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いざ、屋根の修理をしようと業者からの見積もりを取ると、足場設置に掛かる費用が思ったより高かったと感じる方もいるのではないでしょうか?
実際にお客様から…
足場って本当に必要なの?
足場なしで塗装できる方法はないの?
足場なしで塗装できる方法はないの?
足場代を抑える方法ってあるの?
本当に足場が必要なら仕方ないけど…

こんな疑問を投げかけられる事があります。
確かに足場代が掛かることで想定していた塗装の予算を超えてしまったなんて事があるかもしれません。そこで、今回は屋根塗装に足場が必要な理由や足場の種類まで、お客様の目線に立って解説いたします。

この記事のPOINT

☑ 屋根工事に足場が必要な理由とは?
☑ 屋根工事の前に知っておきたい、足場の種類と特徴
☑ 足場設置における注意点、生活面への制限と防犯対策
☑ 足場設置は屋根や外壁リフォームに必須。同時に施工するのがお得!

外壁劣化診断士石井

プロタイムズ長野若里店の石井大輔と申します。
コスパも重視し、満足度の高い塗装を実現すること。それが、私がお客様に届けている価値の一つになります。
ただ、残念ながら足場は必要です。
足場を組まないと安全面で問題が生じる可能性がありますし、均一な仕上がりが難しくなります。
一昔前は、足場なしでの塗装を見かけることがありました。しかし、危険と隣り合わせの環境の中で良い施工はできるのでしょうか?
それよりも、無理な体制での塗りや、高所での恐れから品質が落ちる場合があります。
本日は、足場が必要な理由について詳しく解説していきます。

屋根工事に足場が必要な理由とは?

そもそも、なぜ足場がそこまで重要視されているのでしょうか?その詳しい理由から見ていきましょう。

作業員の安全性の確保

高い場所で作業を行う時には、職人が落下して怪我を負ってしまわないよう、足場を設置することで安全性を大きく引き上げています。
また、足場の設置は法律によっても定められています。

屋根の修理には、高所での作業を伴うことが多いです。
このような状況下で最も重要なことは、作業を行う職人の安全を確保することです。足場をしっかりと組むことで、職人が安定した環境で作業できるようになり、落下による事故のリスクを大幅に減少させることができます。
安全な作業環境は、職人が集中して質の高い仕事をするための基盤となります。

また、建設業の安全衛生規則に基づき、2m以上の高さがある作業には足場の設置が義務付けられています。この法的要件を遵守することは、事業者にとっての責任であり、作業の安全性を確保する上で欠かせません。安全対策を怠れば、重大な事故につながる可能性があります。

【安全衛生法518条】

1.事業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。
2.事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働者に要求性能墜落制止用器具を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

(参考URL:中央労働災害防止協会・安全衛生情報センター

このように、足場の設置は法律で決められており、法律違反になるような工事をするわけにはいかないため、足場が必要となるのです。

屋根劣化の見逃しを防ぐことと作業効率と品質の向上

屋根を修理する際には、屋根の細かい部分まで全てチェックし、修理のし残しがない状態にしなければなりません。また、屋根の不具合というのは平たい部分だけではなく、破風や淀、谷、棟といった細かい部分に発生することが大半です。そのため、屋根の隅々まで細かくチェックして不具合を確認します。
この不具合を確認する際、足場がないと細かい場所までたどり着くことができず、万全な屋根の修理とはなりません。屋根の修理を完璧に行うためには、自由に行き来できる足場が不可欠です。

屋根の修理を行う際には、作業員の導線の確保は大切です。
特に、破風板、谷部分、棟など、屋根本体だけでなく、取り合いも現状を把握する必要があるからです。これらの部位に生じる問題は、一見すると見過ごされがちですが、屋根の性能に大きく影響するため、細かな点まで入念にチェックすることが重要だからです。

足場を設置することで、屋根の各部に安全で容易に移動できるようになります。
作業員が屋根上を自由に移動できることで、隅から隅までの点検が可能となり、修理を行うことができるのです。足場なしでは、屋根の特定の部分に対する修理が困難になり、作業の質が低下する可能性があります。
だからこそ、屋根修理を行う際に足場を組むことは、作業の精度を高め、屋根の長期的な性能を保証する上で必要になります。安全で効率的な作業環境をつくることは、修理作業の質を向上させることにも繋がるのです。

近隣への配慮

屋根の修理を進める上で、近隣の方々への配慮は欠かせません。
特に、修理の際に洗浄などで水を使用する場合、汚水が周辺に飛散し、隣家の洗濯物や自動車を汚してしまう恐れがあります。
また、作業中に発生する微細なゴミが近隣に舞ってしまう可能性があります。これらの問題を未然に防ぐため、足場を組み立てる際には飛散防止シートを使用し、水やゴミの飛散を抑える対策が必要です。

屋根のメンテナンスは、住まいを長持ちさせるために不可欠な作業ですが、近隣との良好な関係を維持するためにも、配慮が求められます。
そのため、足場の設置は、作業の安全性を高めるだけでなく、近隣住民への思いやりを示す行為と言えるでしょう。

屋根工事の前に知っておきたい「足場の種類と特徴」

建設や修理作業を行う際、安全かつ効率的に作業を進めるためには適切な足場選びが欠かせません。足場にはいくつかの種類が存在します。
今回はその中から主要な4つの足場の種類に焦点を当て、それぞれの特徴や用途について解説していきます。

くさび緊結式足場

「ブラケット」と呼ばれる金属でできた取り付け金具を組み合わせて設置する足場です。
くさび緊結式足場はハンマーが1本あれば組み立てられるため、組み立てや解体が簡単で揺れにくく、作業もしやすいという利点があります。
ただし、足場を設置したり解体したりする時のハンマー音が大きく、ご近所から騒音の苦情が来る可能性があります。あらかじめ連絡しておく、挨拶しておくことが必要となります。

くさび緊結式足場は、施工現場でよく見かけるタイプの一つです。
この足場の特徴は、金属製の「ブラケット」という部品を用いて組み立てる点にあります。この足場の利点は、組み立てと解体の手軽さにあります。具体的には、ハンマーが一本があれば誰でも比較的簡単に作業を進められるため、時間と労力を節約できます。
また、構造が安定しているため、揺れが少なく作業のしやすさも抜群です。

しかし、足場を組み立てたり、解体したりする際には、ハンマーを使う必要があり、音の大きさが問題になることがあります。特に、住宅街などの静かな環境では、騒音として近隣から苦情が寄せられる可能性があります。
このため、作業を始める前には、近隣住民への事前の通知や挨拶が重要となります。
このように、くさび緊結式足場はその便利さとともに、騒音に関する配慮が必要な足場システムです。

単管ブラケット足場

単管ブラケット足場は、その名の通り、単管パイプを用いた足場の一種です。
この足場は、狭いスペースへの設置も可能です。その理由は、組み立てに必要な場所が他の足場と比べ少いからです。例えば、建物の外壁と隣接する塀の間など、限られたスペースでも効率良く設置していくことができます。

また、足場の組み立てには、ブラケットと呼ばれる金具を使用しますが、これにより、単管パイプ同士をしっかりと固定。結果として強風などの悪条件にも耐えうる強度を確保できます。この点が、単管ブラケット足場が適材適所で好まれる大きな理由の一つです。

ただし、設置には、他の足場と比べてやや手間がかかります。また、費用面では、くさび緊結式足場と比べると高くなる傾向があります。予算や作業条件を考慮した上で、最適な足場選択が求められます。

単管足場

単管足場は、そのシンプルな構造から特に屋根工事で好まれています。
この足場は、鉄製のパイプを使って組み立てられ、そのシンプルさが最大の特徴です。
この種の足場には、足元の不安定さや作業の難しさというデメリットも伴います。
特に狭いスペースや隣接する家同士が狭く、他の足場タイプが適用できない際に、この単管足場が選ばれることが多いです。
その使用は、「狭さ」の制約に対する有効な解決策になりますが、安全面では特に注意が必要です。

屋根足場

中塗りの様子

屋根足場とは、特に傾斜がきつい屋根で作業を行う際に使われる足場の一種です。
この足場は、屋根上での安全な作業環境をつくり出します。
具体的には、屋根の形状に合わせて「井」字型に組まれることが多く、作業者が安心して屋根上で作業ができる場所を確保します。
屋根足場の設置は、屋根のメンテナンスや修理、塗装など、様々な作業を安全に行うために不可欠です。

足場設置における注意点

外壁劣化診断士石井

屋根工事において、足場の設置は安全かつ効率的な作業のために必要です。
しかし、この工程には、職人だけでなく、依頼主であるお客様にとっても重要なポイントが存在します。
今回は、足場設置の際に生じがちな問題を未然に防ぐための、お客様に向けたアドバイスをご紹介します。

足場設置における生活面への制限

屋根工事中の足場設置が日常生活に与える影響は少なくありません。
家の中が暗くなることや、窓の開放が難しくなります。そのため空気の入れ替えと言った換気の問題が生じます。
ただし、足場にかかるシートを一時的に取り除くことで対応可能です。このような対策が取れるかどうか、工事を担当する業者に相談することが重要です。
さらに、足場が金属製であることから、作業員が移動する際には避けられない金属音が発生します。この音は、日常生活においてストレスの源となり得ます。音に敏感な方は、工事時間帯に外出するなどして、この影響を最小限に抑える工夫が必要かもしれません。

屋根工事における足場設置は、安全性を確保するために必要ですが、生活への影響を最小限に留めるためには、業者との積極的なコミュニケーションが欠かせません。
不便を感じた際には、遠慮なく業者に相談し、可能な限りの対策を講じてもらいましょう。

足場設置に伴う防犯面への対策

屋根工事に伴う足場の設置により、不用意に建物へのアクセスを容易にしてしまいます。
このため、足場を利用した空き巣の被害が報告されているのが現状です。このリスクを最小限に抑えるために、いくつか防犯対策を講じる必要があります。

まず、窓の施錠は絶対に欠かせません。
小さな窓であっても、施錠を怠ることなく、家を空ける際はすべての窓を確認しましょう。
また、外出時には家が人がいるかのように見せるために照明を残しておくことも、犯罪者の意識を低下させる効果があります。

さらに、防犯に関しては近隣住民との協力も必要不可欠です。
工事の開始前には近隣への挨拶を兼ねて、足場設置による防犯リスクを共有し、注意喚起を行いましょう。これにより、互いに見守り合うことが可能となり、不審者の侵入を防ぐ助けにもなります。

これらの対策を実施することで、屋根工事中の足場設置がもたらす防犯上のリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

屋根工事で足場が必要になるケース

これらの屋根工事は高さ2mを超える作業であり、足場の設置が必要です。

・屋根葺き替え
・屋根カバー工法
・屋根塗装・外壁塗装
・棟板金工事
・雨樋工事
・漆喰補修
・屋根葺き替え
・防水工事
・軒天の張り替え
・その他高所での作業

足場は外壁や屋根リフォームで必要になる!やるべきは外壁屋根の同時施工

外壁や屋根のリフォームでは、安全な作業環境を確保するため足場の設置が欠かせません。
足場設置には、運搬から組み立て、そして解体まで含めて「30坪の建物」で約15万円から25万円の費用がかかることが一般的です。

この機会に外壁と屋根のリフォームを同時に行うことで、足場設置のコストを有効活用できます。また長期的な視点では、リフォーム費用の削減にも繋がることになります。
たとえば、屋根のメンテナンスと外壁のメンテナンスを別々に行うと、その度に足場が必要になります。また、高所にある外壁や屋根の設備も、このタイミングで一緒に直すことができます。
これらの細かな点も含め、リフォームの全体計画を練ることで、より効率的かつ経済的なメンテナンスが実現します。

リフォームの範囲や優先順位に迷った際は、専門家の意見を求めることが重要です。屋根修理の専門家である「プロタイムズ長野若里店」では、お客様のニーズに合わせた最適なリフォームプランを提案いしています。

外壁と屋根の同時リフォームは、時間と費用の節約。そして家全体の美観を一新する機会になります。リフォームを検討している方は、ぜひこの機会に全体的なメンテナンス計画を見直してみてください。

まとめ

屋根修理を進める上で、安全かつ効率的な作業を実現するためには、足場の設置が不可欠です。
足場設置には費用がかかりますが、作業員の安全を守るだけでなく、屋根のあらゆる部分への導線が確保されることで品質の向上にもつながります。

また、屋根修理業者選びには、信頼と実績がある業者を選ぶことが肝心です。
足場設置の費用を節約しようとするよりも、安全性と作業品質を確保するために必要なものだとご理解ください。もしコスパよく塗装がしたいとお考えであれば、足場にフォーカスするのではなく、塗料グレードや塗装時期に目を向ける事も一つの方法といえるでしょう。


重要なのは施工業者選びですが、「どこに頼めばいいかわからない」という方も少なくないでしょう。
屋根修理のことならプロタイムズ長野若里店にお任せください。お客様が工事期間をできるだけ快適に過ごせるよう努めてまいります。
お客様の声を聞き、可能な限り対応策を講じていくことで、お互いにとってより良い結果を目指していきます。

◇外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇


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