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雨樋の素材別徹底比較!「壊れてから」では遅い!雨樋のメンテナンス方法
2025.07.28
雨漏り・雨漏する理由
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ふと見上げた雨樋が歪んでいたり、雨のたびに大きな雨音がして「これって大丈夫なのかな」と不安に感じたことはありませんか?
大雨の時以外はあまり意識することのない雨樋ですが、実は家を守るためにとても重要。雨樋の劣化や詰まりを放置すると、外壁の汚れや腐食だけでなく、雨漏りや基礎部分のダメージといった深刻なトラブルに繋がる可能性もあるのです。
実際、雨樋の不具合に関するご相談より、雨漏りしてからのご相談の方が多いです。
本記事では、雨樋に使われるさまざまな素材の特徴や、それぞれに適したメンテナンス方法について詳しく解説します。
これから本格シーズンに入る台風やゲリラ豪雨に備えて「そろそろ見直した方がいいかも…」と思った方は、ぜひ最後までご覧ください。
☑ 雨樋は、雨水をコントロールして外壁や基礎を守っている
☑ 雨樋に使われる素材は塩ビ、ガルバリウム、銅、ステンレス、アルミなどがある
☑ 雨樋は定期的なメンテナンスが必要
☑ 雨樋の修理は保険でカバーできる場合がある
そもそも、雨樋の役割って…?

雨樋は家を守るために欠かせない存在なのです。雨樋がちゃんと機能しているか否かで、家の寿命は大きく異なってくるのです。
屋根からの雨水をコントロールしている
雨が降ると、屋根に当たった水が一気に流れ落ちてきます。
雨樋はこの雨水を受け止めて、地面の排水口まで適切に流すための通り道です。
もし雨樋がなければ、雨水が軒下に滝のように落ちて、外壁や基礎が水浸しになります。
外壁や基礎を守っている

雨樋がしっかり機能していれば、屋根から流れ落ちる雨水が外壁に直接かかるのを防ぎます。
外壁に雨が当たり続けると、塗装の劣化が早まり、ひび割れやカビ、コケの原因になります。ひび割れた箇所から雨水が入り込み、雨漏りにつながるケースも。雨水が軒先や軒裏にまわってしまうと、木材の腐食など建物の傷みに繋がることもあります。
さらに、雨水が正しく排水されずに地面へ勢いよく落ちると、泥はねや地面の削れを引き起こし、跳ね返った水や湿気が基礎部分を傷めてしまうことも。
この状態が続くと、基礎のコンクリートにヒビが入ったり、シロアリが繁殖するリスクもあります。
きちんと排水できる状態を保つことで、雨筋汚れや泥はねを防ぎ、外壁の美しさを長く保つことにもつながります。
騒音を防ぐ
雨樋は雨水が直接地面に落ちる音を軽減します。
滴下する場所によっては、水滴が当たる音がうるさいとご近所トラブルに発展するケースもあります。立地によっては自宅では気にならなくても、隣家や裏に住んでいる方には大きな音になっており、ストレスに感じることもあります。
雨樋に使われる素材とその特徴
雨樋は建物の外観を整え、雨水を効率よく排出するために欠かせない設備です。素材によってその特徴や利点が異なるため、適切な選択が重要です。
塩化ビニール樹脂
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塩化ビニール樹脂(PVC)は、雨樋の素材として最も多く採用されています。その理由は、軽量で取り扱いやすく、コストが比較的低いこと。
耐用年数は約20年、塗装による適切なメンテナンスで劣化の進行を抑え、寿命を延ばすことも可能でしょう。
耐候性の高い塩ビ樋も普及していますが、南向きの軒先や日当たりのよい場所では、ひび割れなどの経年劣化が早まります。「耐久性はそこそこでも、手頃な価格で済ませたい」と考える方には、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ただし、耐熱性・耐寒性が低いのがデメリット。高温地や寒冷地などの環境下では強度や耐久性が大きく落ちます。強い衝撃を受けると割れやすいため、台風など災害時には破損などに注意が必要です。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、雨どいの素材として近年人気が高まってきています。それは、雨樋の素材として非常に優れた耐久性を持っているから。錆びにくく、塩ビ製よりは高いですが、金属製の雨樋の中では安価です。さらに、ガルバリウム鋼板は軽量でありながら強度が高く、強風による変形にも強いです。
耐用年数は約30年。錆びにくい素材ですが、必要に応じて錆止め塗装をすると良いでしょう。
長期的な視点で見ると、メンテナンスコストを抑えることができるため、経済的な利点も大きいです。
銅製雨樋

銅製雨樋の魅力は、その美しい外観と耐久性にあります。
時間が経つと赤褐色から緑青(ろくしょう)と呼ばれる緑色の錆が表面に現れ、独特の風合いを生み出します。銅は腐食に強く、耐久性が高いため、長期にわたって使用することができます。
注意点としては、酸性雨や塩害に弱い点と、アルミや亜鉛メッキ鋼など、異なる金属と接触すると、電食(腐食)が起きることがあります。雨樋の周囲に設置されている他の金属部材との相性にも注意が必要です。
環境によって異なりますが耐用年数は30年以上。穴が空くことがあるので、定期的な点検・交換が必要になるでしょう。
また銅は他の素材に比べて高価なため、予算に制約がある場合は慎重な検討が必要です。
ステンレス、アルミニウム

ステンレスやアルミニウムは、雨樋の素材としてはあまり流通していません。錆に強く耐久性が高い素材ですが、ほかの素材の雨樋と比べると価格面でかなり高額なためです。工場の樋など、メンテナンスしにくい部分で使用されることが多いです。
耐用年数は30年以上。メンテナンスは不要です。
雨樋のメンテナンスが必要な理由

雨樋のメンテナンスは、家を長持ちさせるためにとても重要です。
定期的に掃除や点検を行うことで、雨水をスムーズに排水できる状態を保つことができます。
雨水がきちんと排水されれば、外壁が濡れて傷んだり、基礎に湿気がたまってひび割れたりするのを防げます。
こうしたトラブルを未然に防ぐことは、結果的に建物全体の寿命を延ばすことにつながります。
定期的な掃除と点検方法

雨樋は、屋根に降った雨水を地面まで安全に排水する役割を担っており、外壁や基礎を水の被害から守っています。
しかし、落ち葉や土ぼこり、小枝などが溜まると雨樋が詰まり、雨水がうまく流れず、オーバーフローを引き起こす可能性があります。定期的に点検と掃除をすることで雨樋の機能を維持し、建物を守ることができます。
まずは落ち葉や小枝、泥、鳥の巣などの詰まりがないか目視しましょう。可能であれば脚立を使って雨樋の中をのぞき込みます。
次に、傾き・たわみをチェックしましょう。水が溜まっている箇所や明らかに傾いている部分がないか確認します。
継ぎ目・接合部の漏れ・ゆるみも確認します。継ぎ目の隙間や接着部分にひび割れやズレがないか目視でチェックし、水漏れがないかホースで水を流すとわかりやすいです。
また、素材によっては錆びの有無も見逃さないようにしましょう。錆びは、一度発生すると一気に広がっていきますので注意が必要です。
メンテナンス頻度とその効果

雨樋の掃除は、一般的には年に1~2回が推奨されています。特に秋から冬にかけては、落ち葉や雪がたまりやすく、詰まりが発生しやすい時期です。
雨樋の塗装は、素材により、外壁塗装とセットで行うのが良いでしょう。
雨樋は、必ず塗装をしなければいけないものではありませんが、経年と共に錆びや色あせが発生しやすくなり、きれいになった外観との差が目立つことになります。
耐用年数を超えた雨樋は破損、変形、破れ、金属の腐食などの不具合が発生しやすくなります。雨樋に割れや変形などの不具合が生じている場合には、築年数などを考慮したうえで、雨樋の部分交換もしくは全交換をご提案します。
メンテナンスを定期的に行うことで、雨樋の機能を維持し、建物を守ることができます。
>雨どいの落ち葉詰まりを防ぐ!注意すべきポイントと解決策【完全版】
雨樋のトラブルとその対処法

オーバーフローの原因と解決策
オーバーフローの原因は、主に雨樋の詰まりや傾斜の不適切さにあります。
落ち葉やゴミが雨樋に溜まっていたり、設置時の傾斜が不十分だと水がスムーズに流れず、オーバーフローを引き起こすことがあります。
解決策としては、定期的な掃除と点検が重要です。特に秋には落ち葉が溜まりやすいので、こまめに掃除を行いましょう。
傾斜の問題は、専門業者に依頼して調整してもらうのが賢明です。
また、雨樋のサイズが適切でない場合もオーバーフローの原因となるので、建物に適したサイズを選ぶことが大切です。
>【雨漏りの原因】雨樋のオーバーフローを防ぐ!原因と対策を詳しく解説
雨樋の修理は保険でカバーできるか?
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雨樋の修理が保険でカバーされるかどうかは、加入している保険の種類や契約内容によります。
一般的に、火災保険や住宅総合保険には自然災害による損害が含まれることが多く、台風や大雪などの自然災害で雨樋が破損した場合、保険で修理費用がカバーされる可能性があります。
しかし、経年劣化や日常的な使用による損傷は保険の対象外となります。
「保険が適用されるか心配…」という方は、まず契約内容を確認し、必要であれば保険会社に直接問い合わせてみると良いでしょう。
また、保険金の請求には、破損状況の写真や修理見積もりが必要となる場合があるため、プロである修理業者に調査をお願いするのが良いでしょう。
まとめ

雨樋は、家を雨から守るための大切なパーツです。雨漏りといった深刻な被害になる前に、定期的にメンテナンスを行いましょう。
雨樋の素材は、耐久性や価格、見た目に大きな影響を与えます。適切な素材を選ぶことで、長期的なメンテナンスの手間を減らし、コストを抑えることが可能です。
また、落ち葉やゴミの詰まり、継ぎ目の劣化、金具のゆるみといった異常は、早めに対処することで大きなトラブルを防ぐことができます。雨樋の状態を日頃からチェックし、必要に応じて清掃や修理を行えば、雨樋本来の役割を長く果たし続けてくれるでしょう。
自然災害による雨樋の破損・変形については、加入している火災保険で修繕できる場合があります。
保険が適用できるか調査して欲しい、申請の方法が知りたいというご相談もお気軽にお問い合わせください。お客様にヒアリングさせていただき、被害箇所を確認のうえ書類作成のお手伝いをさせていただきます。
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