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倉庫や工場の床につきまとう、執拗な「白い粉」。
掃除をしても、ほうきで掃けば掃くほど舞い上がり、翌日にはまたうっすらと積もっている……。

千曲市内で倉庫を管理されている方の中で、このようなコンクリート床の「粉じん(チリ・ホコリ)」に頭を悩ませている方は少なくありません。

「コンクリートだから多少の粉は仕方がない」と諦めていませんか?

実は、床から発生する粉じんは、単に見栄えが悪いだけでなく、倉庫の運営における「目に見えない大きな損失」を引き起こす原因になっているのです。

今回は、コンクリート床から粉じんが発生する原因と、それを根本から解決し、大切な商品や働く従業員の環境を守るための具体的な対策について解説します。

この記事のPOINT

☑ コンクリート床の粉じんは摩耗による劣化。掃除では解決できず発生し続ける
☑ 粉じんを放置すると、商品汚染・従業員の健康被害・フォークリフト等の設備トラブルにつながる
☑ 根本対策は「床塗装(塗床・防塵コーティング)」によるコンクリート表面の保護が必須
☑ 倉庫の用途に応じた適切な塗装選定と下地処理の精度が、長期的な防塵性能を左右する

なぜ掃除をしても収まらない?コンクリート床から粉じんが出る理由

コンクリートは非常に頑丈な建材ですが、実は「摩耗に弱く、非常にデリケート」な側面を持っています。

倉庫内では、フォークリフトの往来、台車の移動、荷物の引きずり、そして人の歩行など、毎日激しい摩擦が床に加わっています。コンクリートの表面がこれらの刺激によって微細に削られることで、あの特有の白い粉じん(セメントの成分)が発生するのです。

さらに、コンクリート自体の経年劣化や、施工時の水分比率(ブリージング現象)によって表面の強度が低下している場合、摩耗のスピードはさらに加速します。
つまり、どれだけ丁寧に掃除をしても、コンクリートの表面が「むき出し」のままでは、摩擦が起きるたびに無限に粉じんが出続けることになるのです。

放置厳禁!粉じんがもたらす3つの重大なリスク

床の粉じんを「ただのホコリ」として放置していると、やがて経営を揺るがしかねない問題へと発展することがあります。

倉庫に保管している商品や段ボール、精密機器の梱包に白い粉がうっすらと付着しているのを見たことはありませんか?

粉じんが商品に付着すると、それだけで商品価値が下がってしまいます。最悪の場合、出荷先から「衛生管理がなっていない」「製品に異物が混入している」とクレームを受け、企業の信用を失うことにも繋がりかねません。

舞い上がった粉じんを毎日吸い込みながら作業をすることは、従業員の方々の健康にとって決して良い環境とは言えません。喉の痛みや呼吸器系のトラブル、目のかゆみなどを引き起こす原因になります。

また、視界が悪くなったり、床が滑りやすくなったりすることで、安全性の低下や作業効率の悪化を招きます。

精密な電子基板やモーターを持つフォークリフトや物流機械にとって、微細な粉じんは天敵です。
機械の内部に粉じんが侵入すると、潤滑油と混ざって固着し、異常摩耗や突然の故障を引き起こす原因になります。
設備の修理費用や、ラインがストップするリスクを考えると、床対策の優先順位は決して低くありません。

根本解決の鍵は「床塗装(塗床・防塵コーティング)」

コンクリート床の粉じんを完全に止めるための唯一の方法は、「コンクリートの表面を強固な膜で覆い、直接の摩擦をなくすこと」です。これを「床塗装(塗床:ぬりゆか)」または「防塵コーティング」と呼びます。

床塗装を施すことで、倉庫の環境は劇的に改善されます。

  • 粉じんの発生をシャットアウト:
    コンクリートが直接削れなくなるため、白い粉が一切出なくなります。
  • 清掃コストの劇的な削減:
    ほうきで掃くだけ、あるいはモップでサッと拭くだけでピカピカの状態を維持できるようになり、日々の掃除の手間が10分の1以下になります。
  • 耐久性と安全性の向上:
    フォークリフトの重荷重にも耐える強靭な床になり、カラーリングによって通路の明示や安全対策(ゾーン分け)も同時に行えます。

倉庫に最適な床塗装の選択肢

一口に床塗装と言っても、倉庫の使い方によって最適な材料は異なります。

塗装の種類特徴最適な用途
水性防塵塗装コストが比較的安価で、乾燥が早い。軽作業向けの床。人の歩行がメイン、軽荷重の台車のみを使用する倉庫。
溶剤型エポキシ樹脂塗装塗膜が硬く、耐摩耗性・耐薬品性に優れる。フォークリフト対応。フォークリフトが頻繁に往来する、本格的な物流倉庫。
厚膜型エポキシ樹脂塗装さらに厚い膜を形成し、衝撃や重荷重に極めて強い。重量物を保管する、床への衝撃が大きい倉庫。

DIYや格安施工ではなぜ失敗するのか?

「塗るだけなら、市販のペンキを買ってきて自分たちで塗れるのではないか?」
そう考えるオーナー様もいらっしゃいますが、倉庫の床塗装をDIYで行うこと、あるいは安さだけを売りにする業者に依頼することは絶対にお勧めしません。

床塗装で最も重要なのは、実は「塗る工程」ではなく、塗る前の「下地処理(素地調整)」にあります。

長年使われた倉庫の床には、目に見えない油分やタイヤのゴム跡、古いワックスなどが染み込んでいます。
これらを専用の機械(ポリッシャーや研磨機)で完全に削り落とし、コンクリートの表面を「目荒らし(塗料が密着しやすいようにあえて微細な凹凸をつけること)」しなければ、どんなに高級な塗料を塗っても、フォークリフトが通った瞬間にペリペリと剥がれてしまいます。

剥がれた床の再補修には、最初の施工以上のコストと時間がかかります。だからこそ、建物の構造とコンクリートの性質を熟知した専門家に最初から依頼することが、結果として最もコストパフォーマンスが高くなるのです。

千曲市での倉庫リニューアル、まずは床の「健康診断」から

倉庫の床塗装は、ただ綺麗にするだけでなく、貴社のビジネスの足元を支える重要な投資です。

「うちの倉庫の床にはどの塗料が合うのだろう?」
「荷物を移動させながらの施工は可能なのだろうか?」
といった疑問や不安をお持ちかと思います。

私たちは、千曲市を中心とした地域で、建物の耐久性向上と修繕に特化して活動してきた専門家です。

単に見栄えを良くするだけの塗装ではなく、倉庫の利用頻度、フォークリフトの重量、お取り扱いになる商品の特性を細かくヒアリングした上で、最も耐久性が高く、無駄のない施工プランをご提案いたします。

毎日繰り返される粉じんの掃除や、商品への付着に対するストレスから解放され、クリーンで安全な倉庫環境を整えてみませんか?

現在の床の状態を拝見し、最適な対策をアドバイスする「床の無料診断・御見積」を行っております。まずは一度、お気軽にご相談ください。貴社の作業環境改善に、確かな技術でお応えいたします。

この記事を書いた人

著者

松岡|外装・防水工事担当

2級建築士・施工管理技士・塗装技能士ほか。塗装・防水・雨漏り工事まで幅広く対応。 建材再生に関する特許取得の経験もあり、環境にも配慮した住まいのメンテナンス提案を行っています。

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