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下塗りは、塗装の重要な工程の1つです。
高圧洗浄やひび割れの補修など下地処理の後に行われます。
下塗りの塗料は、対象となる外壁によって異なり、鋼製の壁には錆止め、窯業系のサイディングには隠ぺい力が高い下塗り用塗料、モルタルの下地には下地強化剤が使用されます。
下塗りには、以下の2つの役割があります。対象物の表面を保護し、塗料の密着性を高めることで上塗りの耐久性を向上させます。そして、上塗りで使用する塗料の美観や性能を最大限に引き出すために、下塗りで表面の不均一さを補正し、塗料の均一な発色を実現します。

したがって、下塗りの工程を適切に行うことは、塗装の品質や耐久性を確保する上で非常に重要です。高価な上塗りの塗料を使用しても、下塗りが不十分であれば、その性能を発揮できません。適切な下塗りを行うことで、美観や耐久性を確保し、長期的なメンテナンスコストを削減することができます。

この記事のPOINT

☑ 下塗りは強い塗膜を作るのに必要不可欠
☑ 下塗りは塗料の吸い込みを防ぎ性能を引き出す役割がある
☑ 下塗り用の塗料の種類 シーラー、プライマー、フィラー、微弾性フィラー、バインダー、サーフェイサ―

強い塗膜を作るのに必要不可欠な密着性

長野市下駒沢 下塗りの様子

下塗り用塗料には、塗装面と上塗り塗料の密着性を高める重要な役割があります。上塗り塗料だけでは塗装面に十分に密着しないため、塗料が剥がれてしまう恐れがあります。
下塗り用塗料を使用することで、塗装面に密着し、上塗り塗料の耐久性や性能を最大限に引き出すことができます。
下塗りの役割は、まさに塗装の基礎を固めることであり、下塗りが不十分だと上塗りの美観や耐久性が低下し、長期的なメンテナンスコストが増加することにつながります。

つまり、下塗り用塗料は、接着剤のような役割を果たし、塗装面と上塗り塗料の間の結合を強化し、塗料の耐久性を高めることができるのです。適切な下塗りを行うことで、塗装の品質や耐久性を確保し、長期的なメンテナンスコストを削減することができます。

塗装対象面の吸い込みを防ぎ仕上げの性能を引き出す

下塗り用塗料には、塗料が劣化した塗装面に吸い込まれるのを防ぐ役割があります。
劣化が進んだ塗装面に直接上塗りをすると、塗料が吸収されてしまい、塗料が十分に厚く塗ることができなくなります。このため、下塗り用塗料を使い、塗装面にしっかりと吸収させる必要があります。塗装面の吸収量が多い場合や、下塗りの厚みを十分に確保できない場合は、下塗りを2回行うことがあります。

下塗りを手抜きすると、上塗りの仕上がりが悪くなるだけでなく、塗料本来の性能や耐久性を十分に発揮することができません。したがって、下塗り工程は非常に重要であり、丁寧に行うことが必要です。下塗り用塗料は、塗装面と上塗り塗料の密着性を高めるとともに、塗料の厚みを確保することにより、塗装の品質や耐久性を向上させます。

下塗り用の塗料何が違うのか?外壁材で異なる下塗り用塗料

シーラー

シーラーは、密着性を高めるとともに、塗料の吸い込みを防ぐことができる下塗り用塗料で、名前の由来は「密封」「密閉」を意味するSeal(シール)です。
一般的には水性タイプが最も使用されていますが、コンクリート、モルタル、石膏ボードなどの特定の下地材にしか使用できないため、それ以外の下地材には油性(溶剤)タイプのシーラーが用いられます。
油性(溶剤)タイプのシーラーは、水性タイプに比べて密着力が高く、浸透力も高いため、下地材の強度を高めることができます。

プライマー

プライマーは、下塗り用塗料の一種であり、シーラーと同様に密着性を高めることができます。
ただし、プライマーには下地材によって適したタイプがあり、鉄やステンレス、アルミなどの金属に使用するプライマーには、錆止め効果のあるものがあります。
しかし、プライマーにはサビを除去する効果はないため、下地材にサビが発生している場合には、事前にサビを落としてからプライマーを塗る必要があります。
また、プライマーは様々な下地材に対応しているため、木材やプラスチックなどの下地材にも使用することができます。

フィラー

フィラーは、凹凸の模様やひび割れがある下地材を均一な表面に整えるための下塗り用塗料です。

フィラーは、通常シーラーやプライマーの後に塗られ、下地材の欠陥を埋め、表面を平らに整えます。また、フィラーは粘り気が高いため、下地材の表面に柄や模様をつけることもできます。
フィラーは、自然乾燥するタイプと硬化剤を混ぜて使用するタイプがあります。硬化剤を混ぜたものは、短時間で硬化し、塗装作業を早く終わらせることができますが、使い残したものは使えなくなるため、注意が必要です。

微弾性フィラー

微弾性フィラーは、シーラーとフィラーの両方の役割を持つ下塗り用塗料です。この塗料は、塗料の密着性を高めるだけでなく、細かいひび割れや凹凸を平らに均すことができます。

この塗料は柔らかく伸びる性質があるため、建物の動きに追従し、ひび割れが起こりにくいという特徴があります。そのため、モルタルなどのひび割れが起きやすい下地材によく使用されます。

バインダー

バインダーは、下塗り用の塗料で、シーラーやプライマーと同様に、塗料の密着性を高める役割を持っています。
ただし、シーラーが吸い込みが激しい下地材に使われるのに対して、バインダーは劣化が少なく、塗料の吸い込みが少ない下地材に使用されます。そのため、新築の施工時に広く用いられます。

サーフェイサー

サーフェイサーは、下塗り用塗料であり、主にシーラーやプライマーの後に使用されます。下地材の微調整や凹凸の均一化を行い、中塗り塗料の密着性を高めることができます。

建物の劣化が進んでいる場合や、塗装面に凹凸がある場合、また塗装色を変える際に使用されることが多く、サーフェイサーの種類によっては、光沢感を出す効果があるものもあります。

長野市下駒沢下塗り_軒天

最後に

長野市中越 屋根 下塗りの様子

下塗りを正しく行わなければ、塗料本来の性能や耐久性を発揮することができないので、塗装をしてもすぐに塗膜が剥がれてしまうなどの施工不良につながる可能性もあります。
下塗り用塗料には、塗料の吸い込みを防ぎ、塗装面と塗料の密着性を高める役割があり、塗装工事の中でも非常に重要な作業と言えます。
実際に塗装を依頼するときには、中塗り・上塗り用の塗料だけではなく、下塗りにはどのような塗料を使うのか確認しておくと安心です。
外壁塗装に関するご相談やお見積もりのご希望があれば、いつでも私たちプロタイムズ長野若里店にご連絡ください。専門のスタッフが丁寧に対応させていただきます。

外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇

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