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屋根リフォームの費用相場が知りたい!0円リフォームなど知っておきたいポイントとは
2023.04.13
屋根塗装
屋根材のこと
塗装の費用相場
外壁・屋根塗装のタイミング
リフォームと火災保険
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屋根は見えない部分なので、修理やリフォームをするタイミングの見極めが難しいものです。また、屋根をリフォームするといくらかかるのか、凡その金額が知りたいという方も多いのではないでしょうか。
一口に屋根リフォームと言っても様々な工法があり、それぞれ費用やかかる工期も異なります。
今の屋根の状態にはどんな工法が適しているのか、また費用感が分かれば正しい選択が容易にできるでしょう。
☑ 屋根のリフォームは築10~20年で検討すべき
☑ 屋根のリフォームは3種類 塗り替え、カバー工法、葺き替え
☑ 瓦屋根から、他の屋根材にリフォームする場合
☑ 屋根リフォームに使える補助金はある?
☑ 屋根リフォームは0円でできるのか? ローンの借り換えと火災保険
☑ 屋根リフォームで忘れてはいけない付帯部の修理
☑ 屋根リフォームをする前に知っておいてほしい、詐欺の手口
☑ 屋根修理業者の探し方
☑ むくり屋根にリフォームすることはできるか?
屋根リフォームは築何年位で検討すべきか
屋根は日頃、見えにくい場所なので気づかないうちに劣化が進行していることがあります。
リフォームを検討する時期は、建物の築年数や屋根の素材によって異なりますが、一般的に、屋根がボロボロになる前、早ければ10年ほどで行うことが望ましいです。定期的な点検やメンテナンスを行い、劣化が進む前に対処することで、リフォームコストを抑えることができるためです。
屋根に使われている素材は大きく分けて、瓦、スレート、金属という3種類がありますが、素材によってメンテナンスが必要になるタイミングも異なります。屋根材の寿命は約20~30年程度といわれますが、この年数は適切にメンテナンスを行った場合で、何もしないで劣化や老朽化を放置すると、漏水や雨漏りなどのトラブルに繋がります。
築年数が20年以上経過している場合は、早めに点検を実施し、屋根リフォームを検討することがおすすめです。
なぜ屋根にリフォームが必要なのか
屋根のリフォームは老朽化した屋根を修繕することです。
建物の中で外壁とともに最も自然の影響を受けやすい場所であり、次第にダメージが蓄積していくことは避けられません。雨や日中浴び続ける太陽光が最大の脅威で、そこに含まれている紫外線には分解作用があるため、照射され続けることで脆くなってしまうのです。
脆くなると、建物を守ることができなくなっていきます。
そのため、屋根の性能を回復させるためのリフォームが必要なのです。
屋根のリフォームは3種類:塗り替え・カバー工法・葺き替え
屋根リフォームには次の3種類があります。
- 塗り替え
- 屋根カバー工法
- 屋根の葺き替え
屋根のリフォームには複数の種類があるので、建物の状況などを考慮したうえで選択することが大事です。
【屋根の塗り替え】
屋根塗り替えはその名のとおり塗料で塗り直す方法です。
塗り替えを選べる条件として、建材の寿命自体には余裕があることが挙げられます。
建材が傷んでいるなら、修繕してからでないと効果は発揮されません。
屋根用の塗料には、グレードがあり一般的なもので10年、高耐久のもので20年持ちます。
また、屋根からの暑さを防ぐ遮熱塗料があります。
【屋根カバー工法】
屋根カバー工法は上から被せることを主体とし、既存の屋根を覆う形になります。
具体的な手法はいくつかありますが、基本的には防水用のシートを貼り付けて、そこに金属製の屋根を載せるといった具合です。カバー工法で屋根の性能を回復させる必要がある場合などに行われます。
解体や廃材処理などの作業がほとんどないため、騒音やホコリが立ちにくく、工事にかかる費用・期間を抑えられるというメリットがあります。
ただし屋根部分の重さが増える分、耐震性に悪影響が出るかもしれません。
【屋根の葺き替え】
屋根葺き替えは、現状の屋根を撤去してから新しいものを取り付けます。
手間がかかりますが、屋根全体を一新できるので、既存のものより軽い屋根材にすれば重さによる負担は少なくなります。
元々あった屋根の解体・処分を行うため、廃材が多く出てしまい、処分費や工期が増えますが、屋根カバー工法でも家屋を取り壊すときは、すべて廃材になるので極端な差はないでしょう。
屋根の劣化を放置すると雨漏りの原因にもなるため、点検時期のタイミングで現状をしっかり把握しておくことが大切です。
屋根のリフォーム、基本的にはこの3種類から選ぶことになるでしょう。
屋根リフォームの種類と費用相場について
屋根リフォームは工法により、価格が異なります。
カバー工法や葺き替えなどの比較的規模が大きいリフォーム工事の場合、使用する屋根材にもよりますが、価格は高額になりがちです。
塗り替えだけでメンテナンスが可能な状態であれば、コストは少なく済みます。ただ、対象となる、屋根材や使用する塗料によっても金額に差がつきます。
塗料の種類や、屋根の面積・形状、足場を設置する必要があるかどうかによって、料金が変わってきます。
修理が必要な箇所がある場合には、補修工事費が別途かかります。
屋根のズレや割れ、雨漏りや腐食などの問題がないか、塗り直しをする前に確認してもらいましょう。
【カバー工法の費用相場】
カバー工法は既存の屋根の上から新しい屋根を重ねて被せるという工法で、表面は劣化しているけど下地はまだ劣化していないという状況で用いられることが多いです。70〜150万円程度を見込んでおきましょう。
簡単にリフレッシュさせることが出来るという大きなメリットがある反面、重量が増えて安定性を失い耐震性能が低下するというリスク・デメリットもつきまといます
また、重みによって室内のドアが開かなくなるなど、トラブルも発生します。
【葺き替え工法の費用相場】
葺き替えは既存の屋根を撤去して下地から全て一新する比較的大掛かりな工法で、見た目的な美しさも機能も蘇り安全性も確保できます。
解体工事を伴うので費用が高くなり、工期も長くなるためそれなりの準備が必要です。
葺き替え工事の際には、80〜200万円ほどのコストがかかります。
また、カラーベスト(コロニアル・スレート)の場合、アスベストが含まれている可能性がある屋根材に関してはアスベストの飛散リスクがありますので飛散防止対策として費用が別途かかってきます。
作業時には大きな音が鳴り響いたりホコリや建具の破片が飛び散ったりなど、近隣に迷惑をかけてしまう可能性がありますので、事前に挨拶回りをしてきちんと理解を得るようにしましょう。
【屋根塗装の費用相場】
屋根リフォームはできるだけ早めに実施するのが理想です。その理由として費用を抑えやすいからです。屋根の塗装を行う際のリフォーム費用は、25〜80万円が目安です。
修理が必要な箇所がある場合には、補修工事費が別途かかります。屋根の劣化が進んでいくと、内部まで傷み始め、結果、下地材の張替えや、屋根材の交換が必要になります。
屋根塗装は、早期に行うリフォームですが、屋根材の劣化が補修で直せるレベルであれば、多少メンテナンス時期が遅れていてもカバーできます。
ひび割れや剥がれ、錆びつきや変色などの劣化を補修でカバーしてから塗装することで性能が付加されます。
大規模な修理工事をするとなると100万円以上かかる工事もありますが、塗装工事なら数十万円程度で抑えられます。そのため、屋根塗装はリフォームの中でも最もニーズがあります。
瓦屋根から、その他の屋根材にするリフォーム【金属・スレート・瓦】
地震や台風といった自然災害が原因で瓦が飛んでしまう・割れる・ずれるといった問題が瓦には起こりやすいだけでなく、重量もあることから瓦屋根からその他の屋根材に変更する方が増えてきています。瓦は割れた場合は交換が必要ですが、他の屋根材と違って塗装する必要がありません。
そのため、瓦から他の屋根材に変えるケースとして多いのが自然災害が原因で瓦自体が使えなくなった場合です。
瓦屋根から新たな屋根材に変える場合、変える事のできる屋根材は代表的なものとして3つ挙げられます。
【金属屋根】
住宅で使われる屋根材の中で一番割合が高く、加工性や縦葺きや横葺きといった工法によって建物の見え方が違うといった特徴があります。軽いので耐震性に優れていますが、断熱性が低くて夏場が暑いため、断熱対策が必要になります。
金属屋根にもガルバニウム鋼板とよばれるものとトタン板という素材を使った屋根材がそれぞれありますが、強度や耐久性はガルバニウム鋼板の方が高いので現在の住宅ではほとんどがガルバニウム鋼板を使用した金属の屋根材が主流となっています。
【スレート】
コロニアルやカラーベストと呼ばれる事もありますが同じ製品です。セメントに繊維を混ぜて成形した屋根材で厚みは約5㎜ほどです。メリットとしては価格が安い・軽量で耐震性が高い・施工しやすいのが特徴です。そのため、改修だけでなく新築時にも使われることが多い屋根材です。
耐久性はそれほど高くなく、強い風や災害、積雪で割れてしまうことも。カビや苔が生えやすく、定期的な塗装が必要です。
【瓦屋根】
元々使用していた瓦を再利用する事も可能です。一度屋根に乗っている瓦を撤去して下地の修理をしてから再設置できます。費用を抑える・建物の印象を変えたくない場合には適しています。ただ、昔の瓦よりも今の瓦の方が性能が高いので新しくものに変える方が望ましいです。
瓦は耐久性が高く、塗り替えの必要がなく、遮音性、断熱性、耐熱性に強みがありますが、重さがネックになります。そのため耐震性を考慮した工事仕様が求められます。
屋根リフォームの補助金や助成金はあるのか?
屋根リフォームの補助金についてですが、市で異なるので自分が住んでいる自治体のホームページでチェックしてみましょう。
夏場の強い紫外線で色褪せたりカビやコケが大量に発生したり亀裂が入ったりひび割れで表面が凸凹になったりなど、屋根は経年劣化によって老朽化が進みます。
定期的な修理工事が必要になりますが、大掛かりなリフォームをするとなると数百万円程度の費用がかかり経済的負担が意外と大きいです。そんなときに役立つのが助成金・補助金です。
長野市近郊の補助金や助成金
【坂城町】
制度名 | 住宅リフォーム補助事業 |
受付期間 | 令和5年5月10日~ |
助成金額 | 対象工事費の20%以内(限度額5万円) |
申請対象者 | 町内に住民登録がある人対象となる住宅の所有者などで、対象となる住宅に居住している人町税などの滞納がない人 |
助成対象の住宅 | 自己などの居住に供する住宅店舗併用住宅などの住宅部分住宅用火災警報器が設置されている住宅、またはリフォーム補助申請に併せて設置する住宅 |
対助成象の工事 | 町内の事業者が施工する工事工事費20万円以上 |
助成対象でない工事 | 平成25~27・30年度、令和元~3年度に実施された住宅リフォーム補助金の交付を受けた住宅の工事ほかの制度による補助金等の交付対象となっている住宅の工事 |
その他 | – |
問い合わせ先 | 建設課 管理係 住所:長野県埴科郡坂城町大字坂城10050番地 電話番号:0268-82-3111 |
参照:坂城町
坂城町では、20万円以上かかるリフォーム工事に対して工事費の20%以内、限度額5万円の助成を行っています。
受付期間は令和5年5月10日~。先着26件に達した時点で終了するので、利用を検討している場合は、早めに申請できるように行動しましょう。
【小布施町】
制度名 | 子育て世帯の住宅整備の費用を助成 |
受付期間 | 要確認 |
助成金額 | 対象工事費の50%(限度額30万円) |
申請対象者 | 18歳以下のお子さんがいる世帯(出産予定を含む)三世代で住む住宅を新築または増築、もしくはリフォームし、親世帯と同居する世帯 |
助成対象の住宅 | 三世代が同一敷地内(隣接する敷地を含む。)に専ら居住の用に供されるために、玄関、台所、浴室、便所等を有した住宅 |
対助成象の工事 | 令和5年4月1日以降に着工した住宅の工事町の住まいづくり相談を受け、指導事項を反映した住宅の工事親世帯と同じ敷地内にある「離れ」をリフォームして子世帯の住宅とする工事 |
助成対象でない工事 | 隣接していない土地(飛び地で地続きの形態でない)での新築工事 |
その他 | 実績報告時に、申請者世帯と親世帯の住民登録が同一住所にある、または隣接地にあること完全に別棟で子世帯の住宅を新築した場合も対象(建築基準法を満たしている場合) |
問い合わせ先 | 企画財政課 企画交流係 住所:長野県上高井郡小布施町小布施1491-2 電話番号:026-214-9102 |
参照:小布施町
小布施町では、子育て世帯が三世代住宅を新築、増築、リフォームする際にその費用の一部を助成しています。助成金額は対象工事費の50%、限度額30万円まで。さらに町内の事業者が施工する場合は20万円を加算してくれます。
【木島平村】
制度名 | 住宅リフォーム等補助金 |
受付期間 | 要確認 |
助成金額 | 対象工事費の20%(限度額10万円) |
申請対象者 | 村に住民登録があり、居住している人申請者本人または同居の親族が村税等を滞納していない世帯 |
助成対象の住宅 | 村内に位置する個人住宅 |
対助成象の工事 | 持ち家の増改築又はリフォーム工事親または子が所有し、自らの居住住宅のリフォーム等する工事戸建住宅又は併用住宅工事費10万円以上村内の事業者が施工する工事令和5年3月31日までに完成する工事 |
助成対象でない工事 | 賃貸物件や住宅と別棟の倉庫・車庫等の工事賃貸住宅や改修後賃貸として扱う住宅の工事住宅と別棟となる倉庫、車庫等の工事申請者本人が行う工事業者を伴わない機器や設備の購入移動できるものや取り外しが可能なものの設置 ほか |
その他 | – |
問い合わせ先 | 建設課 農村整備係 住所:長野県下高井郡木島平村大字往郷914番地6 電話番号:0269-82-3111 |
参照:木島平村
木島平村では、住宅をリフォームする際にかかる工事費の20%、限度額10万円を助成しています。執筆時点(2022年10月)で公式HPに掲載されている該当ページの最終更新日が2022年6月10日になっており、この時点で受付可能数が残り5件となっています。数ヶ月期間が経過しているので、今から申請を考えている人は、早めに建設課 農村整備係(TEL:0269-82-3111)に相談してみましょう。
【栄村】
制度名 | 住宅リフォーム支援事業補助金 |
受付期間 | 要確認 |
助成金額 | 一律10万円 |
申請対象者 | 村内に存する住宅の所有者または借受者村内に住所があり、当該に住宅に居住している人住宅リフォームにあわせ、本村に住所を移し、当該住宅に居住する人村税等を滞納していない人 |
助成対象の住宅 | 村内に位置する住宅 |
対助成象の工事 | 増築、改修、修繕、模様替えなどの工事工事費50万円以上建築基準法その他の法令に違反しない工事年度内に完了する工事 |
助成対象でない工事 | 補助金の交付決定前に住宅リフォームに着手した工事過去にこの補助金の交付を受けた方と住宅の工事ほかの補助金の交付対象となっている部分の工事 |
その他 | – |
問い合わせ先 | 建設課定住住宅係 住所:長野県下水内郡栄村大字北信3433番地 電話番号:0269-87-3113 |
参照:栄村
栄村では村内に位置する住宅のリフォームに対して、一律10万円の助成金交付を行っています。対象工事は、費用が50万円以上になるもの。また、建築基準法などの法令に違反しておらず、年内に完了する工事に限られます。
長野市近郊のリフォームに関する助成金
自治体 | 制度名 |
長野県 | l 環境配慮型住宅助成金l 信州健康ゼロエネ住宅助成金 |
長野市 | l 居宅介護(介護予防)住宅改修費支給 |
上田市 | l 木造住宅の耐震診断と耐震工事に係る補助制度l 木造住宅耐震改修工事補助事業 |
須坂市 | l 住宅改良費助成l 高齢者にやさしい住宅改良促進事業l 須坂市新エネルギー(太陽光・太陽熱)導入設備設置費補助金l ペレットストーブ等設備導入費補助金l 建築物耐震改修事業補助金交付・建築物耐震診断事業 |
中野市 | l 雨水貯留施設(雨水タンク)設置費助成制度l 住宅の耐震化(耐震診断・耐震改修)促進事業補助制度l アスベスト飛散防止対策事業補助金l 空き家活用等事業補助金 |
白馬村 | l 克雪住宅整備事業補助金 |
高山村 | l 住宅リフォーム補助金 |
山ノ内町 | l 空き家活用改修等事業補助金l 若者定住促進マイホーム取得等補助金l 克雪住宅普及促進事業補助金l 住宅用太陽光発電システム設置費補助金l 結婚新生活支援事業l 町の補助金・給付金一覧(高齢者・障がい者にやさしい住宅改良促進事業補助金) |
木島平村 | l 住宅用太陽光発電・蓄電設備設置費補助金l 住まいづくり促進事業l 克雪住宅普及促進事業l 住宅耐震改修事業l 空き家活用等事業(空き家の改修) |
野沢温泉村 | l 村の補助金(住宅用太陽光発電システム設置費補助金、克雪屋根改良事業利子補給金など) |
信濃町 | l 空き家改修等支援事業補助金l 耐震診断及び耐震改修工事補助金 |
小川村 | l 空き家改修事業補助金l 結婚新生活支援事業費補助金l 住宅用太陽光発電システム設置費補助金 |
栄村 | l 克雪住宅普及促進事業補助金l 住宅用太陽光発電システム設置費補助金 |
屋根のリフォームは0円でできるのか?0円リフォームの仕組みとは?
よく聞く0円リフォームですが、何もしなくても0円でリフォームができるという訳ではありません。確かに0円で家がきれいになるなら誰だってやりたいと思いますが、0円でリフォームするためには様々な条件があります。
AさんとBさんの家が隣どうしだったとしても、AさんはできてBさんはできない事もあります。
【ローンの借り換え】
0円でリフォームできるものとして代表的なものがローンの借り換えです。今の金融機関から借り入れしている住宅ローンを他行の住宅ローンに借り換えた際に生じる差額を利用してリフォームをする事です。
リフォームにかかる費用を0円で行う事は出来ますが、住宅ローンは無くならなないので月額決まった額の支払いがあります。しかしローン残高やローン年数・住宅金利によっては0円でリフォームができない場合があります。
【火災保険】
リフォームとは違いますが自然災害が建物に影響を及ぼした際に使えるものが火災保険です。火災保険の補償内容で建物の修繕に関係してくるものが、風災・雹災・雪災が挙げられます。
わかりやすい部分でいうと台風で屋根材が飛ぶ、飛散物が建物にぶつかり破損してしまう。
雹・落雪で雨樋やカーポートのアクリル板が割れる、雪が原因で雨樋が変形する、重みで屋根が変形するといった事が起こると火災保険が使える場合があります。
火災保険が使えるからといって破損や損傷を修繕するのに0円で直すことができる訳ではありません。
保険工事には免責というものが存在します。
主に免責金額が関係していきますが、例えば20万円の修繕費用が発生し、免責金額を5万円に設定していた場合は5万円を契約者が負担し残りの15万が保険金として支払われる事になります。免責金額は保険会社や掛け金によって違いますので確認する必要があります。修繕内容や費用によっては保険契約者がすべて負担するケースもあります。
ただ、保険金が欲しいあまりに、故意に破損させ保険金の申請をすると詐欺行為として捕まるので
絶対に行ってはいけません。
屋根リフォームで忘れてはいけない付帯部の修理
屋根リフォームをする際に一緒に行う修理が付帯部とよばれる部分です。付帯部とは代表的なものとして雨樋や破風板・鼻隠し・軒天があげられます。
屋根と接していることが多く、屋根リフォームと同時に行う事で費用を抑えられます。
【雨どい】
雨樋は、交換もしくは塗装する形で修理します。
金属製の雨樋が使われていてサビがひどく、穴が開いている、樹脂製の場合は紫外線の影響で強度が低下し少し握っただけで割れる・雪の影響で雨どいが変形する・雹が雨樋を貫通したケースでは原則交換しなければいけません。
雪や雹が原因で雨どいが変形や破損してしまった場合は火災保険を使って修繕する事ができるケースがあります。
一方で雨樋自体に変形や破損がみられない時は塗装による修理ができます。費用で比べると塗装の方が費用を抑える事ができます。
【破風板・鼻隠し】
ふたつ目が破風板・鼻隠しです。
破風板・鼻隠しに使われている素材は金属か木材が多く、極稀にセメント板が使われています。
金属製の場合はサビに注意しなければなりません。サビが原因で穴が開かない限りは交換する必要は無く、塗装にて修理する事ができます。
▮破風板が木材だった場合
破風板に木材が使われている場合、気を付けなければいけないのは湿気や紫外線の影響を受けやすい事です。金属と比べて劣化が早く、防火性も低いため現在ではほとんど使われていません。
木材が使われている破風板は劣化が進行すると反る・カビが生える・木が痩せるといった症状がでます。あまりにも症状が進行している場合は交換が必要です。そこまで症状が進行していなければ塗装する事で保護はできますが、強度自体が回復する訳ではありません。
塗装と比べ費用がかかってしまいますが、長期間保護できるものとして金属で木材部分を被せてしまうカバー工法があります。使用する金属はガルバニウム鋼板です。
カバー工法をしてしまえば、次のメンテナンスは10年以上先になります。
ただ、カバー工法をする際は元々ついている雨樋を全て外さなければなりません。
▮破風板がセメント板だった場合
破風板がセメント板の場合、表面が塗装されているので紫外線や雨水には強いですが、年数が経過すると劣化症状が出始めます。一番分かりやすいのが色の劣化で、新築時よりも色が褪せてきたと感じたら劣化が始まっている証拠です。
色があせ始める事で表面の塗膜性能が低下するので、防水性能も低下してきている状態です。劣化が進行すると水分を吸収してしまい、素材自体の強度が低下しボロボロになってしまう事があります。その場合はその部分だけでも交換する必要があります。
【軒天】
軒天は屋根の、外壁より出ている部分である軒先の天井部分のことです。天井部分なので、紫外線や雨水の影響をあまり受けませんが屋根裏からの湿気の影響を受けやすく、コケや黒ずみが発生しやすい場所です。
湿気の影響から雨漏りしている場合は、雨染みや素材自体がボロボロになってしまう事があります。
コケや黒ずみ程度であれば塗装をする事で保護する事ができますが、雨染みや雨漏りが原因の劣化の場合は貼り替えが必要です。
屋根と比べるとそこまで重要とは言い難いですが、劣化の程度によっては建物内部に大きな影響を及ぼす場所である事だけは覚えておきましょう。
屋根リフォームは直ぐ必要なのか?検討前に知ってほしい詐欺の手口
大きな自然災害が起きた後に、注意してほしいのがリフォーム詐欺です。
一時期よりは減ってきましたがそれでも多いのが現状です。本当は劣化や被害すらないのに言葉巧みに住人をだまし、ろくな施工もしないのに高額な請求をしてくる業者が存在しています。
よくあるトーク例
よくあるのが、近くで工事をしていて○○さんちの屋根がずれている・壊れているのが見えたから教えにきた、と言って接触するケースです。
昔でいう消防署の方から来ましたといって消火器を販売する業者とフレーズは似てます。
屋根が壊れているのを目視で確認するとしたら、そのお宅の両隣や前後といったとても近い距離で工事をしていて仮設足場の上からなら目視で確認できるかもしれません。
それでも東西南北4面を全て見るのは不可能でしょう。
それ以外ではドローンや高所カメラであれば確認できるかもしれませんが、許可も取らずに撮影していたら不審者ですね。
屋根の形状によっては下から見る事ができるかもしれませんが、目に見えるほどの劣化以外は確認する事は出来ないでしょう。
業者を屋根に上らせてはいけない!これだけの理由
▮瓦屋根やスレート屋根の場合
大体二人で家主さんと対応します。1人が屋根に上っている間にもう1人が家主さんと会話をします。
会話をして気を逸らせているいる間に瓦をずらしたり、割ったりします。
とくにスレートは耐久性がそれほど高くないので、人の重みだけで割れてしまうこともあります。
家主さんは屋根に上らないので業者からの結果をそのまま信じて、言われるがままの工事をしてしまいます。
▮金属屋根の場合
金属屋根は瓦の様にずらす・割る事ができません。
ただ、屋根材を固定してる板金部分の釘を抜いたりします。
釘が抜けて水が入って腐っていると報告をします。
▮写真を見せて不安を煽る
屋根の上で時間をつぶします。下に降りた時にあらかじめ携帯に保存した劣化している屋根の写真を家主さんに見せて不安をあおる。
屋根に上がられてしまうとそういった事が起こります。
ひどいのはずらしたり割られたりした場合です。工事をしなかったら劣化部分はそのままなので、雨の浸入を防ぐことができず雨漏りが間違いなく起こります。それを計算して業者は話を進めていきます。
そういう業者は手を変え品を変えながら屋根に上ろうとしてきます。また、そういう業者に多いのが、県外から訪問営業に来るケースが多いです。会社の所在地が不明・名刺を渡さない等が挙げられます。
一番はインターホンが鳴っても外に出ない事です。
屋根修理業者の探し方
実際に居住している建物で屋根に関係するトラブルが起こった時に、トラブルを直してくれる業者を探す必要があります。車のトラブルであればJAFが対応してくれますが、建物はそういう訳にはいきません。
修理業者を間違えると高額請求されるばかりでなく、修繕されていないなどトラブルにつながる可能性が高いです。
ではどうやって修理業者を探せばよいのでしょうか?
【建ててくれた工務店さん】
まず、屋根修理をする業者の種類を知りましょう。
まずは工務店さんです。建物を建ててくれた工務店さんに連絡すれば、対応も早く家の構造も把握しているので失敗しないのではないでしょうか?自社で職人さんがいない場合は下請けの職人さんが派遣されます。
【リフォーム業者さん】
ふたつ目にリフォーム業者さんです。
自社で職人さんを抱えていない場合、付き合いのある職人さんを派遣しなければいけないので対応までに時間がかかる事がある。
【塗装やさん・防水やさん】
みっつ目に塗装屋さんや防水屋さんです。屋根自体の破損が原因のトラブルの場合、対応してもらえない場合があります。
【板金工事会社・瓦屋さん】
よっつ目が板金工事会社・瓦屋さんです。
板金工事会社の場合、屋根は金属屋根を扱っている事が多く、雨樋や破風板といった部分も併せて扱っているので実際に破損した時は専門性の高い対応をしていただけるのではないでしょうか。
屋根の素材が瓦の場合は瓦屋さんが適しています。板金工事と瓦の工事を一緒に行っている会社はけっこう多いです。
【インターネットで探す】
探し方としてはインターネットかチラシ・タウンページで探すことができます。
チラシやタウンページの場合、会社の所在地が詳しく乗っているので地元の業者を探す事ができます。
屋根修理や屋根業者だけを入力すると地元の業者が出てこない事がありますので地名+屋根修理や業者を入力する事で地元の業者を見つける事ができます。
あとはその業者さんに所属している人が屋根に関係する資格を保有している事が重要です。
もちろん、私たちも各種屋根リフォームがを取り扱っています。
むくり屋根にリフォームすることはできるのか?
むくり屋根という工法をご存知でしょうか?基本的な屋根の流れは直線が多いですが、むくり屋根は日本の伝統的な建築様式のひとつです。丸みを帯びた形状の屋根になっています。
主に和風建築で使われる事が多く、屋根材も瓦であることがほとんどですが最近では金属屋根やアスファルトシングルを使用した形状も多くなってきています。
実際にリフォームができるかどうかですが、する事はできます。
瓦からのリフォームが割合として多いので、瓦からのリフォームの順序を記載します。
①既存の瓦を全て撤去する
②土葺き(土で瓦を固定する工法)で使われている土を撤去する。土の重さは相当なものになるので、建物にかかる荷重が下がります。
③下地に使われている板が傷んでいる事が多いので、下地を撤去し交換します
④雨水を通さない防水紙(ルーフィング)を敷く
⑤屋根材(金属やアスファルトルーフィング)を葺く
以上でリフォームが完了になります。
ただ、特殊な形状の屋根なので経験豊富な業者さんに依頼をしなければ失敗する可能性があります。業者の選定には注意が必要です。
まとめ
屋根は建物の中でも1番紫外線や雨・雪の影響を受けやすい部分で、雨漏りの可能性が1番高い場所でもあります。
そのため、放置はせずに定期的なメンテナンスをする事が望ましいです。
まずは状態を把握して、どのような形でメンテナンスをして保護をしたいのかを明確にし、要望を業者さんに伝えるようにしてください。
様々な提案をしてくれる業者さんは家主さんの事を考えて提案してくれます。
重要なのは施工業者選びですが、「どこに頼めばいいかわからない」という方も少なくないでしょう。信頼できる施工業者にお願いしたい場合、株式会社霜鳥にお任せください。プロタイムズ長野若里店は地域に特化しており、3,000件以上(全国累計施工棟数10万件)の施工実績を誇ります。
すべて自社職人が担当するため、施行不良を未然に防ぐことができます。屋根劣化が気になる場合はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇
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