥がれに火災保険が使える条件とは?
☑ コストを抑えるポイント
☑ 火災保険が下りないケースとは
☑ 火災保険を申請してくれる業者を探そう

外壁の剥がれに火災保険が使えるケースとは?

火災保険と聞くと、火事のときだけ使えると思われがちですが、
実際には「台風」「強風」「雪」「雹(ひょう)」など、自然災害による損害にも適用されます。
ただし、すべての剥がれが対象ではなく、「突発的な外力」による破損である必要があります。
つまり、「突然の事故で外壁が損傷した場合」に限られるのです。
ここでは、火災保険が適用される主な3つのケースを紹介します。

台風や強風による剥がれ・破損

最も適用されやすいのが、台風や強風による外壁の剥がれです。
たとえば、暴風で外壁の一部がめくれた、または強風で飛ばされた看板や瓦が外壁に衝突して塗装が剥がれたといったケースです。
このような風災被害は、火災保険の補償対象に含まれます。
実際、風速20メートルを超える暴風で外壁が損傷した場合、調査員による現地確認で「自然災害による損害」と認定されれば、
補修費用(見積もり金額)に応じて数万円〜数十万円の保険金が支払われることもあります。

雹(ひょう)による損傷

春から初夏にかけて発生する雹(ひょう)は、想像以上の破壊力を持っています。
直径2〜3cmの雹でも、金属や塗装面に強く当たれば塗膜が剥がれたり、外壁に小さなへこみができたりします。
こうした雹害による外壁の剥がれや傷も、火災保険の補償対象です。
ただし、時間が経過してから申請した場合、「本当に雹が原因かどうか」の判断が難しくなります。
雹が降った日付や地域の気象データを確認し、早めに申請することが重要です。

地震による外壁のひび割れや破損(※火災保険ではなく地震保険)

外壁が地震でひび割れたり、崩れたりした場合は、火災保険ではなく地震保険が対象となります。
火災保険単体では地震被害を補償できません。
地震保険は火災保険に付帯して加入する仕組みになっているため、ご自身の契約内容を確認し、もし加入していない場合は今後の備えとして検討することをおすすめします。

火災保険が適用されないケース

残念ながら、外壁の剥がれは「経年劣化」や「施工不良」によるものが多く、そのようなケースでは火災保険の対象外になります。
ここでは、よくある適用外のパターンを説明します。

経年劣化による剥がれ

紫外線や雨風による自然な劣化で、時間をかけて塗膜が剥がれたり、外壁材(サイディング)が浮いてきたりするケースは、火災保険では補償されません
これは、「突発的な事故」ではなく「経年による自然な劣化」と見なされるためです。
築10年以上が経過している家では、塗装やシーリングの劣化が進みやすく、表面が粉を吹く「チョーキング現象」や塗膜の膨れが見られることもあります。
これらは補修が必要なサインですが、火災保険での修理はできず、自己負担でのメンテナンスが原則となります。

施工不良が原因の場合

「外壁塗装をしてから1年も経たずに剥がれてきた」そんな場合は、火災保険ではなく施工業者の保証や瑕疵責任が問われます。
下地処理不足や乾燥時間の短縮、塗料の希釈ミスなどが原因で塗膜が密着せず、短期間で剥がれてしまうことがあるためです。
この場合、施工業者に連絡して保証範囲内での再施工を求めましょう。
信頼できる塗装業者であれば、3〜10年程度の保証期間を設けていることが多いです。

火災保険を申請する流れと注意点

「自然災害による剥がれかもしれない」と思ったら、できるだけ早く行動することが重要です。
保険申請には期限があり、通常は被害発生日から3年以内と定められています。
ここでは、火災保険の申請手順を順を追って解説します。

1. 現状を確認し、被害箇所を写真撮影

まずは被害状況を記録することから始めます。
外壁の剥がれた箇所、周囲の破損、飛来物などを複数の角度から撮影しておきましょう。
また、撮影時には日付がわかるようにすることがポイントです。

写真は保険会社が「いつ・どのような被害が発生したか」を判断する重要な証拠になります。

2. 専門業者に現地調査を依頼

外壁の剥がれが自然災害によるものか、経年劣化なのかを見極めるには、専門的な知識が必要です。

信頼できる修理業者に現地調査を依頼し、「風災」「雹害」「地震」などの可能性を客観的に判断してもらいましょう。
業者によっては、火災保険に詳しいスタッフが在籍しており、写真撮影のポイントや見積書の書き方をアドバイスしてくれる場合もあります。

3. 保険会社へ連絡・申請書類の提出

被害の報告を行い、保険会社から指定された書類(被害届・見積書・写真など)を提出します。
見積書は修理業者に作成してもらい、必要に応じて補足説明も添えましょう。

その後、保険会社から派遣された調査員(鑑定人)が現地を確認し、自然災害による損害と認められれば、保険金支払いの承認が下ります。

4. 保険金の支払いと修繕工事

調査結果が出るまでには1〜2ヶ月ほどかかる場合があります。
承認後、保険金が支払われたら、その範囲内で修繕工事を行いましょう。

ただし、支給された金額=修理費用の全額ではないケースもあるため、自己負担分が発生する可能性があることも理解しておきましょう。

火災保険の適用を受ける際の注意点

火災保険の申請は、手続き自体はシンプルですが、「認定されるためのポイント」を押さえていないと、
せっかくの申請が却下されてしまうこともあります。
ここでは、申請時の重要な注意点をまとめます。

  1. 「経年劣化」と判断されると保険は下りない
     見た目では風災に見えても、塗膜の劣化やサビが進んでいると経年扱いになります。
  2. 修理費を誇張すると不正申請とみなされるリスク
     虚偽申告は保険契約の打ち切りにつながる恐れがあります。
  3. 台風・雹・強風など、気象データとの整合性が重要
     保険会社は気象庁データを参照して判断します。
     「風速〇〇m以上」「雹の発生地域」などが一致することが条件です。

火災保険が使えない場合の対処法

「調査の結果、火災保険が使えなかった」そんな時でも、諦める必要はありません。
いくつかの方法で費用負担を軽減できます。

  1. リフォーム補助金・助成金の活用
     自治体によっては、外壁リフォームに対して補助金が出ることがあります。
     (例:長野県の住宅リフォーム支援事業など)
  2. 業者の保証を確認する
     施工後3年以内なら、業者保証で無償補修できるケースもあります。
  3. 早めのメンテナンスで費用を抑える
     剥がれが小さいうちに部分補修を行えば、1㎡あたり2,000〜5,000円程度で済む場合もあります。

まとめ

外壁の剥がれは、火災保険が適用できるケースが限られます。

  • 台風・強風・雹による突発的な被害 → 保険適用の可能性あり
  • 経年劣化・施工不良 → 適用外、自己負担

しかし、「自然災害かもしれない」と思った時点で、まずは専門業者に現地調査を依頼することが大切です。
原因を正しく見極めれば、「保険が使えるかどうか」だけでなく、今後のメンテナンス計画も立てやすくなります。
小さな剥がれを放置すると、そこから雨が入り込み、家の内部を傷めてしまうこともあります。
そうなる前に、プロの目で現状をチェックし、最適な補修方法を選びましょう。
私たちは、地域密着で外壁調査と保険対応の経験が豊富な専門業者です。
「これ、保険で直せるの?」と迷ったときこそ、ぜひ一度ご相談ください。
早めの行動が、あなたの家を長く守る第一歩になります。

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