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屋根の雨漏りというと、
「屋根材が割れたから」、「瓦がズレたから」
と思われがちですが、実際に原因を追っていくと、屋根材そのものではなく、その下にあるルーフィングの劣化や破断に行き着くケースが非常に多くあります。

ルーフィングは屋根材の下に隠れているため、劣化が進んでも外からは分かりにくく、気づいたときにはすでに破断していることも少なくありません。
そのため、「屋根材はまだ大丈夫そうに見えるのに雨漏りしている」という状況が起こるのです。

この記事では、雨漏りと深く関係するルーフィングの役割劣化のリスク、そして後悔しないためのルーフィング選びと注意点について、分かりやすく解説します。

この記事のPOINT

☑ ルーフィングは屋根材の下で雨水侵入を防ぐ最後の防水層
☑ 劣化は屋根材の下で目に見えず進行し、破断すると雨漏りや構造材の劣化につながる
☑ 種類や耐用年数に応じたルーフィング選びが屋根の寿命を左右する
☑ 定期点検と適切な交換時期の把握が雨漏り防止の鍵
☑ 信頼できる施工業者を選び、施工実績や保証内容を確認することが重要

ルーフィングの基本とその重要性

ルーフィングとは?屋根を守る“本当の防水層”

ルーフィングとは、屋根材の下に敷かれる防水シート(下葺き材)のことです。
普段は目に見えませんが、屋根の防水性能を最終的に左右している、最も重要な部材といえます。

屋根の表面に見えているスレート・瓦・金属屋根は、雨を受け流す役割を担う「一次防水」です。
ただし屋根は、屋根材の重なりや隙間から雨水が入り込むことを前提に設計されています。

その雨水を受け止め、建物内部への侵入を防いでいるのが、二次防水であるルーフィングです。

ルーフィングは野地板の上に施工され、軒先から棟へ向かって重ね張りされます。
万が一、屋根材が割れたりズレたりした場合でも、雨水の侵入を防ぐ“最後の砦”として機能します。

特にスレート屋根は、屋根材自体の防水性が高いわけではなく、実際に雨を止めている主役はルーフィングだと考えてよいでしょう。
また、勾配が緩い屋根ほど雨水が滞留しやすいため、ルーフィングの性能や施工精度はより重要になります。

ルーフィングの耐久性が屋根の寿命を左右する

屋根をどれだけ長く保てるかは、表面の屋根材よりもルーフィングの耐久性に大きく左右されます。
いくら高耐久な屋根材を使っていても、防水層であるルーフィングが先に劣化すれば、雨漏りは確実に起こります。

ルーフィングが劣化すると、雨水は屋根下地へ回り込み、野地板や構造材の傷みにつながります。
この状態になると、屋根材の交換だけでは済まず、下地補修を含む大掛かりな工事が必要になるケースも少なくありません。

初期費用を抑えた安価なルーフィングは、耐用年数が短くなりがちです。
屋根材がまだ使える状態でも、防水層が先に寿命を迎えれば、屋根材を一度すべて撤去して張り替える必要があり、結果的にメンテナンスコストが高くなる傾向があります。

一方、耐久性の高いルーフィングを選べば、屋根材と防水層の寿命を揃えやすくなり、将来のリフォーム計画も立てやすくなります。
屋根の寿命は、防水紙で決まると言っても過言ではありません。

ルーフィングの種類と耐用年数

ルーフィングは種類によって、耐久性や防水性能に大きな違いがあります。
違いのポイントは主に、「耐用年数」「防水の安定性」「付加性能(遮熱・透湿)」の3点です。

アスファルトルーフィング

一般的に最も多く使われている、標準的なルーフィングです。
価格が安く初期費用を抑えられる一方、耐用年数は約10年前後と短めで、屋根材より先に劣化しやすい点には注意が必要です。

コスト重視の選択ではありますが、長期的に見ると張り替え回数が増え、結果的に割高になるケースもあります。

改質アスファルトルーフィング

アスファルトに改質材を加え、耐久性と柔軟性を高めたルーフィングです。
温度変化や建物の動きによる劣化が起こりにくく、防水性能が安定しています。

耐用年数の目安は20〜30年程度で、スレート屋根や金属屋根の寿命と合わせやすく、戸建住宅では基準となる選択肢と言えるでしょう。
初期費用はやや上がりますが、長期的なコストパフォーマンスに優れています。

粘着層付きルーフィング

裏面に粘着層があり、野地板に密着させて施工するタイプです。
釘穴や重ね部分からの雨水侵入リスクを抑えやすく、施工精度による性能差が出にくい点が特長です。

勾配が緩い屋根や、風の影響を受けやすい立地では、防水性能の安定性を重視した選択肢となります。

透湿防水ルーフィング

雨水は遮断しながら、屋内側の湿気を外へ逃がす構造を持つ高性能ルーフィングです。
結露による野地板の劣化を抑えやすく、防水層を健全な状態で長く保ちやすいのが特長です。

高断熱・高気密住宅や、湿気がこもりやすい屋根構造では、採用メリットが大きくなります。

遮熱ルーフィング

防水性能に加えて、日射熱を反射する遮熱層を備えたルーフィングです。
夏場の屋根裏温度上昇を抑えることで、室内の暑さ軽減や屋根材・下地への熱ダメージ低減が期待できます。

遮熱性能は快適性向上の面で有効ですが、あくまで防水性能を補助する付加価値として捉え、耐用年数や施工条件もあわせて確認することが重要です。

高分子系ルーフィング

高分子系ルーフィングは、耐久性と伸縮性に優れた高性能な防水紙です。
合成ゴムや合成樹脂を主原料としており、気温差や建物の動きによる影響を受けにくい特長があります。

軽量で扱いやすいため、カバー工法(重ね張り)との相性が良い点もメリットです。
適切な施工が行われれば、耐用年数は20~30年程度が期待でき、金属屋根や勾配の緩い屋根など、防水性能を重視したい屋根に採用されることがあります。

不織布ルーフィング

不織布ルーフィングは、破れにくく寸法安定性に優れた高耐久タイプの防水紙で、耐用年数の目安は20~30年程度です。
ガラス繊維や合成繊維を使用した構造により、引張強度が高く、温度変化による伸び縮みが起こりにくい特長があります。

施工後にシワやたるみが出にくく、防水層を安定した状態で保ちやすいため、金属屋根やスレート屋根、勾配の緩い屋根に向いています。
新築や全面葺き替え時に採用すると、屋根材の寿命と防水層の寿命を合わせやすくなります。

ただし、換気不足や結露が続くと劣化が早まるため、屋根裏環境にも配慮することが重要です。

ルーフィング選びのポイントと注意点

ルーフィング選びで重要なのは、初期費用の安さではなく、屋根材の寿命と防水層の寿命を揃えられるかという視点です。

選ぶ際は、以下の点を意識すると失敗しにくくなります。

  • 屋根材の耐用年数に見合ったルーフィングか
  • 屋根の勾配や地域の気候条件に合っているか
  • 将来の張り替え回数を含めたトータルコストで考えているか

新築・リフォームを問わず、使用するルーフィングの種類や製品名、耐用年数、保証内容まで確認したうえで選ぶことが、屋根を長く安心して使うための重要なポイントです。

おすすめのルーフィングとその選び方

ルーフィング選びで重視したいのは、耐用年数と防水性能のバランス
その点で、まず検討したいのが改質アスファルトルーフィングです。一般的なアスファルトルーフィングより劣化しにくく、防水性や耐熱性が安定しており、戸建て住宅では耐用年数20〜30年程度を目安に選びやすい素材です。屋根材の葺き替え時期とも合わせやすく、長期的に見て無理のない選択と言えます。

地域条件に合わせた選び方も重要です。
雪や雨が多い地域では、湿気を外へ逃がしながら雨水を防げる透湿防水ルーフィングが適しています。
夏の暑さが厳しい地域では、屋根裏の温度上昇を抑えやすい遮熱ルーフィングを検討すると、快適性の向上が期待できます。

また、金属屋根や勾配が緩い屋根では、防水性能がより重要になるため、高分子系や粘着層付きルーフィングを採用することで、雨漏りリスクを抑えやすくなります。

予算を重視する場合でも、初期費用の安さだけで判断せず、耐用年数あたりのコストを比較することが大切です。
見積もりの際は、使用するルーフィングの製品名や保証内容を確認し、住まいの条件に合ったものを選ぶことで、長く安心して使える屋根につながります。

ルーフィングのメンテナンスと交換時期

下葺き(したぶき)/ ルーフィング

ルーフィングは屋根材の下に隠れているため、劣化に気付きにくい部材です。
しかし、防水層が寿命を迎えると、見た目に問題がなくても雨漏りは発生します。

築年数が10年を超えている住宅や、屋根リフォームを検討するタイミングでは、ルーフィングの耐用年数を意識し、必要に応じて張り替えを行うことが大切です。

屋根材と同じくらい、ルーフィングを重視すること。
それが、住まいを長く守るための確実な対策と言えるでしょう。

劣化したルーフィングが引き起こす問題

ルーフィングが劣化したまま放置されると、雨漏りだけでなく、建物の構造そのものに深刻な影響を及ぼします。
屋根材の下で防水層として機能しているルーフィングに破れや穴が生じると、屋根材が健全な状態でも、雨水は野地板へ到達してしまいます。

実際に、屋根の雨漏り原因を調査したリフォーム会社や業界資料を見ると、屋根材の割れやズレではなく、ルーフィングの劣化・破断が原因となっているケースが非常に多いことが分かっています。
表面の屋根材に目立った異常がなくても、防水層が先に寿命を迎えているケースは決して珍しくありません。

その理由のひとつが、ルーフィングは屋根材の下に隠れており、劣化の進行が目に見えない点にあります。
紫外線や熱、湿気の影響を長年受け続けることで、防水紙は徐々に硬化・脆化し、気づいたときにはすでに破断や防水性能の低下が進行していることも多いのです。

このように雨漏りは、「屋根材が壊れたから起きる」のではなく、見えない防水層が限界を迎えた結果として表面化するケースが多いという点を理解しておくことが重要です。

まとめ

ルーフィングは屋根材の下に隠れているため、劣化の進行は目に見えず、表面の屋根材が健全でも防水層が限界に達していることがあります。
特に屋根材によっては、部分的に剥がさない限り状態の確認も難しく、誤った施工が見逃されることも少なくありません。

だからこそ、雨漏りや将来的なトラブルを防ぐには、正しい知識を持ち、適切な施工を行える信頼できる屋根工事業者に依頼することが最も重要です。
業者を選ぶ際は、過去の施工事例やお客様の声、工事中の写真公開などから、安心して任せられるかを判断するとよいでしょう。

また、屋根材だけでなく、ルーフィングまで含めた長期的なメンテナンス計画を考えることが、安心で快適な住まいを守る第一歩です。

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