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ガルバリウム鋼板 屋根

屋根を選ぶ際、「縦ハゼ葺き」という言葉を耳にしたことはありますか?
近年は、よりシンプルでモダンな外観デザインが幅広い世代から求められている中で、人気が高まっている屋根工法のひとつです。

縦方向に並んだ金属板のシャープなラインはスタイリッシュな印象を与え、都市部や高級住宅での新築住宅に採用例が増えています。

この記事では、縦ハゼ葺き屋根の特徴やメリット、デメリット、さらに横葺きや瓦棒葺きとの違いまで詳しく解説します。新築時やリフォームの際の参考にしてみてください。

この記事のPOINT

☑ 縦ハゼ葺き屋根とは、縦葺き屋根の一つで、継ぎ目をハゼで繋ぐ工法
☑ 縦ハゼ葺き屋根のメリットは、防水性と耐久性が高い点
☑ 縦ハゼ葺き屋根は、屋根の形状によっては向かない場合がある
☑ 縦ハゼ葺き屋根は、シンプルな形状で勾配が緩やかな場合におススメ

縦ハゼ葺き屋根とは?

まず、金属屋根の葺き方には、縦葺きと横葺きがあります。
縦葺き(たてふき)とは屋根の傾きに沿う方向に張り、横葺きとは屋根と水平になるように張ります。

以前は耐久性や見た目の課題から、縦葺き屋根はあまり人気がありませんでした。しかし、技術の向上と耐久性の高いガルバリウム鋼板の登場により、デザイン性と機能性を両立できる屋根として注目されるようになりました。

縦ハゼ葺き(たてハゼぶき)とは、縦葺き屋根のひとつで、屋根の頂点から軒先まで縦方向に金属板を並べ、板と板の継ぎ目を特殊な折り曲げ(ハゼ)でつなぐ工法です。
このハゼの部分が雨水の侵入を防ぐため、防水性に優れているのが特徴です。

立平葺き(巻はぜ)日本金属屋根協会サイトより

縦ハゼ葺き屋根のメリット

縦ハゼ葺き屋根の最大の魅力は、その防水性と耐久性にあります。
縦葺きの屋根は雨の流れる方向に継ぎ目がないので、水はけが良く、雨漏りのリスクが低いと言われます。加えて、ハゼ折り構造により、板と板の継ぎ目から雨水が入りにくく、雨漏りのリスクを抑えることができます。長期にわたって安心して住める屋根を求める方には大きなメリットです。

また、見た目のデザイン性も高く、縦ラインの整ったシャープな印象は住宅全体を引き締め、モダンな外観を演出します。高級感のある屋根として選ばれることも多く、住宅の個性を際立たせる点でも優れています。

さらに、屋根の棟から軒先までを長尺の板金で一気に施工できるため、直線的でシンプルな屋根形状(切妻屋根など)の場合は、施工効率が高く、工期やコストを抑えられる点も魅力のひとつです。

縦ハゼ葺き屋根のデメリット

入母屋屋根
寄棟屋根

縦ハゼ葺き屋根のデメリットとして最も大きいのは、入母屋屋根や寄棟屋根のように形が入り組んでいる場合には、施工が難しくなることがある点です。

工場で製造した長尺の一枚板を現場に搬入して施工するため、現場での加工が難しく、場合によっては施工自体が適さないケースもあります。屋根形状との相性を確認しておくことが大切です。

縦葺きの屋根材は、デザインの種類が少なく、さらに断熱材と一体になったタイプもほとんどありません。人気の屋根材でも縦葺きに対応していないものがあり、その場合は希望しても選べないこともあります。断熱性能が気になる方は、どのような対策ができるのか業者に相談してみましょう。

横葺き・瓦棒葺きとの違い

横葺きとの違いや、同じ縦葺きでもかつて主流だった瓦棒葺きとはどのような違いがあるのか見てみましょう。

横葺き

まず横葺き屋根は、板を屋根の横方向に並べる工法です。見た目は横ラインが目立つため平坦な印象になり、施工も比較的簡単でコストが抑えられます。
縦葺きはシンプルな形状の屋根に向く一方、横葺きは複雑な形状の屋根にも対応が可能です。

一方で、防水性の面で縦葺きに劣る場合があります。横葺き屋根は、雨水が屋根材のつなぎ目で滞留しやすく、屋根の勾配が緩い場合、雨水が適切に排水されない可能性があります。

瓦棒葺き

いわゆる「トタン屋根」が瓦棒葺きです。
金属板を葺くために、瓦棒と呼ばれる角材を屋根の傾斜に沿って一定間隔に並べて固定します。
柔らかい縦ラインが特徴で、和風住宅にも似合います。
縦葺きで排水性がいい点や、施工が簡単で費用を抑えられる点がメリットです。

しかし、板の継ぎ目や内部の角材が腐食しやすい点が、最大のデメリットとなります。
縦ハゼ葺きは角材がないので腐食の心配がなく、見た目も、よりすっきりとした佇まいになります。

縦ハゼ葺き屋根はどんな住宅に向くか

縦ハゼ葺き屋根は、シンプルでモダンな住宅にマッチした屋根工法です。
防水性が高く、シャープで長期間美しい外観を維持できる点は大きな魅力です。工期や初期費用を抑えやすいのもメリットでしょう。

一方で、複雑な屋根形状に対応できないなど、施工できる住宅が限られる点がデメリットです。リフォームにおいて、カバー工法や葺き替え時に、縦ハゼ葺きは向かないことがあるため注意が必要です。
シンプルな形状で、勾配が緩やかな屋根には縦ハゼ葺きが向いています。


この記事を参考に、ご自身の家に合った屋根を理解し、ぜひ納得できるリフォームを実現してください。
最も重要なのは、信頼できる業者と一緒に、住まいの将来を見据えた選択をすること。迷ったらまず、私たちプロタイムズ長野若里店にご相談ください。豊富な経験があるからこそ、様々な観点からサポートいたします。

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