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外壁のコケやカビは放置せずに掃除!汚れ発生の原因と対処、予防法も紹介
2025.09.19
外壁の汚れの落とし方
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自宅の外観が汚れていたり、みすぼらしい状態は、誰しも避けたいものです。特に外壁に生じたコケやカビは、見た目だけでなく建物自体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
古い家だからといって汚れを正当化し、放置してしまうのは避けるべきです。なぜなら、コケやカビは外壁の劣化を加速させ、防水性能にダメージを与えたり、塗膜の割れを引き起こす原因にもなり得るからです。
場合によっては、軽い清掃や補修作業では手に負えず、大がかりな修理が必要になることもあります。そのような事態を未然に防ぐためにも、定期的なメンテナンスと早期の対応が必要です。
この記事を参照に、外壁のコケやカビを取り除く方法と予防策について学び、美しい住まいを保ちましょう。
☑ 定期的な外壁塗装でコケやカビの発生は防ぐことができる
☑ コケやカビが発生しにくい外壁は、表面がツルツルした素材
☑ コケは植物、カビは菌
☑ コケやカビが付着した外壁の掃除方法
☑ 業者に依頼した方が良いケースもある
☑ 機能付き塗料もおすすめ
外壁にコケやカビができる原因

なぜ外壁にコケやカビが生じるのでしょうか?
同じ地域に立つ家々でも、なぜか一部の家だけがコケやカビで覆われていることがあります。
その差は一体なぜなのでしょうか。外壁のコケやカビの発生についてお伝えしていきます。
塗膜の劣化によって発生しやすい環境に

コケや藻は植物、カビは菌類ですが、どちらも同じような環境を好む傾向があります。
コケとカビは湿度が高く栄養分が少ない場所でも生育します。
一度コケやカビが生えてしまうと危険です。自ら水分を吸収する能力を持ち、その結果、外壁の水分量が増え、塗膜の劣化を加速させることになるからです。
水分が外壁材に浸透することで、塗装の剥がれや亀裂が生じやすくなり、結果的にコケやカビがさらに繁殖しやすい循環を作り出してしまうのです。特に、経年による劣化が見られる古い建物では、雨水が侵入しやすくなり、コケやカビの温床となりがちです。
外壁の塗装は一般的に5年から10年でメンテナンスが必要とされており、この期間を過ぎると塗膜の機能が著しく低下します。
水分を含んだ状態が続くと、コケやカビが生育しやすくなり、最終的には外壁材自体の損傷につながる可能性があります。
したがって、定期的な塗り替えで塗膜の劣化を防ぐことが、コケやカビの予防に繋がるのです。
日当たりの悪い場所、湿気の多い場所に注意

日照が少なく湿度が高い場所はコケやカビの発生に注意が必要です。
北向きの壁面は日光が当たりにくく、湿気が溜まりやすいため、コケやカビが繁殖しやすい環境です。
南面でもベランダの内側は日光が当たりにくいので、コケやカビが生えやすいです。
また、家の周囲に川や池、田んぼなど水辺がある場合、その地域の湿度は自然と高まります。
風通しの悪さも相まって、湿気が壁面に滞留しやすくなるため、コケやカビの温床になりがちです。
森林や林が近くにある場合も同様で、樹木が日光を遮り、地面の湿度を高めます。
これらの自然環境が近い家では、外壁が常に湿った状態にさらされるため、カビやコケが発生しやすいのです。
結露が発生する家は注意が必要

結露による外壁のコケやカビ問題は見過ごすべきではありません。特に、梅雨時や冬季には、家の内外での温度差が原因で結露が発生しやすくなります。
このような状況下では、外壁に水滴が付着し、その湿った環境がコケやカビの増殖に絶好の条件となってしまうことがあります。
屋内の結露問題に対処することは、屋外のコケやカビを防ぐためにも重要です。
換気を適切に行い、断熱材を使用するなどして、温度差を抑える工夫をすることが推奨されます。
外壁にコケやカビが生じた場合は、早めに清掃を行い、外壁の材質や塗装を損なわないよう注意しながら対処することが大切です。
コケやカビができやすい外壁の種類

外壁のコケやカビが発生しやすい条件には、その家の外壁の素材や塗装の種類が大きく関わっています。
ある家がピカピカで清潔に保たれているのに対し、別の家が汚れやカビで覆われているのを見かけることがあるでしょう。これは、単に掃除の頻度の違いだけではなく、外壁の特性によるものです。
例えば、滑らかで平滑な外壁材は、水分が素早く流れ落ちるため、乾燥しやすく、コケやカビの生育条件が整いにくいのです。これらの素材は、水が留まりにくく、栄養源や胞子が付着しにくいため、カビやコケの発生を抑制する効果があります。
一方で、凹凸が多く、ざらつきのある外壁材は、水が溜まりやすく、湿度が高い状態が続きます。このような環境は、コケやカビが好む条件を整えてしまうため、汚れが発生しやすくなります。
特に、水はけが悪い箇所では、カビやコケの繁殖にとって理想的な環境を提供してしまいます。
したがって、外壁の清潔を保ちたい場合は、素材選びが重要であり、汚れにくい素材を選ぶことが予防策の一つとなるでしょう。また、既に外壁が汚れてしまっている場合は、適切なクリーニング方法を選び、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
表面がツルツルした素材がおすすめ

表面が滑らかで水を吸収しにくい素材を選ぶことは、コケやカビの発生を抑制しやすいとされています。
金属系サイディングボードやタイル、低吸水性のレンガは、水を吸収しにくい素材です。
対照的に、ザラザラした表面やデコボコとしたデザインの外壁は、汚れや水分が溜まりやすく、カビやコケが根を張るための場所となり得ます。モルタル壁やコンクリート壁、スタッコ塗装などの素材は、特にその傾向があります。
コケとカビの違いとは
コケや藻は植物、カビは菌類で、ぱっと見では違いが分からないかもしれませんが、実は異なる生物です。コケは光合成を行う植物の一種であり、その成長には日光と水分が必須です。外壁に緑のふさふさとした層を形成することがあります。
対照的に、カビは菌類に分類され、湿度の高い環境と適度な温度があれば、日光がなくても繁殖することができます。カビはさまざまな色を持ち、80,000種以上が存在するとされています。そのため、外壁には黒色など多彩な色の斑点として現れることがあります。
外壁のコケやカビの掃除方法

外壁にコケやカビが発生すると、見た目だけでなく建物の耐久性にも影響を及ぼすため、早期の対応が重要です。
コケやカビは湿気が高い場所で繁殖しやすく、特に日陰になる部分には注意が必要です。汚れが少ないうちに定期的にチェックし、掃除することが大切です。
掃除をする際は、外壁材やコーティングを傷めないように、柔らかいブラシやスポンジを使用しましょう。
高圧洗浄機を使う場合でも、適切な圧力で優しく洗い流すことがポイントです。強い力でこすりすぎると、外壁の損傷につながるため、力加減には注意が必要です。
コケやカビの除去後は、再発防止のために防カビ剤を塗布することをお勧めします。
また、外壁の通気性を保ち、湿気がこもらないようにすることも予防に効果的です。定期的なメンテナンスを心がけることで、外壁の美観を保ちつつ、長期的な耐久性を確保することができます。

1.外壁にまんべんなく水をかけて、泥汚れなど落とせるものは洗い流します。
2.外壁用洗浄剤などを使い、柔らかいスポンジでやさしくこすり洗いします。
3.洗剤分が残らないよう水をかけて流します。
これで落ちない場合、お風呂のカビ退治に使うカビ取りスプレーや、塩素系漂白剤を使う方法もあります。しかし、おすすめはしません。なぜなら、外壁の塗装を傷めたり、脱色や変色させたりする恐れがあるためです。
それよりも、外壁専用の洗浄剤などを使った方が安全です。
洗浄剤が目や肌に触れないよう厳重に防護して行いましょう。
ただし、使用できない壁もあるため注意書をよく確認することをおすすめします。

また、高圧洗浄機を使う方法もあります。手の届きにくいところでも、水さえ届けば洗えるため便利な手段です。
しかし家庭用の高圧洗浄機では、出力が弱く、コケを落としきれないこともあるようです。
また、周囲に水が飛び散るため近隣の方の迷惑とならないように使用し、掃除が終わったら日光や風でしっかりと乾燥させるようにしましょう。
これらの手順を踏むことで、外壁のコケやカビを効果的に取り除き、長期にわたって美しい外観を保つことができます。定期的なメンテナンスが、外壁を健康な状態に保つ鍵となります。
業者に依頼した方がよいケースは?

外壁に生じるコケやカビの問題は見過ごすべきではありません。これらの汚れは、家の美観を損ねるだけでなく、建材の劣化を早める原因にもなります。
特に外壁の高い位置での繁殖は、除去作業が危険を伴い、自分での対応が難しいケースもあります。
そんな時、プロの業者の力を借りることが推奨されます。彼らは、高所作業に適した専門機材や足場を使い、安全に且つ効果的にコケやカビを取り除いてくれます。また、自分で取り扱うには難しい市販の洗浄剤では落ちない頑固な汚れも、プロならば綺麗に清掃してくれるでしょう。

高圧洗浄を伴う作業の際には、周囲への配慮も欠かせません。業者は養生を行い、汚水が隣家や通行人に影響を及ぼさないよう注意深く作業を進めます。
清掃後は、コケやカビの再発を防ぐために、割れ目の補修や防水処理を施すことも可能です。これにより、長期的な外壁の保護に繋がります。
こうした専門的な作業は、リスクを避け、外壁を長持ちさせるためにも、経験豊富な業者に委ねるのが賢明な選択です。
住宅周辺の環境を見直す

外壁にコケやカビが生えると、見た目が悪くなるだけでなく、建物を傷める原因にもなります。
コケやカビは、湿度が高く、風通しが悪い場所でよく発生します。ですから、これらの環境を改善することが、発生を抑制する鍵となります。
住んでいる場所が自然に囲まれていると、湿度が高くなりがちですが、すぐに引っ越すことは難しいでしょう。
そこで、外壁の素材選びや、塗装の種類に注意を払うことが大切です。特に、防カビ性や耐久性に優れた塗料を選択すると効果的です。
また、外壁のメンテナンスは定期的に行うことが大切です。
数年に一度、専門家によるチェックを受け、必要な修繕を行うことで、コケやカビの発生を未然に防げます。特に古い外壁では、塗装の耐用年数が切れる前に対策を講じることが推奨されます。
住宅の外壁を清潔に保つことは、美観を維持するだけでなく、住まいの寿命を延ばすことにも繋がります。コケやカビを放置せず、適切なケアを心がけましょう。
塗装時に使用する塗料で対策

外壁のコケやカビを防ぐためには、適切な塗料選びが重要です。特に湿気の多い地域や影がちな場所では、ツヤあり塗料の使用を検討すると良いでしょう。
ツヤあり塗料は滑らかで光沢があり、撥水性に優れているため、水分が表面に留まりにくく、コケやカビの発生を抑制します。これにより、外壁の耐久性が向上し、美観を長期間保つことができます。
一方、ツヤ消し塗料は光を散乱させるために表面に凹凸を作り出します。これが湿気や汚れの溜まり場となり、コケやカビが生えやすい環境を作り出してしまいます。
ツヤあり塗料は清潔感を保ちやすい反面、デザインによってはツヤ消し塗料の方が適している場合もあります。重厚感や高級感を出したい場合は、ツヤ消し塗料が好まれることがありますが、コケやカビのリスクを考慮する必要があります。
選択する塗料は、住宅の環境やデザインのニーズに応じて決定することが肝心です。
常に清潔で美しい外壁を維持するためには、定期的な清掃と適切な塗料の選択が、理想的な住まいを守る鍵となるのです。
機能付きの塗料も検討の余地があります
外壁に発生するコケやカビは見た目だけでなく、建物の耐久性にも影響を及ぼすため、早急な対策が求められます。湿度の高い環境や日陰になりやすい場所は特に注意が必要です。これらの問題を未然に防ぐためには、定期的な清掃が効果的ですが、さらなる予防策として特殊な塗料の利用も考慮すべきでしょう。

特に注目すべきは、セルフクリーニング機能を持つ光触媒塗料です。
この塗料は太陽光や照明の光を受けることで、表面に付着した汚れを分解し、雨水で洗い流すことができるのです。ホコリやチリを寄せ付けにくくするだけでなく、大気汚染物質にも対応しており、環境浄化にも貢献します。
ただし、光触媒塗料は一般的な塗料に比べてコストが高いため、予算とのバランスを考慮する必要があります。
外壁の汚れが広範囲に及ぶ場合や高所作業が必要な状況では、専門のクリーニング業者に依頼することをお勧めします。業者選びは、過去の実績や評判を参考にしてください。
また、塗装の選択も重要で、使用する塗料の種類や住宅の環境、外壁の面積を総合的に考慮することが大切です。万が一、適切な方法に迷うことがあれば、信頼できる業者に相談することが最善の策と言えるでしょう。
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