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屋根リフォームで形状を変える方法!費用や注意点を詳しく解説【必見】
2025.11.25
屋根リフォーム
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暮らしていく中で「もっと災害に強い家にしたい」「屋根裏を部屋として使いたい」といった新たな希望が生まれることは少なくありません。
屋根は外観だけでなく、快適性や耐久性にも直結するため、形や勾配を変えたいと考える方もいるでしょう。
しかし、屋根の形状変更は建物の構造に関わる大掛かりな工事となるため、不安を感じる人も多いはずです。実際、工事は可能ですが、耐震性・防水性の確保や法的な手続きなど、慎重な準備が欠かせません。
本記事では、屋根の形状変更がどのように行えるのか、注意すべきポイントや各形状の特徴について解説します。屋根リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
☑ 屋根リフォームで形状を変えることはできる
☑ 大掛かりな工事が必要になるので、専門家に相談し計画を立てること
☑ 屋根形状変更のリフォームには建築確認申請が必要になるケースが多い
☑ 屋根の形状にはそれぞれメリット・デメリットがある
屋根リフォームで形状を変えることは可能か?

屋根リフォームで形状を変えることは可能です。多くの住宅では、屋根の形状を変えることでデザイン性を向上させたり、機能性を高めたりすることができます。
例えば、屋根の勾配を変更することで、雨水の排水効率を改善したり、屋根裏のスペースを有効活用することが可能です。
形状を変えることは、家全体の印象を一新するだけでなく、住まいの快適性を向上させる重要な手段となります。
ただし、形状を変えるには建物の構造に影響を与える可能性があるため、専門家の意見を取り入れることが重要です。また、変更には確認申請が必要な場合もありますので、事前に手続きを確認しておきましょう。
屋根形状変更にかかる費用について

屋根の形状を変える場合、費用は一般的に数百万円に達することが多いです。これは、既存の屋根を一度取り壊し、新たに骨組みから作り直す大規模な工事になるためで、費用は高額になります。
形状の違いの大きさ・構造補強の有無・屋根材や仕様の選択が、費用を左右する要因です。
屋根の形を変える
屋根の形を変える費用の目安は、リフォームの規模や選択する材料によって大きく変動します。
例えば、切妻屋根を寄棟屋根に変更する場合、屋根の骨組みの再構築が必要となり、費用がかさむことになります。これは構造変更に伴う工事の手間や材料費が主な要因です。さらに、屋根の形状変更に伴う断熱材や防水シートの交換、外装の仕上げなどの追加費用も考慮する必要があります。
全体として、屋根形状変更の費用は、工事の内容や選択する材料によって大きく異なるため、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。
勾配を変更する
勾配変更にかかるコストは、屋根の形状や建物の構造に大きく依存します。
一般的に、勾配を変えることで屋根の面積が増減し、使用する材料の量が変わるため、費用も上下します。例えば、勾配を急にすることで雨水の流れを良くすることができますが、その分材料費や施工費が増えることがあります。
また、勾配変更には、建物の構造補強が必要な場合もあります。これは、屋根の重さや風圧に耐えるための強度を確保するためです。こうした補強工事が必要な場合、追加の費用が発生することがあります。
勾配変更のコストは、材料費、施工費、構造補強費などを含めて、計画的に見積もります。施工の質を落とさないためには、適正な費用をかけることが重要です。
諸費用に注意が必要な理由

屋根リフォームで形状を変える際、諸費用に注意が必要な理由は、予算を大きく超える可能性があるためです。
形状変更には、屋根材の交換や骨組みの補強が必要で、これに加えて諸費用が発生します。諸費用には、設計費や工事管理費、廃材処理費などが含まれます。これらは工事全体の10%から20%を占めることがあり、予算に大きく影響を与えます。
また、工事中に予期せぬ問題が発生した場合、追加費用が発生することもあります。
信頼できる業者と契約し、工事の進行状況をしっかりと確認することも大切です。
屋根の形状変更リフォームの注意点

屋根の形状を変更する工事は、建物全体の構造や性能に大きな影響を与えます。
例えば、屋根の形や勾配が変わることで、建物にかかる力のバランスや耐震性、耐風性が変化します。また、屋根材や形状の変更は防火性能や省エネ性能にも影響を与えるため、法律で定められた基準を満たす必要があります。
屋根の高さや形状は高さ制限や斜線制限、景観条例などの法的な制約にも関わってきます。
こうした安全性や環境性能、法規制への適合を事前に確認するため、建築確認申請が必要となります。
確認申請の必要性と手続き
屋根形状を変える工事は、カバー工法や葺き替えといったリフォームとは異なり、建物の構造や高さ、外観、耐震性などに影響を与える工事です。
建築基準法では、こうした工事は「増改築」に該当するとされ、原則として建築確認の申請が必要とされています。
2025年4月の建築基準法改正以降は、以前より対象となる建物の範囲が広がっており、屋根の高さや形状を変える工事は、建築確認の申請対象となる可能性が高いです。
この申請を怠ると、違法建築とみなされ、行政から工事の中止命令や是正命令を受ける可能性があります。最悪の場合、違法状態を是正するために追加の工事費用が発生します。
建築確認申請は施主が申請者になりますが、実務上は施主が直接行うことはほとんどありません。多くの場合、設計士(建築士)や建築事務所、または工務店が施主の代理として申請を行います。
確認申請の手続きや審査には1週間から1ヵ月程度かかり、手数料も必要になることにも注意が必要です。
固定資産税への影響

屋根の形状変更が建物の価値に影響を与える場合、固定資産税が変わる可能性があります。
固定資産税とは、土地や建物の評価額に基づいて課される税金です。屋根の形状を変えることで建物の外観が大きく変わり、評価額が上昇する場合、税額が増えることがあります。
しかし、すべてのリフォームが固定資産税に影響するわけではありません。具体的には、建物の構造や面積が大きく変わる場合に影響が出ることが多いです。
心配な方は、リフォームを行う前に、市区町村の固定資産税担当窓口に相談してみましょう。
専門業者との相談の重要性
専門業者との相談は、屋根リフォームで形状を変える際に非常に重要です。なぜなら、屋根の形状変更には技術的な知識や経験が必要であり、専門業者のアドバイスを受けることではじめて最適なプランを選定できるからです。
まず、専門業者は現地調査を行い、あなたの家の構造や屋根の状態を詳しく確認します。これにより、どのような形状変更が可能なのか、最適な材料や工法は何かを具体的に提案してくれます。さらに、リフォームにかかる費用を具体的に見積もってくれるため、希望に合わせて予算の調整もしやすくなります。
専門業者と相談することで無理のない計画を立てられ、失敗のない屋根リフォームにつながるのです。
屋根の形状ごとのメリットとデメリット
屋根の形状を選ぶ際には、それぞれのメリットとデメリットを理解することが重要です。
たとえば屋根の形状変更によって雨漏りしにくい屋根にすることができます。フラットな陸屋根や、複雑な形状の入母屋屋根などは、より雨漏りしにくい形状へ変更することを検討する価値があります。
切妻屋根の特徴

切妻屋根は、屋根の形状が二つの傾斜面で構成されており、三角形の形をしています。この形状は、雨水や雪が自然に流れるため、排水性が良く、雪の多い地域でも安心して使用できます。
構造がシンプルであるため、建築コストが比較的抑えられる利点もあります。しかし、風の影響を受けやすいため、強風地域では注意が必要です。
さらに、屋根裏のスペースを有効活用しやすく、収納スペースとして利用することも可能です。
寄棟屋根の長所と短所

寄棟屋根は、屋根の四方が傾斜している形状で、四方に屋根があるため耐風性に優れているのが大きな長所です。
強風や台風の多い地域では、風を受け流すことで建物へのダメージを軽減できるため、安心感を得られるでしょう。また、屋根の傾斜が均等なため、雨水の排水もスムーズで、雨漏りのリスクを低減します。
一方で、寄棟屋根は施工が複雑であるため、工事費用が高くなる傾向があります。
施工が難しいため、施工業者の技術力が重要です。信頼できる業者選びが必要となるでしょう。
片流れ屋根の利点と欠点

片流れ屋根は、屋根が一方向に傾斜している、シンプルな形状です。太陽光パネルの設置に適しており、また、屋根裏のスペースを有効に活用できるため、室内の天井を高く設計することも可能です。
一方で、雨漏りしやすい傾向があります。また強風に対しての耐性が弱く、風が一方向に集中するので台風などの強風時には注意が必要です。
陸屋根(フラット屋根)の特徴

陸屋根は屋根面がほぼ水平になっている形状で、近年人気のキューブ型住宅に採用されています。
屋根が平らなため、建築スペースを広くでき、限られた空間を最大限活用することができるでしょう。
しかし、水平に近いため雨水が溜まりやすく、雨漏りする危険性がとても高いです。耐久性を確保するためには防水層の施工や高品質な材料選びが不可欠で、他の屋根形状より施工費用が高くなる場合があります。
デザイン性は高く、現代建築との相性も良いですが、防水管理の手間とコストを理解したうえで選ぶ必要があります。
入母屋屋根の特徴

入母屋屋根は、切妻屋根と寄棟屋根を組み合わせた複雑な構造で、日本の伝統建築によく用いられる屋根形状です。屋根裏に広い空間を確保しやすく、趣のあるデザインは和風住宅や寺社建築に特に適しています。
一方で、構造が複雑なため雨漏りしやすく、屋根が重く耐震性が低いです。さらに、構造計算や施工精度が重要になるため、施工業者の技術力に大きく依存することになります。
まとめ
屋根の形状変更は、住まいの印象や機能性を大きく変えることができる魅力的なリフォームですが、同時に大掛かりな工事でもあります。
その一方で、建物の構造や法的なルールに深く関わるため、慎重な判断と確かな技術が欠かせません。屋根形状の変更は建物全体の構造や耐震性のほか、専門的な手続きが伴う場合もあるため、豊富な経験と知識を持つ専門業者に依頼することが重要です。
屋根リフォームは「見た目を変える工事」ではなく、家全体の耐久性や快適さを高めるための大切な計画です。屋根形状の変更が難しいケースでも、葺き替えやカバー工法、部分補修によって安心できる住まいを取り戻すことは可能です。
長年の経験を持つ私たちが、最適な方法をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
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