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屋根材アスファルトシングルの塗装は必要?寿命とメンテナンス
2025.03.13
屋根材のこと
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米国生まれの歴史のある屋根材、アスファルトシングル。比較的安価で軽量、また施工性も良いことから日本でも、新築やリフォームで採用される割合が徐々に増えてきています。洋風の外観でありながら、和風住宅にも似合うので、取り入れやすい点も人気の一つです。
しかし、適切なメンテナンス方法まで把握している方は少ないのではないでしょうか。メンテナンスを怠ると劣化が早まってしまう場合もあります。
本記事では、アスファルトシングルの特性や寿命、そして効果的なメンテナンス方法について詳しく解説していきます。塗装の是非だけでなく、屋根全体の長寿命化につながる情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
☑ アスファルトシングルとはどんな屋根材?
☑ アスファルトシングルの塗装が必要な理由とは
☑ 塗料選びはここに注意
☑ アスファルトシングルの寿命は20年程度
☑ 塗装以外のメンテナンス法は、カバー工法、葺き替え工事
アスファルトシングルはどんな屋根材?
アスファルトシングルとは何か
アスファルトシングルは、北米で広く一般的に使われている伝統的な屋根材で、100年以上の歴史があります。
日本では建築基準法が改正されたことにより使用が認められ、マンションや戸建て住宅の屋根材として採用されるようになりました。
アスファルトシングルは、ガラス基材ににアスファルトを浸透させ、表面に砂粒や石粒を吹付接着して着色したものです。防水シートが仕上げ材となったような屋根材で、シート状になっているところが他の屋根材との決定的な違いになります。
表面の粒状物は、屋根材の劣化の原因となる紫外線を遮断し、アスファルト芯材の保護ともに、色を添えます。さまざまなカラーバリエーションがあるので、どんな住宅にもマッチします。

アスファルトシングルの特徴とメリット・デメリット
アスファルトシングルは、非常に軽く柔らかい素材である点が大きな特徴です。瓦屋根やスレート瓦よりも軽く、金属屋根のように錆びる心配がないため、耐震性向上のためのリフォームで採用されることも多いです。
石粒で覆っているため傷がつきにくく、防音性能にも優れています。石粒が緩衝材となり雨音を抑えてくれるからです。また、安価なうえ豊富なカラーバリエーションがある点もメリットです。
一方でデメリットとしては、釘や接着剤だけで固定されている軽量のシングルは、強風に弱く、剥がれてしまう場合があります。台風の多い地域では注意が必要です。
劣化が進行すると表面の石粒が落ちてきてしまうことがあります。これらは雨どいに詰まってしまうため、小まめな清掃が必要になります。
日の当たりにくい北面や、湿気がこもりやすい地域では、カビやコケが発生しやすいといったデメリットもあります。
アスファルトシングルの塗装
アスファルトシングルの塗装が必要な理由
アスファルトシングルの屋根は風に弱いため、台風などの強風で屋根材が剥がれて飛んでしまうことがあります。さらに、表面の石や砂が取れてしまうこともあるため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
表面の石粒の剥がれが気になる場合や、屋根材を保護したい場合は塗装で補修を行います。表面の石粒が大きく剥がれている場合は、屋根全体を塗装して保護することが求められます。
アスファルトシングルの塗料選びの注意点
アスファルトシングルの塗装には溶剤(油性)の塗料を使うことができません。
それは溶剤とアスファルトの成分が反応を起こし、溶かしてしまうという問題が生じるからです。
そのため、アスファルトシングルを塗装する際は、水性塗料しか使えません。
専門業者に相談しながら、最適な塗料を選択することをおすすめします。
アスファルトシングルは塗料の吸い込み(吸収)が多いため、素地の強化や密着力の向上のため通常の3回塗りではなく、下塗りの回数を増やすことが望ましいです。
塗料の吸い込みが無くなるまで下塗りを行うことにより、塗膜性能も確実に得ることができます。

塗装以外のメンテナンス方法
アスファルトシングルの寿命とメンテナンス
アスファルトシングルは、かつては耐用年数が10〜20年とされ、他の屋根材に比べて寿命が短いと認識されていました。しかし、最近では製品の開発が進み、耐用年数が20〜30年程度の製品も登場しており、耐久性が向上しています。
アスファルトシングルのメンテナンス方法には、塗装以外に、屋根カバー工法や、葺き替え工事があります。
7~10年毎を目安に剥がれや劣化の補修を行い、20年ほど経ったら屋根材の状態を確認しながら、葺き替え工事などを検討します。
屋根カバー工法
カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる方法です。表面の屋根材が傷んでいても、屋根の下地に問題がない場合にはカバー工法が可能です。
葺き替えに比べて、工期やコストを大幅に抑えることが可能です。しかし屋根全体の重量が増えるデメリットがあります。
古いアスファルトシングルの上に、新しいアスファルトシングルを被せることも可能です。
部分補修の方法
アスファルトシングルの部分補修は、屋根全体の寿命を延ばす効果的な方法です。
部分的に剥がれたりめくれたりした場所は、部分的な補修で修繕することができます。また風で飛ばされやすい棟板金は、下地の交換などの補修が必要になる場合があります。
部分補修と同時に、屋根全体の点検や塗装を行うことで、より長期的な保護効果が期待できます。
なお、アスファルトシングルは強風に弱いので、台風や竜巻などが過ぎ去った後は、業者に屋根の状態を点検してもらうと良いでしょう。
葺き替え

屋根材の劣化がひどい場合は、既存の屋根から葺き替えを行う屋根リフォームが必要になります。
葺き替え工法は古い屋根材を完全に撤去し、新しい材料で屋根を一から作り直す方法です。葺き替え工法では下地から点検できるため、より確実な防水性能が期待できます。
アスファルトシングルの定期点検

アスファルトシングルの屋根は耐久性に優れていますが、定期的な点検を怠ると寿命が縮まる可能性があります。
特に台風シーズン前後の確認が重要となるでしょう。点検時には、シングルの剥がれや割れ、釘の浮き、藻やコケの発生などに注意が必要です。また、雨どいの詰まりも要チェックポイントの一つとなります。
異常が見つかった場合は、早めの補修や塗装が効果的です。適切なメンテナンスを行うことで、アスファルトシングルの寿命を延ばせることも。専門業者による点検は、素人では気づきにくい劣化箇所を発見できるメリットがあります。定期的なメンテナンスで、アスファルトシングルの耐用年数を最大限に延ばすことができるのです。
まとめ

アスファルトシングルは、ガラス基材ににアスファルトを浸透させ、表面に砂粒や石粒を吹付接着して着色したものです。この表面の石粒が剥がれてしまうのが気になる場合は、塗装により保護してあげるのが良いでしょう。
環境条件によって異なりますが、通常、10〜15年ごとに塗り替えが推奨されます。定期的なメンテナンスを行うことで、屋根の寿命をさらに延ばすことができるでしょう。
アスファルトシングルの寿命は10年~20年と言われています。近年は開発が進み、30年ほど持つものも出てきていますが、耐用年数に達した屋根材はカバー工法か、葺き替えが推奨されます。
アスファルトシングルの塗装は金属屋根やスレートとは違い、施工経験がとても重要になります。
また、表面の石が飛散することで近隣に迷惑をかけてしまう恐れもあるので、劣化が進行しているかわかりにくい場合は、一度アスファルトシングルの点検を行うことをおすすめします。
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