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屋根カバー工法は耐震性が低下する?本当のところを丁寧に解説します
2026.04.14
屋根リフォーム
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屋根のリフォーム方法として人気の「カバー工法(重ね葺き)」。
古い屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせるため、葺き替えよりも費用を抑えつつ、見た目も機能も新しくなるという工法です。
しかし、屋根が重くなる分、心配なのは耐震性…。
実は、一般的な住宅であれば、耐震性に大きな影響はありません。
この記事では、屋根カバー工法が建物の耐震性に与える影響について、わかりやすく丁寧に解説します。カバー工法をしたいけれど住宅の地震対策が不安という方はぜひ参考にしてください。
☑ カバー工法で増える重量は、建物全体のわずか1%ほど
☑ カバー工法による耐震性への影響はほとんどないと言える
☑ 耐震性に重要なのは、屋根の重さよりもバランス
☑ 耐震性に不安がある場合は、耐震診断を受けよう
カバー工法で屋根はどれくらい重くなる?

屋根材には様々な種類があり、それぞれに重量が異なります。
| 屋根材の種類 | 重量(kg/㎡) |
|---|---|
| 瓦(和瓦・J形) | 約50kg |
| セメント瓦(洋瓦) | 約45kg |
| スレート(化粧スレート、カラーベスト) | 約19kg |
| アスファルトシングル | 約10kg |
| 石粒付き金属屋根(ジンカリウム鋼板など) | 約7kg |
| ガルバリウム鋼板(断熱材付き) | 約5kg |
カバー工法で使われる代表的な屋根材は、「ガルバリウム鋼板」などの非常に軽い金属製の屋根材です。
たとえば:
● ガルバリウム鋼板:1㎡あたり 約5kg
● 一般的な屋根面積(約100㎡) → 約500kgの追加
一方、建物全体の重さは木造2階建てで約40~50トン(=40,000~50,000kg)ほどあるため、重さの増加はわずか1%程度に過ぎません。
重くなれば地震に弱くなる?耐震評点から見てみよう

耐震評点とは、建物の耐震性能を数値で表したもので、正式には「上部構造評点」といいます。基本的に耐震診断の際に耐震の基準を示すために用いられます。
この上部構造とは、基礎より上という意味で、建物が大地震(震度6強~7程度)にどれだけ耐えられるかを数値で示したものです。
| 評点の数値 | 判定 | 意味 |
|---|---|---|
| 1.5以上 (耐震等級3相当) | 倒壊しない | 安心できるレベル |
| 1.0〜1.5未満 (耐震等級2相当) | 一応倒壊しない | 一部補強でより安心 |
| 1.0 (耐震等級1相当) | 一応倒壊しない | 建築基準法に定める最低限の耐震強度がある |
| 0.7〜1.0未満 | 倒壊の可能性あり | 補強が必要なレベル |
| 0.7未満 | 倒壊する可能性が高い | 早急な対策が必要 |
この評点を算出する際、屋根の重さは「補正係数」として影響します。重い屋根ほど係数が下がり、評点も低くなります。
| 屋根の重さ | 補正係数(q) |
|---|---|
| 軽い(金属屋根など) | 1.0 |
| 中程度(スレート) | 0.95 |
| 重い(瓦) | 0.90 |
スレート屋根に軽い金属屋根をかぶせても、重さの分類は基本的に変わりません。
一般的な金属屋根材を用いたカバー工法であれば、増加する重量はわずかであり、耐震評点への影響はほとんどの場合、数%以下にとどまります。
しかし評点が1.0ギリギリの場合などは、補正係数の影響で 基準未満になる可能性がないとは言い切れません。不安な方はカバー工法前に耐震診断を受けておくと安心です。
実は、耐震性にとってもっと大切なものがある

ここで重要なポイントがあります。
それは、建物の耐震性は屋根の重さだけで決まるものではないということです。
建物が地震で倒壊するかどうかは、次のような複数の要素で決まります。
● 柱や梁、壁などの骨組み(構造躯体)の強さ
● 壁の配置バランス
● 劣化の有無
● 建物の形状
● そして屋根の重さ
つまり、躯体が弱ければ、いくら屋根を軽くしても倒壊の危険は残ります。
逆に、構造がしっかりしていれば、屋根がやや重くても問題ないケースもあります。
重要なのは、「屋根材・重量・躯体」のバランス

結論から言えば、カバー工法による耐震性への影響はごくわずかであると考えられます。
実際、屋根を1.5倍に重くしても揺れや倒壊のリスクはほとんど変わらないという研究結果が報告されています。屋根の重さだけで耐震性が大きく変わるわけではなく、構造バランス(壁量など)や躯体強度の方がずっと重要という点が研究等により裏付けられています。
もともと住宅の耐震性は、屋根の重さだけで決まるものではなく、家そのものの構造、つまり骨組みの強さやバランスが本質的な要素です。
屋根の重さと建物の構造体(躯体)の強度とのバランスを見て判断することが、耐震性を考えるうえで重要な視点となります。
1981年以前に建てられた家は要注意。まずは耐震診断を

新耐震基準に適合している、または適切に補強された住宅であれば、評点で言えば 「1.0以上」 を想定しており、カバー工法による耐震性への影響はほとんどなく、基本的には問題ない と考えられます。
もしご自宅が築30年以上である場合や、耐震性に不安がある方は、一度耐震診断を受けてみるのがおすすめです。
安心して住み続けるために、「屋根のこと」と「家全体の強さ」をセットで考えてみてください。
まとめ

屋根カバー工法による重量の増加は、建物全体から見るとわずかであり、多くのケースで耐震性に影響を与えることはありません。また、ガルバリウム鋼板のような軽量な素材を選ぶことで、重量増加による影響を最小限に抑えることが可能です。
ただし、建物の構造や築年数によっては、影響が出る可能性もゼロではありません。築年数が古く耐震補強をしていない住宅は、まずは耐震診断を行いましょう。
耐震性を考えた時、本当に大切なのは、屋根材の重さと家の構造とのバランスです。屋根が軽くても、家の構造そのものが弱ければ倒壊リスクは存在するのです。
屋根カバー工法は耐久性とコストのバランスが良いリフォームとして多くの方に選ばれています。屋根リフォームをお考えの方は、屋根カバー工法を是非ご検討ください。
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