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コストパフォーマンスに優れ、デザインのバリエーションも豊富なため、新築住宅やリフォームで広く採用されている、窯業系サイディング。しかし築10年を超える頃から劣化により微細な欠けやひび割れが出始めることがあります。

特に長野市は紫外線によるダメージや寒暖差、積雪により、外壁に「欠け」や「割れ」が発生しやすい環境にあります。

窯業系サイディングの欠けは初期段階であれば比較的簡単に補修できますが、放置期間が長くなるほど修理費用も高額になってしまいます。
適切な対処法を知ることで、大切な住まいを長く守ることができるでしょう。ぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

☑ 浮きや剥がれの原因は、下処理の不備や塗装材の質、気象条件など
☑ 水漏れや構造の腐食を引き起こす可能性があり、早めの補修が大切
☑ 問題が発生した場合は、専門家である建物診断士へ相談する
☑ 浮き・剥がれに繋がりやすい施工不良とは
☑ 補修方法と、かかる費用も理解しておこう

サイディングの欠けが生じる原因と症状

窯業系サイディングの欠けが発生する原因は多岐にわたり、それぞれの原因によって適切な対処法も異なってきます。
外壁は常に風雨や紫外線にさらされているため、定期的な点検と早期発見が重要です。
特に築10年を超えた住宅では、経年劣化による欠けが発生しやすくなるため、より注意深い観察が必要です。

物理的衝撃による欠けの発生

サイディングの欠けで最も多い原因は、物理的な衝撃による損傷です。台風時の飛来物、ボールの直撃、自転車や車の接触など、外部からの強い力が加わることで発生します。
長野市は山間地や盆地で局地的に風が強く吹くことがあり、小石や枝などが外壁に衝突することがあります。
窯業系サイディング材の厚みは12~16mm程度と薄く、想像以上に繊細な建材。一見小さな衝撃でも欠けが生じる可能性があります。

欠けが発生しやすい場所

駐車場に面した壁面: 車のドアや荷物の出し入れ時に接触しやすく、高さ50~150cmの範囲に集中
庭に面した低い位置: 子どもの遊具や園芸用品がぶつかりやすい高さ30~100cmの部分
角部分(出隅): 建物の構造上、衝撃を受けやすく欠けやすい箇所

物理的衝撃による欠けは、早期発見が重要となります。定期的な外壁チェックを行い、小さな欠けでも見逃さないようにしましょう。
放置すると雨水が侵入し、内部の劣化を招く原因となるため、発見次第すぐに対処することが大切です。

経年劣化がもたらす影響

サイディングの経年劣化は、新築から10年を過ぎた頃から徐々に進行し、欠けや割れといった症状として現れます。
特に紫外線や雨風に長期間さらされることで、サイディング表面の塗膜が劣化し、防水性能が低下していくのです。

特に気を付けたいのがシーリング材の劣化です。サイディングの目地に使われているシーリング材は劣化が早く、弾力性を失うと外壁に負荷がかかり、ひび割れたり欠けたりしやすくなります。

経年劣化による影響は以下のような段階で進行します。

塗膜の劣化: 表面の防水機能が低下し、水分が浸透しやすくなる
サイディング材の膨張・収縮: 温度変化により材料が伸縮を繰り返し、ひび割れや欠けが発生
シーリング材の劣化: 目地のコーキングが硬化・収縮し、隙間から雨水が侵入するリスクが高まる

実際に長野市内では、目地部分のコーキングが劣化し、雨水が染み込んだことでサイディングボードが破損したケースが何件もありました。

定期的な点検により、早期に劣化のサインを発見することが、大規模な補修を防ぐ最も効果的な対策となるでしょう。

施工不良が原因となるケース

サイディングの施工不良は、意外にも欠けの原因として多く報告されています。
最も多い施工不良は、釘やビスの打ち込み位置の誤りです。サイディングボードには適切な固定位置が定められていますが、この位置を外れて打ち込むと、ボードに過度な負荷がかかります。
特に端部から近すぎる位置に釘を打つと、温度変化による膨張収縮で欠けが発生しやすくなります。

次に問題となるのが、下地処理の不備です。
下地が平滑でない状態でサイディングを取り付けると、特定の箇所に応力が集中します。
「施工時は問題なかったのに、数年後に欠けが出てきた…」という事例の多くは、この下地不良が原因となっています。

また、サイディング同士の隙間(目地)の設定ミスも考えられます。
適切な隙間を設けずに施工すると、温度変化による膨張時にサイディング同士が押し合い、端部の欠けにつながります。

これら施工不良による欠けは、保証期間内であれば施工業者の責任で補修してもらえる可能性があるため、早めの確認が重要です。

欠けたサイディングを放置するリスク

サイディングの欠けを放置することは、住宅の寿命を大幅に縮める深刻なリスクにつながります。
小さな欠けであっても、そこから雨水が侵入し、内部の構造材を腐食させる原因となるため、早急な対処が必要です。

放置がもたらす劣化と費用増加

国土交通省の調査によると、外壁の不具合を3年以上放置した住宅では、補修費用が初期の約3.5倍に膨れ上がるというデータもあります。
小さな欠けであれば数千円から1万円程度で済む補修も、放置により雨水が浸入すると、下地材の腐食や断熱材の劣化を引き起こし、最終的には数十万円以上の大規模修繕が必要になるケースも少なくありません。

放置期間と補修費用の関係を見ると、以下のような傾向があります。

発見から3ヶ月以内: 部分補修で対応可能。費用は1~3万円程度で済むことが多い
6ヶ月~1年放置: 周辺部分への影響が出始め、5~10万円の費用がかかる場合がある
1年以上放置: 下地材の交換や広範囲の補修が必要となり、20万円以上かかることも

特に台風や豪雨の多い日本では、欠けた部分から急速に劣化が進行しやすく、発見から1年以内の補修が推奨されています。

二次被害の可能性とその対策

長野市村山 外壁施工前凍害

サイディングの欠けを放置すると、雨水の浸入による内部腐食や、シロアリ被害などの深刻な二次被害が発生する可能性があります。
長野市の場合、冬場の寒さで凍害のリスクが高まります。こうなるとひび割れ、剥離、膨れなどを引き起こし、さらに劣化が進行すると建材が大きく破損することになります

特に危険なのは、欠けた部分から雨水が建物内部に侵入するケースです。
水分が壁内部に浸透すると、断熱材の劣化や柱・梁の腐食を引き起こし、最悪の場合は建物の構造自体に影響を及ぼすことも。
「小さな欠けだから大丈夫かもしれない…」と思っていても、時間の経過とともに被害は確実に拡大していきます。

台風や強風の後は特に注意が必要でしょう。
飛来物による新たな欠けが生じやすく、既存の欠けも拡大する恐れがあるため、天候が回復したら速やかに点検を実施してください。二次被害を未然に防ぐことで、将来的な修繕費用を大幅に削減できます。

サイディング欠け補修の費用と選び方

サイディングの欠け補修には、主に3つの選択肢があります。
まず、小さな欠けであれば補修材を使った部分修理で対応できます。
損傷が大きい場合はパネル交換が必要となり、さらに広範囲に欠けが生じている場合は、全面的な修復を検討する必要があります。

部分補修と全面補修の費用差

サイディングの部分補修と全面補修では、費用に大きな差が生じます。

欠けが数箇所程度であれば部分補修で十分対応可能なケースがほとんどです。部分補修の場合、1箇所あたり3万円から8万円程度で、欠けた箇所のみをピンポイントで修理できます。

一方、全面補修では150万円から300万円という高額な費用が必要になることが一般的です。
築20年以上経過している場合や、複数箇所に劣化が見られる場合は、長期的なコストを考慮して全面補修を検討する価値があります。

適切な補修方法を選択することで、無駄な出費を避けながら建物の寿命を延ばすことができるでしょう。

DIYで直せるか?

サイディングの欠けをDIYで補修することは、損傷の程度によっては可能です。
コーキング材やパテ、塗料などの基本的な材料を揃えれば、小規模な欠けなら自分で対処できます。DIYの場合、補修材料費は3,000円から1万円程度で済むことが多いでしょう。

ただし、適切な下地処理ができないと、補修後すぐに剥がれや再発の原因となったり、施工ミスにより雨水が侵入する恐れや、補修跡が目立つ結果になることも。
適切な知識と道具がなければ、かえって状態を悪化させるリスクがあります。

欠けが3cm以上の大きさの場合や、高所での作業、複数箇所に欠けが発生している場合は、安全性と確実性を考慮して業者への依頼を強くおすすめします。
初期費用は高くても、長期的な建物の保護を考えれば、プロによる適切な補修が結果的にコストパフォーマンスに優れた選択となります。

サイディングの欠けを補修する方法

小さな欠け・ヒビ

数センチ程度の小さな欠けや浅いひび割れは、パテ材で埋め、表面を塗装すれば対応可能です。

ただし、欠けの範囲が5センチを超える場合や、複数箇所に及ぶ場合は、専門業者への依頼を検討した方が確実でしょう。

重要なのは「欠けたまま放置しないこと」です。

大規模なヒビや複数箇所の欠け

外壁全体に欠けやひびがある場合、下地や防水シートまで損傷している可能性があります。

部分張り替えや外壁全体の補修を検討し、足場設置時に塗装やコーキングもまとめて行うと費用を抑えられます。

部分的な補修を繰り返すより、思い切って広範囲を修復した方が結果的に安上がりな場合もあります。

補修後のメンテナンス方法

サイディングの補修後は、定期的なメンテナンスを行うことで、新たな欠けや劣化を防ぐことができます。
まず重要なのは、3~6ヶ月ごとの定期点検です。
補修箇所に変色や剥がれ、ひび割れなどの異常がないか目視で確認しましょう。早期発見により大きな損傷を防げます。

日常的なメンテナンスとして実践したいポイントは以下の通りです。

年2回の水洗い清掃: 高圧洗浄機は避け、柔らかいブラシと中性洗剤で優しく汚れを落とします。強い水圧は補修材を傷める原因になるため注意が必要です。
コーキング材の点検: 補修箇所周辺のシーリング材に劣化がないか確認し、必要に応じて打ち替えを行います。
塗膜の保護: 10年を目安に、補修箇所を含む全体の再塗装を検討しましょう。

また、台風や強風の後は、飛来物による新たな損傷がないか必ず確認することが大切です。
補修後も継続的なケアを行うことで、サイディングの寿命を大幅に延ばすことができるでしょう。

まとめ:サイディングの欠けを見つけたら早めの対処を

長野市は強風や紫外線の強さにより、サイディング外壁が劣化しやすく、欠けなどの破損が発生しやすいです。
サイディングの欠けは小さなものでも、放置すると凍害を引き起こすなど、建物全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

雨水の侵入による構造材の腐食や、断熱性能の低下など、修繕費用が膨らむ前に対処することが重要です。
サイディングの状態を定期的にチェックし、異常を見つけたら迅速に対応して、快適な住環境を守っていきましょう。

もしサイディングの欠けやひびを見つけたら、私たちプロタイムズ長野若里店にお任せください。
現地調査から補修・張り替えまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応し、住宅の耐久性と美観を守ります。
早めの対応が、将来的な大規模修繕や費用の増加を防ぐポイントです。

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