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水切りに塗装は必要?役割や費用を徹底検証!【保存版】
2025.12.11
屋根材のこと
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外壁塗装を行う際、外壁や屋根だけでなく「付帯部」と呼ばれる外壁以外の部材も一緒に塗装するのが一般的です。
付帯部には雨樋や軒天、破風板などがありますが、その中でも「水切り」は本当に塗装が必要なのか、やらないとどうなるんだろう?といった疑問を持たれる方も多いかもしれません。
水切りは雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。しかし、見た目からは気づきにくく、そもそも水切りの役割を知らない方も多いのが実情でしょう。
本記事では、水切りの基本から役割、塗装が必要な理由、不要なケースまで詳しく解説し、塗装を検討する際の判断材料をご提供します。
☑ 水切りの役割は、雨水を効率的に流し、建物内部への水の侵入を防ぐ
☑ 水切りは主に金属製。素材の保護や美観を維持するには塗装が必要
☑ ステンレスやアルミ、樹脂製の水切りは塗装が不要
☑ 水切りの塗装は、外壁や屋根の塗装とセットで行う
水切りの基本とその役割を理解しよう
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水切りは外壁や屋根からの雨水などが建物内部に入らないように防ぐための重要な部材です。これにより、建物の基礎や外壁の劣化を防ぎ、長期間にわたって建物の耐久性を維持します。
水切りの役割を理解することは、建物の保護だけでなく、メンテナンスの計画を立てる上でも重要です。
水切りとは何か?
(土台)水切りとは、建物の外壁と土台の間に設置される部材で、雨水を効率的に流し、建物内部への水の侵入を防ぐ役割を果たします。
具体的には、外壁から流れ落ちる雨水をスムーズに地面に排出し、湿気や水分が建物の基礎部分に溜まるのを防ぎます。この機能のおかげで、建物の耐久性が保たれるのです。
水切りは、住宅の耐久性を保つために欠かせない要素です。特に、木造住宅では水分が基礎部分に侵入すると腐食やシロアリの被害を引き起こす可能性が高まります。したがって、水切りは建物の長寿命化において非常に重要です。
このように、水切りは見えにくい部分であっても、建物全体の保護に大きな影響を与える重要な部材です。
屋根やバルコニーにもある

屋根やバルコニー、サッシ下にも雨水を逃がすための「水切り」機能を持った部材があります。軒先水切りや、屋根と壁の立ち上がり部分の雨押さえ板金も水切りの部材です。
これらの水切りも、同じく雨水をコントロールして建物を守る役割があります。
※この記事では「水切り」とは、主に外壁と基礎の取り合い部分に設置される水切り板金を指して解説します。
水切りがない家もある
建物によっては、水切りが設置されていないケースもあります。これは、基礎部分に雨水が流れ込まないような構造や施工になっている場合で、その場合は必ずしも水切りがなくても問題ないことがあります。
しかし、外壁と基礎の取り合い部分からの雨水の侵入を防ぎ、建物の耐久性を保つためには、水切りの設置が重要です。設置がない場合、横殴りの雨や豪雨の際に基礎や外壁内部に水が回り込み、雨漏りや腐食、構造材の劣化などのリスクが高まります。
そのため、安全性や耐久性の面から考えると、水切りは設置しておく方が望ましいと言えます。
水切り塗装が必要な理由

水切りが果たす役割の重要性は理解していただけたかと思います。
この水切りに塗装が必要な理由は、主に素材の保護と美観の維持にあります。特に金属製の水切りは、塗装がないと錆びや腐食が進行し、最終的には機能を失う恐れがあります。
素材を保護するため
水切りは基本的に金属製で、薄い金属板で作られているため、傷や凹みが付きやすいうえ、長期間雨風にさらされることで錆や破損が発生しやすくなります。
こうした劣化を防ぐためには塗装が有効です。軽微な錆であれば、錆を落とし、防錆処理を施したうえで、再塗装し修復することが可能です。
塗装は錆の発生を防ぐだけでなく、紫外線や酸性雨などの外的要因から素材を守り、耐久性を高めます。結果として、水切りの寿命を延ばし、建物全体の保護にもつながります。
美観を維持するため
外壁塗装などを行った際に、水切りだけが塗装されていないと、きれいに塗装された外壁との色や質感の差が目立つことになり、建物全体の仕上がりの印象を損ねる原因になります。
さらに、塗装は単に外観を整えるだけでなく、建物全体の統一感を保ち、資産価値の維持にもつながります。特に、外壁の塗装と同時に水切りも塗装することで、色合いを統一し、一体感のあるデザインをにすることができます。
水切り塗装が不要なケースもある
水切り塗装が必ずしも必要でないケースも存在します。特に、素材自体が耐久性を持ち、塗装の効果が薄い場合には、塗装を行わない選択肢も考えられます。塗装が不要な場合には、メンテナンスのコストや手間を省くことができるため、経済的なメリットがあります。
塗装が不要な素材について
塗装が不要な素材には、主にアルミニウムや銅、ステンレスといった耐久性の高い金属が挙げられます。これらの素材は、錆びにくく、耐候性が高いため、塗装を施す必要がないことが多いです。
特にアルミニウムは、酸化被膜が自然に形成されることで、錆びを防ぎます。
これらの素材を選ぶことで、塗装の手間や費用を抑えることができるでしょう。
塗装しない場合の影響
塗装すべき水切りの塗装を行わなかった場合、どんな影響がでるのでしょうか。
まず、塗装が施されていない水切りは、雨水や湿気に直接さらされるため、金属製であれば錆びやすくなります。
水切りが錆びて変形・破損すると、雨水を適切に排出することができなくなり、外壁や基礎に回り込みやすくなります。雨水が建物内部に侵入して床下の湿気や木材の腐朽、さらにシロアリ被害を招くリスクが高まります。結果として建物全体の耐久性を大きく損なう深刻な被害をもたらします。
錆がひどい場合や、大きな破損がある場合は、カバー工法や交換をする必要があります。
塗装は水切りの耐久性を高めるだけでなく、見た目を保つためにも重要な役割を果たします。したがって、塗装を怠ると、建物全体の耐久性に関わる深刻なリスクがあることを理解しておくことが大切です。
水切り塗装の注意点とポイント

水切り塗装を行う際には、いくつかの注意点とポイントがあります。
錆止めの重要性
金属製の水切りは、時間が経つと錆びることが多いです。錆止め塗装は、金属表面に保護膜を作り、錆の発生を防ぐ効果があります。これにより、水切りの耐久性が向上し、長期間にわたって建物を保護することが可能です。
なお錆止めには、素材に合った専用の錆止め塗料を使用することが推奨されます。塗料選びを誤ると、効果が半減する可能性があるため、適切な錆止め塗料を選ぶことが重要です。
外壁塗装と同時に行うメリット
外壁塗装と同時に水切り塗装を行うことには、多くのメリットがあります。
まず、外壁塗装と水切り塗装を別々に行うと、業者の手配や施工の日数が増え、結果的に費用も高くなる可能性があります。
鉄部の塗装は、5年毎に行うことが理想ですが、水切りの劣化が気になってきても、わざわざ「水切り」だけの塗装を依頼される人は稀でしょう。外壁塗装のサイクルに合わせて、なるべく耐久性の高い塗料を使用することをおすすめします。
また、外壁と水切りの色や質感を統一することができ、建物全体としての美観が向上します。外壁だけが新しくなっても、水切りが古いままだと見た目に違和感が生じるかもしれません。
さらに、同時に行うことで、塗料や機材の無駄が減り、環境への配慮にもつながります。
まとめ

水切りは普段あまり目立たない部材ですが、建物の基礎や外壁を雨水から守る大切な役割を担っています。
水切りの多くは金属製のため、塗装を怠ると錆びや腐食によって雨水が建物内部に侵入し、基礎の劣化やシロアリ被害といった深刻な問題につながりかねません。
水切りの塗装は、単独で行うのではなく、外壁塗装や屋根塗装とセットで行うのがおすすめです。しかし水切りが破損している場合や、錆が進行している場合は早めに補修を依頼するべきです。
私たちプロタイムズ長野若里店では、水切りを含めた外壁や屋根まわりの細部まで丁寧に点検し、お住まいの状態に合わせた最適なメンテナンスプランをご提案しています。小さな劣化を見逃さず、建物を長持ちさせるための施工を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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