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新築やリフォーム後に体調不良を感じる人が後を絶ちません。
その原因の一つとして知られているのが、家具や建材から放散される化学物質、特にホルムアルデヒドです。

ホルムアルデヒドが要因となるシックハウス症候群や化学物質過敏症は、誰にでも起こり得る健康リスクで、EUでは2026年から規制がさらに厳しくなることが決まっています。
このような背景から、化学物質による健康被害は国内外で大きな関心を集めており、安全な住環境を作ることの重要性が改めて認識されています。

本記事では、ホルムアルデヒドの特徴や、シックハウス症候群・化学物質過敏症の予防策、さらに安全な建材や家具の選び方までを詳しく解説し、具体的な対策について紹介していきます。

この記事のPOINT

☑ 住宅の高気密化や日常生活の換気不足からシックハウス症候群になりやすい
☑ ホルムアルデヒドはシックハウス症候群や化学物質過敏症を引き起こす要因となる
☑ これらの病気を防ぐには、ホルムアルデヒドの少ない建材や家具を選ぶこと
☑ ホルムアルデヒドは放散が収束するまでに5年程度かかる

シックハウス症候群が減少しない背景

高気密高断熱住宅のデメリット

ホルムアルデヒドの使用は制限されているにも関わらず、近年、シックハウス症候群が改めて注目されている背景にはいくつかの理由があります。
まず、住宅の高気密高断熱化が進み、家の中の空気が外に逃げにくくなったためです。原因となる化学物質が家の中に停滞しやすくなったため、高気密な家ではシックハウス症候群になりやすいと言われています。

また、気温や騒音などの影響から窓を開けない生活習慣になり、室内の自然換気が不足しやすくなっていることや、日常生活で化学物質が多用されるようになった結果、シックハウス症候群になりやすくなったと言われています。

EUでの規制強化と国際的な動向

国際的な動向として、EUでは家具や木材製品からのホルムアルデヒド放出について新たな規制が制定されました。
EUでのホルムアルデヒド規制強化の背景には、健康リスクの再評価と消費者曝露の実態把握があります。近年の評価で、低濃度・長期曝露でも発がん性や皮膚感作性などのリスクがあることが確認され、また屋内での家具や建材からの放散濃度が従来より高いことも明らかになりました。

家具や日用品における化学物質曝露が依然として健康リスクを伴うことが示されています。

ホルムアルデヒドとは?含有製品と健康影響

ホルムアルデヒドは、接着剤や合板、防腐剤、塗料などに幅広く使われる化学物質です。室内では家具や建材から揮発して空気中に放出されます。

その中でも著しく多いのが、尿素‐ホルムアルデヒド系の接着剤を使用した建材や内装材です。これらは合板や集成材、壁紙などに多く使われています。
ほかにもカーテンやカーペット、マットレス、家庭用洗剤、カビ取り剤、たばこの煙、石油ストーブなどの燃焼機器もホルムアルデヒドを放散します。ホルムアルデヒドは、これら身近な生活用品にも含まれ、長期間にわたって室内空気を汚染します。

ツンと鼻を刺すような匂いが特徴で、粘膜を人の粘膜を刺激し、涙が出る、鼻水が止まらないなどの症状を引き起すほか、長期的には発がん性や慢性的な呼吸器疾患リスクが高まると考えられています。

シックハウス症候群

シックハウス

シックハウス症候群は、住宅内の化学物質が原因で起こる健康被害の総称で、ホルムアルデヒドはその代表的な原因物質であり、刺激性・発散量が多いことから特に問題視されてきました。

シックハウス症候群は、主に建材や内装材から放散される化学物質が原因で比較的短期間に発症し、目や喉の痛み、頭痛、吐き気、倦怠感や集中力の低下、さらには皮膚のかゆみや発疹といった症状を引き起こします。

なおシックハウス症候群の要因はホルムアルデヒドだけでなく、トルエンやキシレンなどの揮発性有機化合物(VOC)も室内の健康リスクに関わっています。これらは建材や家具、塗料、日用品などに含まれ、濃度が高い場合には中枢神経系への影響や粘膜刺激を引き起こす可能性があります。

建築基準法ではシックハウス対策として、ホルムアルデヒドの使用制限と換気設備を義務付けています。家庭用品にも「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」でホルムアルデヒドの規制値が設けられています。

化学物質過敏症

きっかけはシックハウスと同じくホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などへの曝露で発症することが多く、一度発症すると、極めて微量の化学物質(香料、洗剤、農薬、排気ガスなど) にも反応してしまうようになります。

化学物質過敏症は、一度に大量の化学物質にさらされたり、また微量でも繰り返し曝露されることによって発症します。頭痛、めまい、吐き気、動悸、発汗、発疹などや、慢性的に続く強い疲労感、集中力の低下、不眠、頭痛や関節痛が持続するなど、症状が多岐にわたり、日常生活全般に支障が出やすいです。

原因物質は、塗料や接着剤、洗剤、柔軟剤、農薬や殺虫剤、添加物、排気ガス、タバコ、大気汚染物質、さらに動物の毛やカビ、ダニに至るまで非常に幅広く、日常生活の中に当たり前のように存在しているものです。

化学物質への感受性には個人差が大きく、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。医学的にもメカニズムが完全に解明されていませんが、発症原因の半数以上が室内空気汚染であると報告されています。

予防策と暮らし方の工夫

シックハウス症候群や化学物質過敏症を防ぐためには、まず建材や家具の材料選びが重要です。建材や家具、インテリアは、化学的な加工や接着剤を使わずに作ることはほとんどできません。そのため、ホルムアルデヒドの量が少ない製品を選ぶことが大切です。

建材についてはF☆☆☆☆等級の製品を選ぶことでホルムアルデヒドの放散量を最小限に抑えることができます。これは建築材料に含まれる有害物質であるホルムアルデヒドの放散量が最も少ないことを示す、最も高い等級(安全基準)です。

家具等については法的規制対象ではありませんが、F☆☆☆☆建材を材料として使用している家具や、ホルムアルデヒド含有量を抑えた『低ホルムアルデヒド』や『ノンホル』表示の製品を選ぶことが推奨されます。

輸入家具には要注意

輸入家具は日本の規制基準が適用されない場合があるため、購入時に材料や表示を確認することが重要です。
量販店などで売られている海外製の輸入家具は、それぞれの国の基準で作られているため、販売前にホルムアルデヒドの使用量をチェックしていないことがあります。そのため、場合によっては多くのホルムアルデヒドが使われていることもあります。
購入する際は、製品の安全基準を確認し、信頼できるメーカーや販売元から選ぶことが大切です。
特に子供部屋に置く家具や、直接肌に触れる寝具などは注意して選びましょう

24時間換気システムは常時運転が基本

ホルムアルデヒドは空気中に漂っているため、室内にたまらないようにすることが大切です。そのためには、家の中の空気を常に入れ替える「24時間換気システム」をずっと動かしておくのが、最も効果的な方法です。

室内の空気は思いのほか汚れています。
24時間換気システムは常に稼働させ、換気口やフィルターの清掃を定期的に行うことで室内の空気の質を改善できます。
また、窓をこまめに開けて外気を取り入れることや空気清浄機と併用することも、室内空気中の化学物質濃度を低下させる効果があります。

夏場はリスクが高まる

ホルムアルデヒドやトルエンなどの揮発性有機化合物(VOC)は、温度が高いほど揮発しやすい性質があります。特にホルムアルデヒドは「温度+湿度が高い」と放散量が顕著に増えることが知られています。

さらに、夏場はエアコン使用で窓を閉め切る時間が長くなり、 換気量が減ることで、室内化学物質濃度が上昇する傾向にあります。
特に新築やリフォーム直後は意識して換気を行いましょう。

ホルムアルデヒドの影響はいつまで続くか

ホルムアルデヒドは施工直後に最も濃度が高く、新築の場合は6か月ほどで濃度が半減、1〜2年で多くの住宅で基準値以下に、3~5年で主な放散源はほぼ収束します。
ただし、上記のように気温や湿度によって放散量が変わること、建材以外にもホルムアルデヒドを含む製品が数多く存在することにも留意が必要です。

シックハウス症候群や化学物質過敏症は、原因物質を遠ざけることで症状は改善しやすいとされています。
しかし、すべての化学物質を避けることは現実的に困難でしょう。

そのため、発症してしまう前に予防策を徹底することが何よりも重要です。
材料選びや換気、掃除を日常的に意識することが、健康被害を未然に防ぐ効果的な方法です。

まとめ

シックハウス症候群や化学物質過敏症の要因となる化学物質は、身の回りにあふれています。全ての化学物質を遠ざけることは難しいため、少しでもリスクを減らし発症前に予防することが最も効果的です。

新築やリフォームの際にはF☆☆☆☆等級の製品を選ぶ、家具は低ホルムアルデヒドの製品を選ぶことで、室内空気中の化学物質濃度を抑えることができます。
24時間換気システムの活用や窓の開閉によるこまめな換気、ダニやカビを増やさないよう日常的な環境整備を行うことでリスクをさらに低減できます。

塗料選びにおいては、水性塗料がお勧めです。油性塗料に比べて揮発性有機化合物の含有量が少なく、臭いが少ないためです。しかし建物の状態や環境によって油性塗料の方が適している場合もあるので、ご家庭のニーズに合わせた選択が重要です。
塗装のプロフェッショナルとして、私たちはお客様へ最適な塗料のご提案をいたします。
塗料や塗装による健康への影響についてご不安な点などありましたらお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

著者

霜鳥|施工管理・現場統括

施工管理技士・内装技能士・雨漏り鑑定士ほか。内装・塗装の現場経験を経て、現在は現場全体の管理を担う。 お客様にとって本当に価値のある商品・工事を届けることを大切にしています。

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