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ある朝、ふと家の外壁を見ると、剥がれや亀裂が目につく。
指で触れるとパラパラ落ちてくる。
「これ、放っておいて大丈夫だろうか」。
外壁は毎日、雨・紫外線・温度差にさらされています。
見た目の問題に思えても、剥がれは家の“肌荒れ”。
放置すれば、ひび割れや雨水の浸入を招き、下地の腐朽や断熱性能の低下、さらには大規模な修繕に発展することがあります。

だからこそ、いま感じている不安は正しいサイン。
この記事では、外壁の剥がれ補修費用のリアルを、具体例とともにわかりやすく解説します。

読み終えるころには「どの方法が自分の家に合うか」「どのくらいの費用が妥当か」「どこに気をつけて業者を選ぶべきか」が、はっきりとイメージできるはずです。

私たちは現地調査で“原因”から丁寧に見極め、必要十分なご提案を心がけています。「無駄な出費はしたくない。でも家は守りたい」——その気持ちに、プロとしてしっかり応えます。

外壁の剥がれはなぜ起きるのか(放置リスクまでイメージする)

外壁の剥がれは、主に経年劣化・紫外線・凍結融解・水分滞留・下地不良・前回塗装の密着不良などが原因です。
塗膜が硬化して追従性を失うと、温度差で微細なひずみが生じやすく、やがて端部から浮きや剥がれが現れます。

北面・軒の出が浅い面・風当たりが強い面は特に傷みやすい傾向です。
放置すると水分が塗膜内や下地に入り込み、エフロレッセンス(白華)、クラックの拡大、サイディングの反り、モルタルの爆裂、苔・藻の繁殖へと連鎖します。

最初は「部分補修で済む状態」でも、見過ごせば「外壁塗装の全面更新」や「サイディングの張り替え」まで跳ね上がることがあります。費用面だけでなく、工期や生活への影響も増えるため、早期対応がもっとも経済的です。

外壁 剥がれ 補修費用の全体像(まず“目安”を把握する)

外壁補修は業者への依頼がおすすめ!費用相場や料金を抑えるコツを紹介

外壁の剥がれ補修費用は、劣化の程度・面積・素材・足場の要否・付帯工事の有無で大きく変動します。

目安として、軽微な部分補修は数千円〜数万円、広範囲なら外壁塗装の更新で80〜150万円(一般的な延べ床30坪・2階建てクラス)、サイディングの張り替えでは170〜250万円前後まで視野に入ります。

正確に把握するには現地調査が必須で、原因(下地か塗膜か、雨仕舞いか)を押さえた上で、最小限で済むのか、面で整えるべきかを判断します。

補修方法と費用の比較表(症状・工事内容・相場をひと目で)

補修方法主な症状・工事内容費用の目安
部分補修(塗装の剥がれ 1〜数㎡)浮き・剥がれ部のケレン、下地調整、部分塗り1㎡あたり約1,700~5,000円
モルタル・サイディングの欠け・剥がれ欠損部の樹脂モルタル充填、パテ整形、部分塗り10,000~50,000円(部分)
サイディングの一部張り替え剥離が大きい板の交換、シーリング復旧、部分塗装30,000~100,000円(1〜数枚)
外壁塗装(全体補修)高圧洗浄、下地調整、下塗り+中塗り+上塗り80~150万円(一般的な2階建て)
サイディング外壁の塗装補修目地シーリング打替え+全体塗装60~180万円
カバー(重ね張り)工法既存の上に新規外装材を重ね張り1㎡あたり約15,000~20,000円
サイディング外壁の張り替え既存撤去、透湿防水シート・胴縁交換、新規張り170~250万円

※表の見方の補足:同じ塗装でも、下地補修量シーリングの打替え範囲使用塗料のグレードで幅が出ます。現地での劣化度合いと相場の“重なり”を確認することが大切です。

■部分補修で済むケースと費用感(小さく直すメリットを活かす)

小面積の剥がれや、樋の裏・窓回り・シーリング端部など局所的な劣化は、部分補修が有効です。
浮いた塗膜を確実に落とし、素地を整えてから密着性の高い下塗りを入れ、既存色に合わせて上塗りで馴染ませます。

色合わせが難しい場合もありますが、見切りを工夫すればほとんど目立たなく仕上げられます。

費用は1㎡あたり約1,700〜5,000円が目安で、欠け・剥離の充填整形を伴うと1箇所1〜5万円程度。足場を組まずに届く範囲なら費用が抑えられる一方、2階以上や急勾配屋根付近は安全のため足場が必要になることもあります。

部分補修の利点は、とにかく“今の悪化を止める”即効性。雨水の浸入を断ち、全体塗装のタイミングまで上手に持たせる橋渡しになります。

■サイディングの一部張り替え(板ごと交換で根本解決)

サイディングが大きく剥がれたり、反り・割れが進行している場合、板ごと交換が必要です。
該当枚数を外して新規材を取り付け、周囲のシーリングを復旧し、色合わせのために部分〜面で塗装します。

1〜数枚なら3万〜10万円程度が目安ですが、色柄の廃番・ロット差があると、周囲の面を含めて再塗装が必要になり、費用が上振れすることがあります。

交換後に既存と新設の段差や色差が残らないよう、仕上げ範囲の設計がポイントです。

■外壁塗装(全体補修)で“面”を整える(長期的なコスパを高める)

剥がれが点在している、チョーキングが全面に出ている、目地の劣化が広範囲に及ぶ——こうした場合は、外壁塗装で面を整えるのが合理的です。

工程は高圧洗浄→下地補修→シーリング打替え(必要範囲)→下塗り→中塗り→上塗り。
一般的な2階建てで80〜150万円が相場ですが、使用塗料(シリコン・ラジカル・フッ素・無機など)や、破風・雨樋・軒天など付帯部塗装の範囲で金額が変わります。

剥がれの主因が“密着不良”であれば、下塗りの選定(シーラー/フィラーの種類)やケレンのグレードが仕上がり寿命を左右します。

■サイディングの塗装補修(目地の健康が“家の呼吸”を守る)

シーリング(コーキング)工事

窯業系サイディングは、板と板の継ぎ目に弾性の目地材(シーリング)が入っています。ここが痩せたり割れたりすると、最短経路で雨水が入り、剥がれや凍害の原因に。

全体塗装の前に「打ち替え(古いものを撤去し、新たに充填)」か「増し打ち(上から継ぎ足し)」を選択します。
原則として劣化が進んでいる場合は打ち替えが望ましく、ここをケチると再劣化が早まります。

費用は60〜180万円のレンジですが、目地延長や窓回りの本数で上下します。シーリングの色は外壁色に馴染むよう選定し、見た目の美しさも保ちます。

■カバー工法(重ね張り)で見た目も断熱もアップ

既存外壁を撤去せず、その上から新しい外装材を重ねる方法がカバー工法です。施工中のゴミが少なく、工期が比較的短いのが長所。既存壁が雨水でボロボロでないこと、下地が健全であることが条件です。

費用目安は1㎡あたり約15,000〜20,000円。断熱一体型の外装材を選べば、冬の冷え込みや夏の熱ごもりを抑える効果も期待できます。

デザインの刷新と同時にメンテナンスサイクルを伸ばしたい方に向いています。

■サイディングの張り替え(根本再生の“フルメンテ”)

劣化が広範囲、下地まで傷んでいる、凍害で板が浮く・割れるなど症状が重い場合は、張り替えが最善です。既存外壁を撤去し、防水シート・胴縁を新規にやり替え、通気層を確保してから新しい外装材を張ります。

費用目安は170〜250万円。外装材のグレードや、付帯部のやり替え(雨樋・破風・軒天)で変動します。

初期費用は大きいですが、下地から健全化するため、以後のメンテナンス効率が高く、長期的な安心を得られます。

価格が上下する“見えない要因”(見積書の裏側を読み解く)

同じ「外壁塗装80〜150万円」でも、なぜ差が出るのか。それは、

①足場の条件(敷地の広さ、高さ、メッシュシートの有無)
②素地調整の手間(旧塗膜の状態、ケレンのグレード)
③シーリング工事の延長(打替え/増し打ち、窓回りの本数)
④塗料グレード(耐久年数とメーカー保証)
⑤付帯部の範囲(破風・樋・軒天・シャッターボックス)
⑥下地の傷み(補修量)
など、現場によって違う“中身”に起因します。

見積書は金額だけでなく、各工程の仕様が具体的に書かれているかを確認しましょう。
私たちは現地で実測・撮影したうえで、写真付きの診断書と仕様書をご提示します。

■足場代・付帯費用の正しい理解(追加請求を防ぐ3つの確認)

足場は安全と品質の土台。2階建ての一般的な住宅で、足場とメッシュシートで15〜25万円程度が目安です。
高所・狭小地・変形足場では上振れします。

付帯費用には、高圧洗浄・養生・廃材処分・下地補修・シーリング・付帯部塗装が含まれます。見積段階で「足場込みか」「付帯部のどこまで塗るか」「シーリングは打替えか増し打ちか」を明確にしましょう。

あとから“別途でした”を防ぐために、項目と数量が整合しているか写真付きで説明を受けることをおすすめします。

■費用を抑える5つのコツ 「安く」より「賢く」


1)早めの補修
小さな剥がれが広がる前に止めるのが最安の王道。部分補修で雨水の侵入を断ち、全体塗装を適切な時期まで先送りできます。

時間が経つほど手当ての“面積”が増え、工期も費用も膨らみます。

2)相見積もりの取得
最低でも2〜3社。金額の安い高いだけでなく、診断内容・工程・使用材料の説明の“腰の据わり方”を見てください。

仕様が薄いのに安いのは危険信号、仕様が過剰なのに高いのも見直し対象です。比較軸が揃うよう、同じ条件で依頼しましょう。

3)足場の共用(同時施工)
外壁塗装と屋根塗装、雨樋交換や破風板金巻きなど、足場を使う工事を同時に行えば、足場費用を1回にまとめられます。
1回で15〜25万円の足場を何度も立て直すより、長期的にお得です。

4)グレード選定の最適化


最上位塗料が必ずしもベストではありません。
日当たり・立地・将来の住み替え予定などで“投資回収”が変わります。10年住む予定なら、10年持つ塗料を。将来のライフプランも含めて選びましょう。

5)付帯部の線引き
全部乗せにせず、優先順位をつけるのも有効。
見た目や劣化度合い、予算に応じて、今回は外壁中心、次回に屋根や付帯部を回すなど、計画的に整える方法もあります。

■実例でわかる費用シミュレーション(家のサイズ別に具体像を掴む)

ケースA:部分補修のみで止める
・症状:西面の窓下に剥がれ1.5㎡、北面の基礎上に浮き0.8㎡
・工事:ケレン・下地調整・部分塗装(色合わせ)
・費用:1.5㎡×3,500円+0.8㎡×3,500円+諸経費=約8〜12万円
・ポイント:足場不要の高さで費用を圧縮。次回の全体塗装に備えた“延命治療”。

ケースB:30坪・2階建て、外壁塗装で面を再生
・症状:全体にチョーキング、南面で点在する剥がれ、目地痩せ
・工事:高圧洗浄→下地補修→目地打替え→下塗り→中・上塗り(ラジカル系)
・費用:外壁塗装110万円+シーリング打替え18万円+足場18万円=約146万円
・ポイント:次のメンテ時期を10〜12年に設定。総所有コストの観点で有利。

長野市村山 外壁施工前凍害

ケースC:サイディングのカバー工法
・症状:凍害による反りと塗膜剥離が広範囲、見た目を一新したい
・工事:通気層を確保しつつ金属サイディングで重ね張り
・費用:外壁面積160㎡×18,000円=約288万円(付帯工事込み)
・ポイント:断熱効果とデザイン性が同時に向上。将来の塗り替え周期が伸びる。

■見積書の正しい見方 “仕様の濃さ”が品質

・診断の具体性:写真と数量の根拠があるか。面積・延長・箇所数が明示されているか。
・工程の整合性:洗浄→下地→シーリング→下塗り→中・上塗り、が論理的に並んでいるか。
・材料のトレーサビリティ:メーカー名・製品名・期待耐用年数が書かれているか。
・保証とアフター:工事保証の範囲と年数、定期点検の有無。
・追加費用の条件:下地開口時に劣化が見つかった場合の取り決めがあるか。

仕様が薄いと仕上がりも薄くなります。数字と写真で語れる見積書こそ、信頼の証です。

よくある質問(最初の不安を解消するQ&A)

QA


Q. 目立つのは1箇所だけ。部分補修と全体塗装、どちらが得?
A. 剥がれが局所で、他は健全なら部分補修が経済的です。ただし、周囲にもチョーキングや微細クラックが出ているなら、面で整えた方が長期のコスパは良好。現地で“広がり”を判断します。

Q. 足場なしでできないの?
A. 2階以上や急勾配周りは安全面と品質面から足場が必要です。無理な脚立作業は仕上がりムラや事故リスクにつながります。足場費を有効活用するため、同時施工のご提案をします。

Q. カラーは自由に選べる?近所で浮かないか心配。
A. 既存との調和、屋根色・サッシ色との相性、周辺景観を加味してご提案します。試し塗りやカラーシミュレーションも可能。日陰・日向での見え方も確認しながら決めましょう。

Q. 保険や助成金は使える?
A. 経年劣化は対象外が基本ですが、風災・雪害など突発事故に伴う破損は火災保険の対象となる場合があります。自治体の省エネ改修と連動する工事で補助制度が使えることも。条件確認からお手伝いします。

“私たちが選ばれる理由”(原因を直す、無駄を削る、約束を守る)

【安心の保証制度】W保証・トリプル保証

外壁の剥がれは、塗れば一時的に隠せます。しかし原因が下地や雨仕舞いにあるなら、数年で再発してしまう。

私たちは「いま見えている剥がれ」ではなく「なぜ剥がれたのか」を現地で突き止め、最短距離で家を守る提案をします。

写真付きの診断書、工程ごとの報告、メーカー仕様に沿った正しい施工。派手な言葉より、誠実な仕事でお応えします。
予算に合わせて優先順位を設計し、いま必要な範囲だけに絞ることも可能です。

「やって良かった」と心から思える体験を、最後の片付けまで。

すぐ使えるチェックリスト(依頼前のセルフ診断と準備)

・指でこすると白い粉がつく(チョーキング)
・窓下や目地周りに局所的な剥がれ
・北面や1階基礎際に苔・藻の繁殖
・シーリングのひび割れ・痩せ
・外壁を叩くと浮いたような音

上のいずれかが当てはまるなら、早期の現地調査をおすすめします。図面(延床面積・立面図)や過去の工事履歴、希望色のイメージ写真があれば、見積もりの精度が上がり比較もしやすくなります。

まとめ|外壁 剥がれ 補修費用は“診断の質”で決まる

外壁の剥がれ補修費用は、部分で数千円〜数万円、面で整えるなら80〜150万円、根本から再生する張り替えでは170〜250万円がひとつの目安です。

しかし、本当に大事なのは“いくらで塗るか”ではなく“何を直すか”。原因に合った設計で、最小の投資で最大の安心を得ることができます。いま気づいたその違和感こそ、家を長持ちさせる最初の一歩。

私たちにご相談いただければ、現地で丁寧に診断し、写真と数字で納得できるご提案をお約束します。強引な営業や過剰提案はしません。あなたの家に本当に必要な工事だけを、適正価格で。

ご相談の流れ(お問い合わせから工事完了までの安心手順)

  1. 無料相談・日程調整
    お困りの症状・ご希望の工期・ご予算感を伺います。写真があれば事前診断がスムーズです。
  2. 現地調査・診断
    外壁の向き・日当たり・傷みの分布を確認。シーリングや役物回りも含めて原因を特定します。
  3. 図面確認・数量拾い出し
    面積や目地延長を実測し、見積の根拠を明確化。写真付き診断書をお渡しします。
  4. 仕様提案・見積提示
    部分補修案/全体補修案/将来計画を比較できる形でご提示。色や塗料グレードも併記します。
  5. 近隣挨拶・着工
    足場設置後、高圧洗浄・下地補修・シーリング・塗装の順に丁寧に施工。工程ごとにご報告します。
  6. 完了検査・保証書発行
    完了後はお客様と一緒にチェックし、気になる点は即是正。工事保証・アフター点検で長く見守ります。

最後に——“直す”のは壁だけではありません
外壁が整うと、家全体の表情が引き締まり、帰宅のたびに気持ちが軽くなります。小さな剥がれの不安が消えると、家族の会話も自然と前向きに。

私たちが直したいのは、壁の表面だけでなく、あなたの毎日の安心です。

外壁 剥がれ 補修費用の不安は、今日ここで終わりにしましょう。まずは現地調査のご依頼を。写真と数字で、一緒に最適解を見つけます。

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