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遮熱塗料は本当に効果があるのか!期待できる使い方と期待できない使い方があるのか?
2023.04.19
暑さ対策・遮熱塗料
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夏場に向けて暑くなる時期、毎日を暑く過ごしていませんか?
そんな中で、もし屋根や外壁の塗装を検討中であれば“遮熱塗料”や”断熱塗料”に興味や関心が湧くかもしれません。
そこで、本記事では、“遮熱塗料”や”断熱塗料”には、どんな性能があるのか、また、遮熱塗料の種類についても解説していきます。
遮熱塗料の性能を理解し、塗料を選ぶ際の参考にしてください。
☑ 遮熱塗料の性能とは 室内温度を下げる、省エネ、建材の劣化を防ぐ
☑ 遮熱塗料の効果をより高める方法とは
☑ 遮熱効果を実感しやすい家、効果をあまり期待できない家とは
少しでも部屋が涼しくなるならと、機能性のことはさておき、遮熱塗料や断熱塗料を依頼したい気持ちが高まるかもしれません。ただ、選ぶのであれば実際の効果は知っておきたいところです。
屋根や室内が暑くなる原因は、熱が住まいに入ってくることと、風の流れが起きないことに起因します。もし、1日の中で、屋根に日が当たっている時間が長ければ、これらの塗料は効果的でしょう。
ただ、塗装の費用だけでみれば、一般的な塗料と比べ高くなります。しかし、その分光熱費削減が見込めるため、捉え方によってはメリットにもデメリットにもなります。
塗料を選ぶ方によって、どこにメリットやデメリットを感じるかは人それぞれです。例えば、夏の暑さよりも、冬の寒さの方が苦手な方にとってはデメリットになるかもしれません。冬場の暖かい日差しを塗料で防いでしまうと室内の気温が上がりにくくなってしまいます。
遮熱塗料や断熱塗料を選ばれる方は、効果のある使い方、効果が期待できない使い方を知っておくことが望ましいといえるでしょう。
遮熱塗料の性能とは?どんな効果が期待できるのか
住まいに“遮熱”や”断熱”の性能を付加する【遮熱断熱塗料】の実際の効果をご紹介します。文字では効果として体感できないため、実際のデーターや数値も含めて書いていきます。
本当に効果やメリットがあるのかと疑問視している方は、数値を確認していただいた後、体感機で感じてみる事で納得できると思います。
1.室内温度を下げる効果
同じ時間、同じ日差しが屋根にあたったとして、室内への熱の流入量を少なくしてくれます。
遮熱には太陽の光を反射させる機能があります。そのため、塗布前と塗布後では、室内温度が変わってきます。
車にサンシェードをセットしたり遮熱フィルムを貼った事がある方なら、温度の違いを体感したことありますよね!それに近いです。
遮熱塗料には部屋の温度を下げる効果があります。
断熱塗料ガイナでは、遮熱塗料では、屋根の温度を10℃近く下げました。室内温度は最高3℃削減しました。
夏場の暑さが苦手な方、空調効率を高くしたい方、快適に過ごしたい方にメリットのある効果です。
2.省エネ・光熱費削減
遮熱塗料は温度を下げることによって、空調負荷を軽減します。
分かりやすく言えば、クーラーの設置温度を上げても、効きやすくなります。
夏場の暑さは、室内だけでなく、その場で使っている設備にも負担をかけます。冷蔵庫も、それなりの影響を受けているでしょう。ともすると、空調負荷を軽減する意味は深いかもしれません。
実際の現場ですが、18℃に設定したクーラーがフル回転していました。塗布後には、20℃設定にしても、時々止まるような室内環境になり、クーラーの稼働時間を減らすことができました。
夏場に使うことが多いクーラーですが、店舗やオフィスとなれば、そのメリットはより高いものになります。
夏場の電気代はクーラーが占める割合が高いです。
室内の設定温度を1℃上げることで電気代を約10%削減することができると東京電力が公表しています。例えば1万円の電気代がかかっている場合は9,000円程度になると考えることができます。電気代を少しでも下げたい方にメリットがあります。
3.建材の劣化が防げる
建物に使われている建材は、太陽の日差しや熱によっても劣化していきます。
遮熱塗料は太陽の光を反射して表面温度を下げます。遮熱性能がない一般的な塗料と比べ建材の劣化速度を遅らせることができます。
建物は、直射日光が当たる南面が特に傷みやすいです。遮熱塗料は日当たりがよい場所の外壁や屋根も熱による伸縮を抑えて長持ちさせることができます。
住まいを長持ちさせたい、メンテナンス時期をできるだけ長くしたい方にメリットがあります。
遮熱塗料の効果をより高める3つの方法
実は、遮熱塗料は選ぶ色でも効果が変わります。
遮熱塗料は塗料の顔料や成分を用いて赤外線を反射するもので、主に夏期の暑さ対策を目的とします。つまり、選ぶ色によっては、より室内温度を下げる効果が期待できます。
機能性塗料とも呼ばれる遮熱塗料ですが、恩恵を最大限受けるためにも、効果を高める方法を押さえておきましょう。
暑さ対策で利用するなら反射率の高い色を選ぶ
遮熱塗料を選ぶ目的が暑さ対策なのであれば、反射率の高い色を選びましょう。
反射率は白に近くなる程高くなり、黒色に近い方が日射反射率は低くなり、熱くなります。白くて明るい色が最も遮熱効果が期待できる色になります。
遮熱性能だけでなく塗料自体のグレードも確認する
遮熱塗料にもグレードがあります。
他の塗料と同様にシリコンやフッ素、無機など様々などありますが、グレードが高くなるほど、塗料の塗膜が強く劣化が遅くなります。
そのため、長期間に渡って遮熱効果が期待できます。
少なくとも10年以上持たせたいならシリコン、それ以上ならフッ素や無機が対象になります。
汚れると効果が下がる?汚れにくい塗料を選ぶ
塗料の中には汚れにくいものがあります。
雨を弾くものや、雨を馴染ませて流す作用のある塗料です。弾くとは、雨が水滴となるもの、馴染むとは、水の膜になるものです。
水の膜とはコップの表面に溜った水のように弾かずに平らになった状態のことで、塗膜の上に汚れが付いても、雨が降ると汚れの下に水の膜が入り込み広がって流れていきます。そのため雨と一緒に汚れも流れていきます。
一方、雨を弾くものは、撥水性とも呼ばれていますが、水滴がいくつもの水玉状になって流れていくので表面の汚れは落としづらくなります。車のフロントガラスに使う撥水効果のあるガラコは、視界を確保するのには最適ですが、乾くと水アカが残っていることがあります。そんなイメージです。
遮熱塗料は表面が汚れると遮熱効果が低下するので、セルフクリーニング機能を持つ塗料がおすすめです。雨が降るたびに汚れを落としてくれるので長い時間が経っても汚れにくいです。
より効果を高めるには
より効果が期待できるのは、日当たりの良い家や、屋根や外壁が金属製の家です。
日差しによって室内温度が高くなると感じているのであれば、それは屋根や外壁から受けた熱が入り込んでいると考えられます。(ただし、ガラスなどの開口部から入り込んでいる場合は、ガラスにも対策が必要)
熱が入ってくる家ほど、遮熱効果が発揮されやすいです。
日当たりのよい家、2階建てや3階建てで、朝から夕方にかけて日陰ができない家にお住まいの方には遮熱塗料がおすすめです。
効果があまり期待できない家
効果が期待できない家とは、夏場でも涼しい地域や日当たりが悪い家です。
遮熱塗料は、屋根や外壁などの直射日光を受けやすい部位に適用されることで、建物内の温度上昇を抑える効果を発揮できるので、日が当たらない場合には、そもそも日差しが原因で室内が暑くなっているのではありません。そのため効果があまり期待できません。
最後に
遮熱塗料の謳う効果は、夏場の建物内の温度上昇を抑え、冷房やエアコンの使用を減らすことでエネルギー消費を削減するというものです。この効果は、建物の外壁や屋根などに塗布される塗料が太陽光を反射し、建物内への熱の侵入を減らすことによって実現されます。
しかし塗料の効果が時間とともに低下する可能性や、塗料自体の劣化によって効果が失われる恐れがあります。そのため、グレードの高い塗料を選ぶ、汚れにくい機能を持つ塗料を選ぶことで、遮熱効果を長く実感できるでしょう。
遮熱塗料の効果は、塗料の質や施工方法、建物の形状や環境条件によって異なるため、利用する際には、建物の特性や環境条件を考慮し、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
また建物のエネルギー効率を向上させるためには、遮熱塗料だけでなく、断熱材の選定や建物の設計にも注意を払うことで、生活環境をより快適なものにできるでしょう。
プロタイムズ長野若里店では、これまでの施工実績の多さと高い技術力を持つ職人によって、遮熱塗料をはじめさまざまな塗料を使用した外壁屋根塗装を行っています。遮熱塗料を検討したいという方がいましたら、ぜひ一度ご相談ください。お客様にとって最適な塗装の提案を行わせていただきます。
外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇
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