外壁も経年と共に汚れていきます。黒ずんだりコケが生えたりと見栄えが悪くなることがあり、キレイにしたいとのご相談も少なくありません。
実は、一概に外壁の汚れといっても、状況によっては落とすだけでは問題がある場合があります。それは外壁そのものがダメージを受けている場合があるからです。

また、掃除の仕方にも気を付けた方が良いポイントがあります。例えば、高圧で洗いすぎないといったことです。様々な注意点がある外壁の掃除ですが、どのような汚れがあり、どのような方法があるのかお伝えします。

外壁が汚れる原因とは

なぜ外壁は汚れてしまうのでしょうか？

排気ガス

外壁に着く汚れの種類は様々です。一つは風によって流されてくる排気ガスや、花粉などの付着です。
住宅の立地にもよりますが、高速道路沿いや幹線道路沿いは排気での汚れが着きやすいです。
住まいの壁がリシンなどの仕上がりになっている場合には汚れが着きやすく、落ちにくいです。
見た目で分かる様な状態になると落としずらいので早めに取り除くことが必要です。

カビ・コケ

カビやコケや藻も外壁を汚してしまう原因の一つです。
外壁に緑色の部分ができてきたり、黒ずんだ部分がでてくるようになります。屋根材や外壁材の強度が低下する原因にもなるので、早めに除去することが望ましいです。
放置することで繁殖してしまい汚れが広がってしまいます。住まいが山間部や山林など湿気の多い環境下で発生しやすいです。

コケが多くついている場合

コケが多くついてる場合には、壁が雨を吸い込んでいる可能性があります。
内部にまで、ダメージが広がっている場合もあるので、心配であれば早めに業者に相談しましょう。

雨だれ

雨だれは、降りそそいだ雨が、大気中の汚れや外壁についた汚れを巻き込み外壁を伝うことで、筋のように残る状態のことです。
風によって外壁に付着した土やほこりも雨だれの原因となります。
筋になった汚れは時間の経過と共に蓄積されていきます。建物の美観を損ねる原因になります。

外壁の汚れは自分できれいにできる？

外壁の汚れは自分で綺麗にすることができますが、汚れの種類や程度によってどのように落とすかが変わってきます。
また、外壁材の種類によっても汚れの付きやすさや取りやすさが変わるため、適切な掃除方法を選ぶ必要があります。
もし、ご自身で行う場合、高所での作業は危険が伴います。実際に転落事故も起きています。
自身でできないと思ったなら無理をしないで、専門業者に相談しましょう。

外壁はどうやってきれいにする？

水洗い

ホースなどを使って水をかけて汚れを洗い流す方法です。
軽度であれば、ほとんどの汚れは水洗いで落とすことができます。
下から上に向かって水をかけると乾燥した時に汚れが残ってしまうかもしれません。上から下に向かって汚れを落としていくことが基本です。

ブラシや洗剤を使った洗浄

もし、水洗いで落ちなければ、ブラシやスポンジを使って取り除くことができます。中性洗剤を水に溶かして、ブラシで洗います。汚れの種類によっては効果的ですが、外壁材がモルタルやサイディングの場合には、こすり過ぎたり、強くこすったりすることで痛めてしまう恐れがあります。注意が必要です。目立たない場所で落とせるか傷が付かないか確認することが必要です。

高圧洗浄

高圧洗浄機を使用して、汚れを落とす方法です。高圧洗浄機はホームセンターでも販売されています。
強力な水圧で汚れを吹き飛ばすため、ブラシやスポンジでは落とせないような頑固な汚れに有効です。
プロも行っている汚れ落としの方法ですが、素材によっては剥がれたり傷つける可能性があるので、注意が必要です。

外壁塗装

汚れがひどく、洗浄しても落ちない場合は、外壁塗装を行うことで、きれいにすることができます。
ただし、塗装にはコストがかかるため、費用面での検討が必要です。

汚れを目立たなくする外壁ってあるの

汚れが目立たない外壁材には、2つの考え方があります。
一つは、汚れが目立たない色、もう一つは、汚れがつきにくく、着いても落としやすい外壁材です。
例えば、親水性を持つ塗料。汚れを弾く撥水と逆で、水が壁全体に流れる性能があります。
汚れが外壁に着いていても、その下に水が入り込むため、汚れを落とすことができます。
ただし、どのような外壁であっても、時間が経過すると汚れが付着することは避けられません。定期的なメンテナンスが必要です。

汚れが目立つ外壁

スタイリッシュな印象を与える白や黒の外壁は、実は汚れが目立ちやすいです。
特に黒い外壁は、一般的に光沢があるため、汚れがより目立つ傾向があります。黒い色は太陽光を吸収しやすく、表面温度が上昇することによって、汚れが定着しやすくなります。さらに、風や雨によって付着した汚れが、黒い外壁の表面に白く浮き上がり、目立つことがあります。

黒い外壁にしたい場合は、滑らかな外壁材の選択、低汚染性の塗料の使用、ややグレーがかった黒色の選択、そして定期的な清掃などで汚れ対策をする必要があります。

外壁の汚れは重曹で落とせるのか？

弱アルカリ性である重曹は、カビなどの汚れに使うと効果的です。
重曹を使う場合は、適量の重曹を水に溶かして汚れをこすり落とすか、スプレーボトルに入れて直接吹きかけ、ブラシなどでこすり落とすことが一般的です。
ただし、重曹のアルカリ性質が塗膜やシーリング材に悪影響を与える可能性があります。使用する際には注意が必要です。

まとめ

定期的な清掃によって、建物の美観を保ち、耐久性を高めることができます。
外壁の素材や環境により、汚れが付きやすいものや汚れが目立つ場合があります。
自身で外壁の清掃を行う場合には、外壁に傷をつけないように注意しましょう。硬い素材のブラシやスポンジ、研磨材やハイターなどは外壁を傷つける恐れがあるため使用しないようにしてください。

また外壁の素材や状態によっては専門家の助言を仰ぐことも重要です。
外壁に汚れが目立ってきたら、それは塗り替え時期のサインでもあります。
塗膜の防水性が落ち、雨と一緒に汚れも吸い込みやすい状態になっているためです。この機会に塗り替えを検討しましょう。

プロタイムズ長野若里店では、外壁塗装工事全般はもちろん、外壁の状態を少しでも長くよいものにするために定期点検をはじめとするメンテナンス業務も行っています。
屋根や外壁を塗装する際には、外装劣化診断士により正確で専門的な診断を行っていますので、お気軽にご相談ください。

外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇

フリーダイヤル　0120-460-461

メールでのお問い合わせはこちら⇩から

・お問い合わせフォームに必要事項をご入力の上「送信する」ボタンをクリックしてください。
・メールアドレスは正しくご入力下さい（弊社より返信メールをお送りします。）
・【必須】の項目は必ず入力してください。