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木造住宅をお持ちの方は、10年もすると外壁が色褪せてきたと感じるかもしれません。
ただ、毎日見ているので、あまり気づかないこともあります。
明らかに変わったと感じるのは汚れが着きやすくなったり、黒ずみや雨染みが確認できたりする時です。ただ、色褪せが塗装のベストなタイミングなだけに、今一度、外壁を確認したいところです。
新築時の写真が撮ってあれば見てみることで違いが分かるかもしれません。また、新築を建てた時の、外壁のサンプルが残っていれば、比較に使えます。物置などがあれば、紫外線があたっておらず色合いが変わっていないので分かりやすいでしょう。

この記事のPOINT

☑ 木造住宅は塗装した方が良いか?
☑ 木の建材のメリット、デメリット
☑ 木造住宅はいつ塗り替える?塗り替え時期を判断する基準を紹介
☑ 劣化の症状から塗り替え時期を判断する

木造住宅は塗装した方がよいのか?必要ないのか?

木材は古くからよく使われている建材ですが、日本で育った木は特に長持ちするとされ、当たり前のように使われてきました。森林資源が豊富で、梅雨時などでも過ごしやすい環境に整えてくれるなど、日本の気候風土に適してるからです。そんな木材には以下のような特徴があります。

木の建材のメリット

軽くて丈夫
違う種類の材料の強度を比べる方法としては、同じ重さで比較します。
木材は引っ張り強さが鉄の4倍、圧縮強さがコンクリートの9.5倍あります。
耐久性に優れる
寺社仏閣を思い浮かべていただければ分かりますが、しっかりとメンテナンスされた木材は長持ちします。桧の柱は、200年ほど経過した時期が一番強度があるといわれています。
断熱性能がある
鉄やアルミやコンクリーと比べて断熱性があります。
断熱性がなければ、冬は寒く、夏は暑くなってしまいます。木の床であれば冬でも底冷えしにくいのは、断熱性があるためです。
湿度を調節する機能がある
木は室内の空気に含まれる水分が多ければ、湿気を吸い、乾いていれば放出します。
湿度を調整し、結露を発生しにくくしています。
加工がしやすい
鉄やコンクリートと違って加工が容易です。そのため、様々なものにも使われています。
床材を簡単に交換できたり、DIYで棚がつくれたりするのは、加工性に優れているからです。
温かみがあり人に優しい
自然由来の建材だけに温もりがあり、人に優しいです。肌触りや香りには癒しの効果があることが分かってきています。
無垢の材料は接着剤による加工がされておらず、無害でもあります。

一方で、木材には以下のようなデメリットがあります。

木の建材のデメリット

燃える
木は燃える性質があります。しかし高温になっても鉄のように溶けることがありません。燃え残る部分が、強度を保ってくれるので崩れ落ちることが少なく構造材として適しています。
高温多湿の環境では腐りやすい
腐ることも、木の特徴です。自然由来であるが故の欠点でもあります。
ただ、建物のすべてを木でつくる必要はなく、風通しを考え、適材適所で使い分ければ問題はなくなります。
日光や紫外線により変色する
紫外線によって、色が変形します。
割りばしのように白かった色が、時の経過と共に、茶色になっていきます。これも無垢材の良さと捉えることができます。
変形しやすい
木は湿度によって伸縮します。繰り返すことで反ってきたり、繋いだ部分だけ浮いてきたりします。
古くなっていくことを楽しむことができるのも木だからこそのものです。
それでも、という方は張替えやヤスリで削り塗り直すことで再生ができます。
シロアリに食われる
木はシロアリの餌となります。
シロアリは雑食性で木材だけでなく、プラスチックや、繊維、皮、コンクリートなどをも餌になります。防蟻性のある塗料を塗る事で防ぐ事ができます。
節がある
杉や桧などには節があります。
節があるか無いかの好みは人それぞれですが、精密にプリントされた建材と違い、節の凹凸や、一枚いちまいの表情の違いは無垢材にしかない良さでもあると捉えることができます。

上記にあげた問題から、木材を保護するための効果的な手段として塗装が行われています。
例えば、床束に使う木材は防腐剤を塗る事があります。

木造住宅はいつ塗り替える?判断する基準とは

木造住宅の塗り替えるといっても、どのように判断すればよいのでしょうか?
前述したようにベストなタイミングは色褪せてきた時ですが、厳密にいえば、新築時や塗り替え時に使った塗料によって劣化する時期が変わってきます。塗料のグレードで耐久性が違うからです。
例えば、ウレタンで塗装された外壁の場合、7年から10年で塗り替えが必要となります。一方で耐久性の高いフッ素や無機塗料では、15年以上持たせることができます。
外壁が色褪せていたり、コーキングが剥がれてきているなどの劣化が見られる場合メンテナンスの時期がきています。このような外観に現れる劣化症状を見て塗り替えの時期を判断しましょう。

劣化の症状が見られたら塗り替えのタイミング

外壁に以下のような劣化がみられた場合、塗装を検討する必要があります。

1.色褪せ

色褪せは、劣化の最も初期に現れる症状です。
色褪せとは、以前よりも色が薄くなったり、艶がなくなる状態です。
住まいが古く見えるようになるだけでなく、塗膜の防水性能が低下してきている段階です。進行すると雨水への抵抗が弱くなっていきます。また、防汚性や坊藻性、防カビ性なども低下していきます。
段階が進むと外壁にカビや藻が着きやすくなります。

2.外壁を触ると粉が付く(チョーキング)

チョーキング

外壁を触ってみて、白いチョークのような粉が付くことがあります。
これは、チョーキングという現象で、塗られていた塗膜が紫外線や雨などによって劣化し分解されて、粉になったものです。例えば、新しい時には強度があるプラスチックでも、古くなると握るだけで粉々になるような、そんなイメージです。
外壁を見る際には、地面に白い粉が落ちていないか、剥がれた塗膜がないか確認してみましょう。

3. 外壁にカビなどがある

劣化したまま放置しておくと、外壁にカビやコケが発生します。
特に北面の日差しが当たりにくく風通しが悪い場所はカビが発生しやすいです。定期的に、風通しの悪い場所を中心にカビやコケが発生していないか、変色がないか確認してみましょう。

4.塗料がひび割れている

塗膜の剥離

塗膜にひびが入るのも劣化現象の一つです。ひびから水が入り剥がれにもつながります。
また、ひびの深さによって劣化の症状が違い、深い場合は下地や外壁そのものにダメージを与えてしまう可能性があります。

5.塗膜が膨らんでいる

経年劣化によって既存の塗膜に膨らみができる場合があります。
ひび割れや、はく離した場所から雨水が浸入すると、外壁と塗装の間に入り込むことがあります。
外壁が日差しで暖められると水分が蒸発して、塗膜に力が加わります。塗膜が外壁にくっついている密着力が失われて膨らみます。下地材へも影響を与える劣化現象であるため、メンテナンスを検討しましょう。

まとめ

木造住宅の外壁の塗り替えのタイミングはご理解いただけましたでしょうか?
建ててから点検したことがなければ、外壁をチェックすることをおすすめします。
気になることがあれば、メモや写真で残しておきましょう。小さな場所だと、探してもなかなか見つけられない事も考えられます。
どの場所にどんな症状が見られたのか控えておくことで、相談される業者にも伝えやすくなります。

プロタイムズ長野若里店でも外壁の無料点検を行っています。外壁に気になることがあれば、まずはご相談ください。

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