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【必見】金属サイディングの白錆問題!予防とメンテナンス方法を紹介
2025.04.22
外壁材のこと
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金属サイディングは、その耐久性や美観から多くの住宅で採用されています。しかし、白錆(しろさび)という問題に直面することがあります。
白錆は、主に亜鉛メッキされた金属表面に発生しやすく、見た目を損なうだけでなく、長期的には金属の劣化を引き起こす可能性があります。
このブログでは、金属サイディングの白錆問題について詳しく解説し、予防方法や適切なメンテナンス方法を紹介します。これにより、住宅の美観と耐久性を保つための具体的な対策を学ぶことができます。国内での実例や専門家のアドバイスも交えながら、白錆対策のポイントを押さえていきましょう。
☑ 金属サイディングに発生する白錆の正体
☑ 金属サイディングは定期的な水洗いによるメンテナンスが必要
☑ 白錆は発生してしまったら、塗装を検討する
☑ 他にも!金属サイディングが錆びる原因 異種金属との接触/木材やコンクリートとの接触
金属サイディングに発生する、白錆とは
「耐久性が高く、メンテナンスが容易だと聞いて金属サイディングを選んだのに、数年後には錆びが出てきた」という声をよく耳にします。特に多いのが白錆の発生ですが、この白錆はメーカー保証の対象外となっているのです。金属サイディングを選ぶ際には、こうしたリスクも考慮する必要があります。
白錆の正体
白錆は、ガルバリウム鋼板やトタンの表面にできる白いサビのことで、金属の表面を守っている亜鉛が酸素と結びついて形成されます。腐食を促進する物質が表面に付着すると、この亜鉛が溶け出し、赤錆ができるのを防いでいます。
つまり、白錆が発生しているということは、鋼板を赤錆から守る作用が働いているということです。
白錆は表面だけに留まるので、耐久性に直接影響を及ぼすことはありませんが、美観を損ねます。特に黒や濃色の外壁では目立ちやすいです。

同様に、アルミニウムやステンレスは不働態皮膜と呼ばれる薄い膜がにより保護されているため錆びにくいとされています。しかし、腐食を促進する原因物質に長時間触れることにより白い汚れが付着します。
この腐食を促進する物質とは、海塩粒子や黄砂、硫黄、排気ガスに含まれるナトリウム塩素などがあります。これらの原因物質が堆積することで白錆の発生に繋がります。
酸性雨や大陸からの大気汚染物質など、最近はより環境条件が厳しくなっていることも白錆の発生に影響しています。
金属サイディングは定期的な水洗いが必須

白錆の原因となる物質は、通常、外壁に付着しても雨で洗い流されます。しかし、軒下や庇、出窓の下など雨が当たりにくい場所では、それらの物質が堆積しやすく、白錆が発生しやすくなります。
そのためパンフレットやカタログには、雨水がかからない場所は水洗いをするよう書かれています。
尚、パンフレット等で推奨されている水洗いの頻度は以下の通りです。
・海岸地帯 年4回
・工業地帯 年3回
・市街地 年2回
・田園地帯 年1回
金属サイディングはメンテナンスが少ないと思われがちですが、実際には定期的なケアが欠かせません。その一つが水洗いですが、十分に周知がされていないために、数年後に白錆が発生してしまうケースがあるのです。
金属サイディングメーカーでは、塗膜のひび、割れ、剥がれや赤錆、穴あきについては一定の保証期間を設けて対応していますが、白錆は、水洗いなど適切なメンテナンスを行うことである程度防ぐことができるため、メーカーの保証対象外となっていることが多いのです。
金属サイディングのメンテナンス

白錆を防ぐ、水洗い方法
白錆対策として、年に数回、ホースの水などで洗い流します。雨水が当たりにくい場所、汚染物質が堆積しやすい場所をしっかりと洗い流すようにします。
軒下や庇の下、出窓の下やバルコニー下など入り組んだ部分、給湯器・暖房機などの燃焼ガスが発生する部分は重点的に水洗いしてください。
水洗いで落ちない汚れは、中性洗剤を1~2%に希釈し、柔らかいスポンジで洗浄します。その後、水でよく洗い流し、洗剤の成分が残らないように注意してください。洗剤の成分が残ったままだと白錆の原因になることがあります。
高圧洗浄機は水圧が高すぎて表面のコーティングを剥がしたり、隙間から水が入って雨漏りの原因になるため、使用しないでください。
換気扇のフードは、下から水をかけると中に入ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
白錆が発生してしまったら

白錆は表面上にのみ発生しているため、ブラシやヤスリなどで研磨すると落ちることが多いです。ただし、その際に傷がつくことは避けられません。
白錆によりメッキ層が徐々に溶け出し、無くなるとやがて赤錆が発生してしまいます。白錆の発生は塗膜が劣化しているサインでもあるので、再塗装を検討しましょう。
その他、金属サイディングに必要なメンテナンス

金属サイディングは、年に1回程度目視で確認できる範囲を自身でチェックすることで、早期に問題を発見することができます。
サイディング本体にキズやへこみ、変形や浮きがないかを確認します。ガルバリウムのように鋼板にメッキした金属の場合は、傷がつくとメッキが剥がれ鋼板が露出するため、そこから錆が発生する可能性があります。
表面にチョーキングや変色、錆が発生していないか確認します。金属サイディングも紫外線により劣化します。塗膜の劣化は錆が発生しやすくなるので、塗装を検討するタイミングです。
シーリングは剥離や亀裂が発生していないかを確認します。シーリングが劣化すると、雨水が侵入しやすくなり、内部の腐食やカビの発生原因となります。
特に地震や台風の後には、必ず外壁材の点検を行いましょう。
これらの点検を定期的に行うことで、金属サイディングの寿命を延ばし、建物全体の耐久性を高めることができます。
自身で確認が難しい場所は、5年に一度、専門業者に確認を依頼すると良いでしょう。
白錆だけじゃない 金属サイディングが錆びる原因

異種金属との接触
電食とは、異なる金属が接触することで発生する腐食現象です。異なる種類の金属が触れ合っている場所に雨や結露などで水が入ると、電気が通ります。
このとき、特に電気を通しやすい金属からそうでない金属に電子が移動し、電気を通しやすい金属が溶け出します。これが電食により金属が錆びたり腐ったりする原因です。
具体的には、銅とガルバリウム鋼板が接触すると、ガルバリウム鋼板が優先的に腐食し、早期に穴あきが発生する可能性があります。
例えば外壁に取り付けた照明、フックなどから電食が発生することがあります。また、建物の近くに工場がある、鉄道の線路が近くにある場合、鉄粉が飛来し、外壁に付着してもらい錆を引き起こすことがあります。外壁に立て掛けた自転車も同様に、腐食の原因となることがあります。
防腐処理された木材やコンクリートとの接触
防腐・防蟻剤処理された木材は、木材の耐久性を高め、シロアリの被害を防ぐために重要です。しかし、これらの処理剤が金属と接触し、湿気や水分の影響を受けると、錆が発生しやすくなります。
特に銅を含む処理剤が使われた木材がガルバリウム鋼板と接触し、さらに結露などの水分が加わると、鋼板は非常に短期間で腐食してしまいます。木材と金属が接触する部分には絶縁材を使い、また雨水や結露水が流れ込まないような構造にしましょう。
同様に、コンクリートも水に濡れるとアルカリ成分が溶け出すことで、接触している鋼板のメッキ層を溶解させてしまうことがあります。コンクリートとの接触部分には防水対策を施すことが重要です。
なお、施工時には、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
金属サイディングのメンテナンスまとめ

金属サイディングは、その耐久性と美観から多くの建物で採用されています。しかし、経年により白錆が発生することがあります。
白錆を防ぐには定期的な「水洗いによるメンテナンス」が必要です。年に数回、ホースの水で外壁の汚れを洗い流しましょう。特に、雨水のかかりにくい部分や入り組んだ部分は重点的に洗い流すようにしてください。
塗装による保護も有効です。白錆が発生したということは、表面の塗膜が劣化しているサイン。塗装し直すことで美観を取り戻すだけでなく、金属サイディングの寿命を延ばすことができます。
金属サイディングは5年に一度、専門業者による定期点検を受けましょう。プロタイムズ長野若里店では外装劣化診断士による正確で専門的な診断を実施しています。プロの目で見てもらうことで、見逃しがちな傷や凹みなども早期に発見でき、対策を講じることができるでしょう。
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