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SNSが原因?外壁の色選びで「失敗した」と後悔する理由と対策
2025.10.07
屋根・外壁塗装の色選びと基本
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外壁塗装の色選びは、家の印象を大きく左右する大切なポイントです。
近年、InstagramやTikTokなどのSNSには、外壁塗装や住宅デザインの施工例が数多く投稿されるようになり、それを参考に色や素材を決める人が増えています。
写真で完成後の雰囲気をイメージできるのは大きな魅力ですが、一方で、SNSを参考に色選びをした結果「思ったのと違った」「汚れやすい」「圧迫感がある」といった失敗談も増えています。
外壁塗装は家の印象を大きく変える工事です。だからこそ流行や写真の印象だけにとらわれず、注意すべきポイントを押さえて選ぶことが大切です。
施工例だけでなく共有されているリアルな失敗談をもとに、色選びの注意点と成功のヒントを紹介します。
☑ 一般の施主が投稿しているSNSは、よりリアルな情報を知れる
☑ 近年の傾向は、おしゃれさを意識。安心感と調和性があるナチュラルな色が人気
☑ 人気の外壁色と、その失敗談を紹介
☑ 失敗の理由は、トレンドとのズレ、面積効果や光の影響、メンテナンスの軽視
☑ 色選びでは、大きいサンプルを屋外で確認することが大事
☑ カラーシュミレーションも活用しよう
SNSから見る、住宅の色の傾向とは

「おしゃれさ」や「映え」を意識した外壁選び
近年は「劣化を防ぐため」「耐久性を保つため」という実用性に加え、SNS映え(おしゃれな写真に見えること)が外壁や色選びの重要な動機になっています。
「見た目のおしゃれさ」が重視され、“見られる家”であることが価値の1つになっているという変化です。
人気色に「安心感と調和性」がある
人気色は「白系」、アイボリー・クリームなど淡色。
白系の魅力は「明るい」「清潔感がある」「上品」「景観になじむ」といった声が多く、安心感やご近所視線への配慮が影響しています。
また、ベージュ系・グレー系なども人気で、「汚れが目立ちにくい」「景観と調和しやすい」といった利点による選択であることが分かります。
トレンドは「自然・ナチュラル」「くすみカラー」
最新のカラートレンドでは、2024〜2025年にかけて「アースカラー」「グレージュ(グレー×ベージュ)」「くすみブルー」「ホライゾングリーン(青み緑)」など、自然や落ち着きを感じさせる色が注目されています。
今、人気の外壁色はこれ

近年の人気色には以下の傾向が見られました。
● ソフトホワイト系
清潔感と明るさがあり、どんな住宅にも合わせやすい。SNS映えするため投稿数も圧倒的。安定的に投稿される一方、ネガティブ投稿も若干増加
● クールグレー、グレージュ
シンプルで落ち着いた印象。「周辺環境になじむ」と高評価が多い。近年は「グレージュ(グレー×ベージュ)」が特に人気。
クールグレー (N-50)は年々投稿数が増加しており、定番化の傾向
● チャコールブラック・チャコールグレー
スタイリッシュで高級感がある。モダン住宅、ガレージや窓枠のアクセントとして人気。チャコールブラックは人気トレンドとして2024〜25にかけて投稿急増
● ブラウン・グリーン
自然と調和する色として人気。木目調サイディングとの相性が良く、落ち着きある印象に。植栽や景観とマッチするという投稿多数。
フォレストグリーン(ダークグリーン)は人気トレンドとして2024〜25にかけて投稿急増
オータムブラウンは温もりある雰囲気で高評価
こうした色は投稿写真では非常に映えるので、施工例を見ても「やっぱり素敵」と思えるのが人気の理由です。
人気色を真似して「失敗した」

一方で、SNSで見た色をそのまま採用した結果、後悔したという声も多く見られます。ここでは人気の色と、それを実際に採用した失敗談を紹介します。
白系(ソフトホワイト、アイボリーホワイト)

「まっ白に惹かれてたのに、雨だれ・コケ・排気汚れですぐ黒ずんだ…」
「メンテナンスが大変すぎた」
ホワイト系はネガティブな投稿も多めで、汚れ・黒ずみが目立ちやすいことが挙げられます。
SNSで見た真っ白の外壁に憧れて決めたものの、1年経たずに雨だれと泥はねで黒ずみが目立ち始めた、というコメントも。掃除の手間が増えて大変という声が非常に多いです。
真っ白ではなくアイボリーやベージュなど少し色味を加えると、汚れだけが悪目立ちすることを避けられます。
チャコールブラック

「黒だと玄関や軒裏が暑すぎ…」
「室内の温度が思ったより上がって冷房負担が増えてしまった」
チャコールブラックに多かったのは、熱吸収・夏場の室温問題。
インスタで見てカッコいいと思った黒にしたけれど、夏は暑くて冷房代が跳ね上がったという声や、ご近所から“暗い家だね”と言われたことが気になっているという声も。
屋根・窓枠とのバランスを取り、黒は部分的に使うのもおすすめです。また、断熱性能を重視したり遮熱塗料を選ぶことで、室内の暑はある程度抑えることができるでしょう。
オータムブラウン、フォレストグリーン

「色見本は柔らかなブラウンだったのに、家全体だと重厚で暗く感じた」
「夕方になるとドス黒く見えて後悔」
など、想定との印象ギャップに関する意見が多く見られました。
実際は黒っぽく見えて夜はほとんど暗い壁にしか見えない、おしゃれさより重さが目立つ、といった声がありました。
小さなサンプルでは鮮やかでも、広い面積だと暗く見える“面積効果”は、色選びで失敗する原因の1つ。大きめの見本や試し塗りを用意してもらう、昼夜や晴雨時の見え方を確認するなどして、サンプルと実物のギャップを埋めるよう意識しましょう。
失敗が起きやすい理由

外壁の色選びで失敗する背景には、以下の共通点があります。
トレンドとのズレ

SNSで「おしゃれ」とされる配色を採用しても、周辺環境(街並み・植栽)と合わず違和感を覚えるケースが頻出。業者や設計事務所からは、SNS映えを意識した色選びが周囲の景観と調和しない場合があることを指摘するコメントを出しています。
SNSは写真を加工していたり、光の加減で美しく見えたりするものです。実物は異なる印象になることも多いので注意しましょう。
面積効果や光の影響

小さなサンプルと大きな外壁では明度や彩度が違って見えるものです。サンプル(小片)で見る色と、家全体で見る色とでは、見え方が変わります。 SNSでは「写真の印象と実物が違った」「昼と夕方で全然違う」といった投稿が多数見られます。
また同じ色でも、周囲の家・屋根・窓サッシの色で印象が変化します。
メンテナンス性を軽視
汚れ・経年での変化を想定していないと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔することがあります。
白系の外壁は雨だれや泥はねなどの汚れが目立ちやすく、濃い色の外壁は色褪せや熱による劣化が心配されます。経年とともに色味や艶が変わることも想定して色を選ぶと良いでしょう。
後悔しない色選びのポイント

大きめのサンプルを屋外で確認する
外壁は面積が大きいため、小さな色見本と実際の見え方が大きく変わります(=面積効果)。
例えば、A4サイズ以上の塗板サンプルを取り寄せ、外壁に立てかけて朝・昼・夕方と時間を変えて確認すると、室内で見た印象と大きく違うことが分かります。
また、晴天・曇天・雨の日で見比べると「暗く見える色」「鮮やかに見える色」がはっきり分かり、後悔を減らせます。特に太陽光の下では、明るい色ほど白っぽく映る傾向があります。
周囲の景観や隣家との調和を考える

自分の家だけでなく、周囲の住宅や街並みとのバランスも重要です。特に住宅密集地では、奇抜すぎる色は長期的に見て後悔することが多いです。
面積を分ける(2色使い)ことで印象を調整しやすくなります。
ほかにも「同じ系統の色で少し濃淡を変える」「屋根や玄関だけ差し色にする」など、街並みとの調和を取りつつ個性を出すのがおすすめです。
屋根・窓枠・玄関ドアを含めたトータルコーディネート
外壁だけを見て色を決めると、完成後に「屋根と合わない」「サッシの色が浮いて見える」と後悔するケースが多くあります。
例えば、濃いグリーンの屋根にベージュ系の外壁を合わせると全体が重たい印象になりがちです。
外壁は単独で決めるのではなく、屋根や玄関ドア、サッシの色とのトータルバランスを見ることが重要です。業者のカラーシミュレーションを活用して、屋根・窓枠・玄関ドアを含めた「家全体の配色バランス」を確認しましょう。
白や黒は「メンテナンス前提」で選ぶ

「見た目のカッコよさ」だけでなく、「維持にかかる手間や費用」まで考えた上で選ぶのが大切です。
白系 → 雨だれや泥はねで2~3年で黒ずみが気になってくることが多い。掃除や定期的な塗り替えのコストを見込む必要があります。
黒・濃色系 → 夏の暑さで室温が上がりやすく、塗膜の色褪せや白っぽい汚れが目立つ傾向にあります。遮熱塗料や耐候性の高い塗料を選ぶと安心です。
中間色(グレー・ベージュ系)は汚れが目立ちにくく、長期的に見ても扱いやすいカラーです。
業者に相談し、カラーシミュレーションや実例写真を活用する

最近は、塗装業者が専用ソフトで「自宅の写真に色を合成するシミュレーション」を提供してくれることが多くなっています。
これを利用すれば、外壁だけでなく屋根・付帯部との組み合わせも確認できます。
また、業者が過去に施工した実際のお宅の写真を見せてもらうことで「SNSで見た写真」と「現実の仕上がり」の違いを理解しやすくなります。
まとめ

今回は、外壁色選びの「トレンド」と「失敗パターン」をSNSから見てきました。
リアルな「失敗の」体験談は、実際の色選びにおいて参考になるでしょう。
写真では「おしゃれ」に見える色でも、実際に完成してみると周辺環境(街並み・植栽)と合わず違和感を覚えるケースや、想定していなかった問題が後になって出てきた、という声も少なくありません。
「イメージと違った」となるのを避けるためには、色の見え方を知り、周囲の環境や建物の雰囲気、面積効果を意識して色を選ぶことが重要です。
また、外壁の色は経年により変化するので、維持するためにかかるコストまで考慮して選ぶと良いでしょう。
複数の色で迷った場合や完成イメージを確かめたい場合には、カラーシュミレーションをご活用ください。こうした方法を取り入れることで、後悔のない外壁色選びを実現できます。
外壁塗装・屋根塗装の色選びも、私たちプロタイムズ長野若里店がしっかりとサポートさせていただきます。
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