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「瓦屋根はメンテナンスフリーだから、メンテナンスは必要ない」と思っていませんか?
瓦屋根は見た目が美しいだけでなく、耐久性にも優れていますが、実は定期的なメンテナンスが必要なのです。
瓦の種類によっては塗装が必要な瓦もあるほか、瓦を固定している漆喰は劣化するため定期的なメンテナンスが必要です。
適切なメンテナンスを怠ると、雨漏りや瓦の落下など、思わぬトラブルを招くこともあります。

この記事では主に粘土瓦について解説しています。どのタイミングでどんなメンテナンスが必要になるのか、事前に知っておけば、予期せぬ事故を防ぎ、家の寿命を延ばすことができるでしょう。
瓦屋根の工事について知りたい方はぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

☑ 瓦屋根の寿命は素材や環境条件によって大きく異なる
☑ 防水シートの劣化に注意する
☑ 瓦のズレ、割れは放置しない
☑ 漆喰も劣化する 15年程度でメンテナンスが必要に
☑ 棟瓦のズレには積み直しを行う
☑ 葺き替え工事と葺き直し工事の違いとは

瓦屋根の寿命とメンテナンスのタイミング

瓦屋根の寿命は、使用される素材や環境条件によって大きく異なります。

一般的に、粘土瓦は50年以上の耐久性を持つとされていますが、適切なメンテナンスを怠ると寿命が短くなることもあります。

瓦屋根の寿命に影響を与える要因として、気候条件や立地、施工の質などがあります。特に、日本は四季があり、台風や大雪などの自然災害が多いため、定期的な点検で瓦のズレやヒビ、漆喰の剥がれなどの問題を早期に発見し、対処することが大切です。

瓦の種類による寿命の違い

瓦は、素材によって寿命が大きく異なり、メンテナンスを考える上で非常に重要です。
粘土で出来ている粘土瓦は一般的に耐久性が高く、50年以上持つこともあります。中でも釉薬瓦は100年以上持つ場合もあります。
一方、主成分がセメントのセメント瓦やコンクリート瓦は、30〜40年ほどが寿命とされており、また定期的に塗装が必要です。
金属板を瓦の形状に成型した金属瓦は、素材により30~50年程度でしょう。

これらの瓦は、製造方法や材料の違いから、耐久性に差がありますが、瓦の種類に応じた適切なメンテナンスを行うことで、長持ちさせることが可能です。
要するに、瓦の種類ごとの特性を理解し、それに基づいたメンテナンスを行うことが、瓦屋根を長く使うための秘訣です。

防水シートの寿命にも注意

防水シートを敷き詰めたところ

防水シートの寿命は瓦屋根の耐久性に大きく影響します。
瓦屋根は、瓦そのもので完全に雨を防ぐ構造ではないため、万が一雨水が瓦の下に入り込んだ場合に備え、防水シート(下葺き材)による二次防水が非常に重要になります。そのため、防水シートの性能が屋根全体の耐久性を左右します。

瓦自体は非常に長持ちする素材でも、その下に敷かれる防水シートは、約20~30年が寿命とされています。防水シートが劣化すると、雨水が屋根内部に侵入し、建物の構造にダメージを与える可能性があります。
瓦に劣化が見られなくても、防水シートは状態を定期的に点検し、必要に応じて交換することが重要です。
屋根材の外側から見ても防水シートの劣化の状況を確認することはできませんので、プロの点検を受けることをおすすめします。

瓦屋根のメンテナンス方法

瓦屋根のメンテナンスには、瓦のズレやヒビの修理、漆喰の補修、棟瓦の積み直しや、屋根塗装などがあります。これらの作業を定期的に行うことで、瓦屋根の美観と機能を保つことができます。
特に粘土瓦は耐用年数が長いので、瓦自体に問題がなくても漆喰や下地は経年により劣化するため、メンテナンスは必ず必要になります。

瓦のズレや割れ、ヒビの修理

瓦のズレやヒビの修理は、瓦屋根のメンテナンスにおいて重要なポイントです。小さなひび割れやズレであっても、そこから雨水が入り込み、屋根下地の腐食や雨漏りの原因になり得ます。放置せず、屋根工事業者や瓦屋に点検を依頼するのが安心です。

ズレた瓦は元の位置に戻し、割れた瓦は交換します。ヒビがある場合は専用の補修材で補強します。補修材はホームセンターなどで手に入りますが、使用方法を誤ると逆効果になることもあるため、プロに依頼するのが安心です。
特に台風や地震の後は、地上や2階からチェックし、ズレや破損がないかを確認しましょう。

漆喰の剥がれを補修する

漆喰は瓦屋根の棟部分に使用され、瓦を固定する役割を果たしています。この漆喰が剥がれると、瓦の固定力が弱まるため、瓦がずれたり落下したりする危険があります。また、隙間から雨水が入り込むと雨漏りや屋根内部の木材腐食につながり、屋根全体の耐久性が低下する可能性があります。

漆喰は日差しや雨風にさらされることで少しずつ傷み、一般的には15〜20年ほどで寿命を迎えます。
ただし、たとえ耐用年数に達していなくても、台風や地震などの影響で早く劣化してしまうこともあります。

漆喰の補修には専門的な技術が必要なため、プロの業者に依頼します。プロに依頼することで、適切な素材選びや施工が保証され、長持ちする仕上がりが期待できます。

棟瓦の積み直し

棟瓦の積み直しは、粘度瓦のメンテナンスにおいて非常に重要です。棟瓦は屋根の頂点に位置し、風雨から屋根全体を守る役割を果たしています。

積み直しとは、棟瓦を一度外して再度正しい位置に置き直す作業を指します。
台風や地震、経年で瓦が少しずつ動くことがあります。積み直しで瓦を正しい位置に戻し、屋根全体の安定性を確保します。漆喰が剥がれていたり、瓦を固定している金具が緩んでいた場合も、同時に補修します。
棟にズレや隙間があると、そこから雨水が入り込みやすくなります。積み直しによって瓦の重なりを正しく整えることで雨水の侵入を防ぎ、屋根全体の耐久性を長持ちさせます。

屋根塗装とその必要性

屋根塗装の必要性は、屋根材の種類によって異なります。
粘土瓦は塗装不要ですが、セメント瓦やコンクリート瓦は、塗装によって表面の劣化を防ぎ、美観を保つことができます。一般的には10年ごとに塗装を行うのが理想的です。塗装を怠ると、瓦の表面が劣化し、雨漏りの原因となることもありますので、定期的な塗装は、長期的に見てコストパフォーマンスの良い選択です。

雨漏りを起こしていない限りは塗装メンテナンスも可能ですが、下地や防水紙の劣化が疑わしい場合は葺き替え工事がオススメです。

部分修理が可能

瓦のヒビや割れの修理は、1枚から交換が可能なので最小限のコストと手間で解決できるメリットがあります。例えば台風や強風で一部の瓦だけがずれた・割れたという限定的な損傷でも、全面補修ではなく最小限の対応で済むため、費用や工期を抑えながら補修することが可能です。

ただし、交換用の同一製品が入手できないことがあります。特にセメント瓦やコンクリート瓦は既に生産が終了している場合があり、多くのケースで代替品探しが必要になります。
また、金属瓦の場合は1枚ごとの交換は基本的に不可で、部分張り替えには板金加工が必要な場合もあります。

防水シートが傷んでいると、瓦だけ替えても雨漏り対策にならないため、表面的な補修では不十分な場合もあることにも注意が必要です。

瓦屋根の葺き替え工事と葺き直し工事

葺き替え工事は、古い瓦をすべて取り除き、新しい瓦を設置する作業です。特に、下地だけでなく瓦自体の劣化が進んでいる場合は、早期の葺き替えが推奨されます。葺き替えを行うことで、家全体の耐久性が向上し、安心して暮らせる環境が整います。
その場合、新品の同じ瓦を葺くことも、違う屋根材(ガルバリウム鋼板やアスファルトシングルなど)を葺くことも可能です。

葺き直しとは、瓦を一度すべて取り外し、防水シートや下地を確認・修繕した後、瓦を再利用して戻す作業です。粘土瓦において、瓦自体はまだ十分使えるが、下地や防水シートが劣化している場合には葺き直しがおすすめです。
防水シートの耐用年数である築20~30年を目安に行うことが望ましいです。
瓦自体の劣化が進んでいる場合には葺き替えが必要になります。

瓦屋根のメンテナンスのタイミング

瓦屋根は劣化症状を見逃すと大きな問題を引き起こす可能性があります。定期的な点検とメンテナンスが重要です。以下の症状が見られたら早急にメンテナンスを依頼しましょう。

瓦のズレや割れがある

瓦のズレや割れは、瓦屋根の劣化を示す重要なサインです。これを放置すると雨漏りやさらなる破損を招く可能性があります。
瓦のズレは、強風や地震などの外的要因によって引き起こされることが多いです。
一方、瓦の割れは、経年劣化や物理的な衝撃が原因となります。
瓦がずれているかもしれないと感じたら、まず屋根を目視で確認してください。ズレや割れを発見した場合は、早急に専門業者に相談することが重要です。
自分で修理を試みると、かえって損傷を広げたり、落下の危険性があるので避けましょう。

台風や地震などの災害後や、冬場の凍害により割れやズレが発生することがあります。これらの後に、瓦のズレや割れを定期的にチェックするようにしましょう。

漆喰の剥がれや棟の崩れ

漆喰は瓦の接合部分を保護し、雨水の侵入を防ぐ役割を持っていますが、時間とともに劣化し、剥がれてしまうことがあります。剥がれた漆喰を放置すると、雨水が入り込み、屋根内部の木材が腐食する原因となります。

また、棟瓦の固定や防水のために漆喰が使われていますが、この棟が崩れてしまうと、瓦全体の安定性が損なわれ、さらに大きな修理が必要になることもあります。棟の崩れを早期に発見し、積み直しや補修を行うことで、瓦屋根全体の寿命を延ばすことができるでしょう。

台風や地震などの災害後には棟のズレや歪みがないか確認し、築15年程度で漆喰のメンテナンスを行うと良いでしょう。漆喰が白く粉状になっている、剥がれやヒビがある場合は漆喰のメンテナンスのタイミングです。

まとめ

瓦屋根は、耐久性に優れた屋根材ですが、漆喰の劣化や瓦のズレ、下地や防水シートの状態など、目に見えない部分の劣化にも注意が必要です。定期的な点検やメンテナンスを行うことで、雨漏りや大きな修理を防ぎ、屋根全体の寿命を延ばすことができます。

特に、築15年程度を目安に漆喰の状態をチェックしたり、台風や地震の後に瓦や棟に異常がないか確認することが重要です。

もし瓦のズレやヒビ、漆喰の剥がれなどが見つかった場合は、自己判断での補修は避け、信頼できる屋根工事業者や瓦屋に点検・修理を依頼しましょう。
屋根の状態をプロに確認してもらうことで、長く安全に、快適に暮らせる瓦屋根を維持することができます。

この記事を書いた人

著者

石井|外装・雨漏り診断担当

外壁劣化診断士・雨漏り鑑定士ほか。外壁・屋根・雨どいの点検から、雨漏りや防水工事まで対応。 職人としての経験を活かし、原因を見極めたうえで住まいを長持ちさせる提案を行っています。

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