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ベランダは日頃から紫外線や雨風にさらされるため、経年劣化が避けられません。
メンテナンスを怠ると、雨漏りや柱の腐敗など、住宅の性能や耐震性 にも影響が及ぶこともあります。
放置すると、修繕費が嵩むことになるので、定期的に塗装してあげましょう。

ベランダの塗装といっても、塗装の種類によって機能性やメリット・デメリットが異なります。
そこで今回は、ベランダ塗装の種類をはじめ、防水が剥がれる原因、ベランダ塗装の必要性について紹介します。

ベランダ塗装の種類

ベランダ塗装には種類があり、方法などによって防水性能をはじめ、費用などが変わってきます。

  • FRP防水
  • ウレタン防水
  • シート防水

FRP防水は、防水性・耐久性に優れており、自宅のベランダやバルコニーで採用されることが多い工法です。ウレタン防水は、比較的安価で施工することができ、仕上がりに継ぎ目がないので、シートの剥がれや水漏れの心配をおさえられます。シート防水は、ほかの防水工法と比較して、耐久性が特に優れており、シートを一度に貼る工程なので、工期が短いのが特徴です。

FRP防水

FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)防水とは、ベランダやバルコニーなどの床面にFRPシートを敷き、その上からポリエステル樹脂を塗布して防水層をつくる工法です。

■FRP防水のメリット・デメリット

メリットデメリット
高い防水性耐久性が良い最も軽量工期が短い費用が高い施工場所が限られるヒビが生じやすい

FRPは自転車のボディパーツやロケットなど、防水に加えて軽さと強度が求められる場面で使われるほど、防水性・耐久性が高く、軽量であることがメリットとして挙げられます。また、塗膜(塗料の膜)の乾燥を待つ工程が短いため、1日~2日程度で工事が完了します。

FRPは自転車のボディパーツやロケットなど、防水に加えて軽さと強度が求められる場面で使われるほど、防水性・耐久性が高く、軽量であることがメリットとして挙げられます。また、塗膜(塗料の膜)の乾燥を待つ工程が短いため、1日~2日程度で工事が完了します。

一方、施工費用が高く、㎡単価は4,000~5,000円前後。一般的なベランダ(4m ×1m)だと約10万円~15万円かかります。また、FRPの防水層は固くて伸縮性が少ないため、広い面積の床面には施工できず、熱や湿度の影響でヒビが入りやすいというデメリットがある点には注意が必要です。

自宅のベランダやバルコニーでガーデニングや洗濯物を干すことが多い方は、FRP防水工法を施工することで、耐久性も確保でき、雨水の侵入も防げるのでおすすめです。

ウレタン防水

ウレタン防水では、液体状にしたウレタンを塗ることで、防水層を形成する工法です。 柔らかく、弾力があり、摩耗性に優れているとして車のタイヤやスポンジなどに使用されているウレタンは、私たちの身近に存在する素材でもあります。

■ウレタン防水のメリット・デメリット

メリットデメリット
継ぎ目のない仕上がり軽量工事費用が安い施工の難易度が高い工期が長い

ウレタン防水では塗料を塗るため、仕上がりに継ぎ目ができません。そのため、浸水によるシートの剥がれや施工不良による雨漏りの心配がありません。また、平米単価が2,500~3,000円前後と施工費用が比較的安く、一般的なベランダ(4m×1m)だと約8万円~10万円で施工可能です。

一方、ウレタン防水は職人が手作業で塗装するため、仕上がりに差が出るおそれがあります。また、工期が4~5日程度かかることがデメリットと言えるでしょう。

シート防水

シート防水とは、塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを貼る防水工法です。面積が広い場所でも一度に施工できるので、屋上や屋根などに採用されることが多くあります。

■シート防水のメリット・デメリット

メリットデメリット
下地を選ばず施工が可能品質に差が生じにくい工期が短い耐久性に優れている1ヶ所の亀裂や穴の影響が大きい複雑な施工箇所には不向き

FRP防水やウレタン防水が約10年の耐用年数があるのに対し、シート防水の耐用年数は最大約15年。ほかの工法よりも耐久性に優れています。また、シート防水は広い面積を一度に施工できるため、最短で1日~2日で施工が完了します。

一方、シートが一体型のため、1ヶ所でも亀裂が入るとそこから施工箇所全体に水が浸入してしまうおそれがあります。また、シート状なので複雑な形状の箇所を覆うのが難しく、シートの隙間から漏水する危険性もあるため、基本的に平らな面しか施工できないのがデメリットと言えます。

ベランダ防水が剥がれる原因

そもそもベランダの防水加工が剥がれるのはなぜなのか。その原因は2つあります。

  • 経年劣化
  • 施工不良

1つ目は、紫外線や雨・風などの影響による経年劣化。2つ目は、業者の施工不良です。

経年劣化

ベランダは屋外に設置されていることが多いため、紫外線や雨・風などの影響で劣化していきます。その劣化の仕方は、工法の種類によって異なります。防水層を重ねているタイプの「FRP防水」や「ウレタン防水」などは、経年劣化により表面のトップコートが剥離。一方、防水シートを貼っている「シート防水」のようなタイプの工法では、シート間の目地が劣化することで剥がれやすくなります。

また、ベランダ防水のメンテナンス時期は、一般的に築年数が10~12年たった頃と言われています。日照状況や、雨風の降り込み方などでも時期は前後しますが、定期的に専門業者に点検してもらうことをおすすめします。

施工不良

施工時に下塗りを怠ったり、乾燥が十分でなかったりすると密着性が下がり、防水が剥がれやすくなります。
ベランダ防水は、いずれの工法でも10年以上の耐用年数があると言われています。
それにも関わらず、施工後2~3年で剥がれてしまった場合は、経年劣化ではなく施工不良の可能性が高いでしょう。
劣化の原因が施工不良だと思われる場合は、施工してもらった事業者に連絡して、再施工してもらえるかどうかをまず確認することをおすすめします。

ベランダの塗装補修の必要性

ベランダ塗装の補修を怠ると、次のような影響がでてきます。

  • 階下への雨漏り
  • 剥がれている箇所が広がってしまうため

ベランダの塗装が剥がれているのを放置してしまうと、水が染み込み階下に雨漏りする原因になります。また、剥離箇所が広がると、柱などの木部分に染み、腐敗することで住宅の機能性低下に繋がります。

階下への雨漏り

防水塗装が剥がれると、下地をはじめ、階下の天井などに雨が染みこみます。これにより階下では天井からの雨漏りはもちろん、クロスが剥がれることにより、いずれ内壁にも水が染み込むという二次被害を生みます。

雨漏りを放置してしまうと住宅内部の腐食を招き、家の機能性・耐震性にも悪影響が及びます。「少しの剥がれだから大丈夫」と放置すればするほど修理費用も高額になるので、剥がれを見つけた場合は早めに修理を依頼をするようにしましょう。

剥がれている箇所が広がってしまうため

塗装がひび割れた箇所などから水が侵入することによって、塗膜の内側で水蒸気が発生。
塗膜が膨れ上がることで、塗装の剥がれに繋がります。
たとえ小さな剥がれだったとしても、放置することで塗膜の内側への浸水を容易にしてしまいます。
剥がれはもちろん、雨漏りや柱の腐敗などを悪化させる原因となるため、定期的な塗装が必要なのです。

まとめ

ベランダは10~15年周期で塗装補修が必要です。
塗装の剥がれを放置してしまうと、雨漏りや柱の腐敗が発生。住宅性能に悪影響を及ぼすため、定期的に塗装することをおすすめします。また、ベランダ塗装は工法によってメリット・デメリットが異なります。ご自宅のベランダ塗装を考えている方は、予算やベランダの形状などを考慮したうえで業者に依頼するようにしましょう。

ベランダの防水工事を依頼するなら、確かな技術と信頼を誇る業者選びが肝心です。私たちは、防水のプロフェッショナルとして、お客様の建物に最適な調査法を選び、安心と信頼の防水工事を実現します。あなたと建物の未来に寄り添う、長期的なパートナーとして、私たちプロタイムズ長野若里店にお任せください。

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