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ゲリラ豪雨が起きて天井にシミを見つける…
壁紙の色が一部だけ濃く見える…
そんな「もしかして雨漏り?」のサインを前に、ほとんどの方は「どこから水が入ったの??」と不安になります。
実は雨漏りは屋根だけが原因ではありません。
外壁の小さな割れ目、ベランダの排水口、そして窓まわりの目立たない隙間……
住まいのあらゆる部位に潜む“弱点”が原因になるのです。
この記事では雨漏り原因トップ10を徹底解説。
修理の流れや費用相場、火災保険・延長瑕疵保険の活用までをまとめました。
「まず何から手をつければいい?」と分からない方のアドバイスになるはずです。

雨漏り原因トップ10!屋根以外の盲点を見逃さない

ここからは、日頃、特に注意したい10の箇所を一つずつ見ていきます。
数字は順位ではなく代表的な例としてご覧ください。

① 外壁のひび割れ!壁面の細いスジが“水の通り道”になる

モルタル壁やALCパネルなどは、気温差による伸縮や地震の揺れで微細なひびが入りやすい素材です。
幅1ミリ程度でも雨水は毛細管現象で吸い上がり、内部の断熱材や木材を濡らします。
3ミリを超える亀裂があれば危険信号。
最初は外壁の表面だけが濡れる軽症でも、放置すると室内側まで浸水し、塗料の剥離やカビ臭まで招きます。
塗り替えから10年以上経過している家は、晴れた日に外周を一周して目視チェックするだけでも早期発見につながります。

② 外壁シーリングの劣化・ゴムの寿命は外壁より短い

サイディングボードの目地や外壁と窓枠の取り合い部に充填されたシーリング材は、弾力を保ってこそ防水効果を発揮します。
しかし紫外線で硬化が進むと、表面に細かな亀裂が走り、次第に隙間が拡大。
そこから壁体内に入った水は、合板の野地板や胴縁を腐らせるだけでなく、室内の石膏ボードまで波及します。
築8〜10年を過ぎた家は、外壁がきれいでもシーリングだけ先に交換時期が来るため、打ち替え(古い材の撤去+新規充填)を検討しましょう。

③ 窓枠・サッシまわり・目立たないパッキンのズレに注意

サッシ周囲は外壁材・シーリング・アルミフレームの3者が交わる複雑な納まりです。
劣化したシーリングを伝って水が入り、サッシ下枠の排水穴が詰まると排水が滞留。
さらに室内側の結露水まで加われば、内部の木枠が常に湿った状態になります。
天窓(トップライト)は斜面にあるため吹き込みが強く、わずかな施工誤差が重大な雨漏りへ直結。
ガラス下端に水滴が溜まる、周囲のクロスが膨れるなどの症状があれば、早めの点検依頼が安全です。

④ 金属屋根のサビ・穴あき・塗膜が切れた瞬間から進行する腐食

ガルバリウム鋼板などの金属屋根は耐久性に優れる一方、表面塗膜の劣化を放置するとサビが急速に拡大します。
赤サビは内部で膨張するため、ごく小さな点食でも一年後にはピンホール状の穴となり、吹き上げる雨で室内へダイレクトに浸水。
海沿い・積雪地・工場地帯など塩分や化学成分を含む環境は特に要注意です。
色褪せが見え始めた段階で再塗装を行えば、板金交換より大幅に安価に抑えられます。

⑤ 瓦・スレートの割れ・ズレ・見えない高所ほど破損が潜む

台風で飛んできた枝や隣家の瓦が当たって欠ける、地震でズレた隙間から吹き込む。
瓦・スレート系屋根材のトラブルは目視しにくいのが難点です。割れをそのままにしておくと、下葺き材(防水シート)も紫外線で切れ、屋根裏まで一直線に水が落ちます。
築20年超で塗装歴のないスレートは吸水が進み、凍害で層間剥離する例も。
定期点検時はドローン撮影を依頼すると、足場なしでも安全に状態を把握できます。

⑥ 釘・ビスの抜け・小さな“点”から広がる面の被害

金属膨張や木材の乾燥縮みで釘・ビスが浮くと、その周囲に0.5ミリ程度の隙間が発生します。
屋根の場合、毛細管現象で逆流した雨が野地板を傷め、やがて石膏ボードまで到達。
外壁のビス穴は見た目に分かりづらく、放置期間が長いほど躯体内部で腐朽菌が繁殖しやすくなります。
プロは赤外線サーモや内視鏡で微細な浸水ルートを追跡できるため、雨漏り箇所が特定できないときこそ専門調査が有効です。

⑦ ベランダ防水層のひび割れ・水平面の劣化は室内天井に出やすい

ベランダやルーフバルコニーの防水層(ウレタン・FRP・シート)は、屋根と同じく紫外線・雨風の直撃を受けます。
トップコートの退色→微細クラック→下層の防水層亀裂という順で進行し、最後はスラブ(コンクリート床)へ染み込み室内天井へ達します。
雨染みの場所がバルコニー直下の場合、防水更新のサイン。
10年ごとのトップコート塗替えで、全面張り替えの1/3以下のコストに抑えられます。

⑧ ベランダ排水ドレンの詰まり・腐食・少量のゴミが“プール化”を招く

排水ドレンに落ち葉や泥が溜まると、水位が上昇し、防水層の立上りを越えて室内側へ浸水します。
金属製ドレンはサビや電食で微小な穴が空きやすく、知らない間に下階の天井へ滴下するケースもあります。
掃除は高圧洗浄機よりも、手で土砂をすくい取るほうがドレンを傷めません。
掃除後に水張りテストを行い、排水速度を確認すると安心です。

⑨ ベランダ手すり取り合い部の隙間・風雨が集中する“横からの攻撃”

壁面より突き出た手すり笠木は、雨が横殴りに当たる場所。
笠木と外壁の隙間を埋めるシーリングが割れると、立ち上がり壁の裏側へ水が回り込みます。
室内のクロスが腰高で波打つ場合、手すり笠木の劣化が原因のことも。
外壁塗装の際は笠木上面にコーキングを打たず、シールと板金キャップの2段構えにすると長持ちします。

⑩ 雨どいの破損・オーバーフロー・本来の水路が“外壁シャワー”に変身

強風で曲がった樋、詰まった集水器、外れたエルボ。
どれも屋根面を流れるはずの雨水を外壁へ直接浴びせ、サッシ周りや基礎にまで跳ねかえします。
軒天が黒くシミになる、外壁塗膜が縦筋状に剥がれるなら排水経路を点検しましょう。
修理は部分交換なら数千円から。
放置すると外壁下地の腐朽やシロアリ被害を起こし、数十万円単位の補修に発展します。

雨漏りではないケースもある・配管漏水・結露の見極め方

「晴れているのに天井が濡れる」場合は、給水・排水配管のピンホールや、エアコンのドレン詰まりが原因かもしれません。
また冬場に窓まわりが濡れるのは結露の可能性大。
見分けるコツは天候との連動水の色
雨天時だけなら雨漏り、常時なら配管・結露を疑い、透明でサラサラなら結露の可能性も…
茶色や白濁は建材に触れた雨水のサインです。

修理までの流れ・応急処置から業者選びまで

1. 応急処置は「被せて集めて逃がさない」

侵入箇所を特定できたら、ビニールシートと防水テープで屋外側を被い、室内側ではバケツ+ビニールシートで受け止めます。
床がフローリングの場合、水はねでワックスが白濁するため新聞紙や古タオルを敷くと安心です。
屋根上は転落リスクが高く、雨天時はプロでも足場を組みます。
個人で屋根に上るのは厳禁と覚えてください。

2. 業者へ連絡するコツは「濡れた場所の写真や雨量メモ」

電話やメールで状況を伝える際、照明を点けて撮影した室内天井や外壁のシミ写真があると診断がスムーズ。
併せて「○月△日の大雨で天井中央から滴下」「普段の小雨では濡れない」など雨量との関係をメモしておくと、散水調査時間を短縮できます。台風直後や梅雨入りは依頼が集中するため、仮養生のみ先行対応してくれる業者を探すのもポイントです。

3. 雨漏り診断は“目視と機器”で確度を上げる

診断方法には散水調査、赤外線サーモグラフィ、ファイバースコープ、ドローン撮影などがあります。散水調査で濡れる時間と位置を確認し、サーモで壁内部の水の道筋を可視化。
雨水が流れるルートを立体的に把握することで、無駄な解体や過剰補修を防げます。
調査報告書と見積書をセットで提出してくれる会社なら、補修後の再発率が低く安心です。

費用相場と保険・保証“払うお金”と“戻るお金”を把握する

費用相場早見表

雨漏り原因主な修理内容費用目安(税込)
屋根(金属の穴あき)板金張り替え・部分補修150,000円~
屋根材の割れ・ズレ差し替え・シーリング補修15,000円~
窓・サッシ周りシーリング打ち替え・パッキン交換30,000円~
ベランダ(防水層・笠木)防水塗膜更新・シーリング補修100,000円~
外壁ひび割れUカット+樹脂充填+塗装30,000円~
雨どい破損部分交換・支持金具調整15,000円~
配管漏水パイプ補修・交換10,000円~
結露対策断熱材充填・換気改善30,000円~

1. 屋根(金属屋根の穴あき)

  • 主な修理内容:劣化や飛来物で生じた穴を中心に、板金の部分張り替えあるいは穴周辺の金属板補修を行います。
  • 費用目安:150,000円~
  • 解説:金属屋根は穴が開くと内部の下地が直接雨に晒され、腐食が加速します。穴の周辺を切り取って新しい板金をピッタリはめ込むことで、長期的な防水性を回復します。

2. 屋根材の割れ・ズレ

  • 主な修理内容:割れた瓦やスレートを新品へ差し替えし、ズレて隙間ができた部分にはシーリングで目地を補修します。
  • 費用目安:15,000円~
  • 解説:割れやズレは小さなサインですが、放置するとシート下地に雨が回りこみ、下地腐朽の原因に。局所補修で防水層を守ります。

3. 窓・サッシ周りの浸水

  • 主な修理内容:サッシ周囲の劣化したシーリングを打ち替え、劣化パッキンは交換して気密性・防水性を回復します。
  • 費用目安:30,000円~
  • 解説:窓枠と外壁の取り合いは、雨水が吹き込みやすい箇所。シールとパッキンの復旧が内装への浸水を防ぎます。

4. ベランダ(防水層・笠木)

  • 主な修理内容防水塗膜の全体更新に加え、手摺下の笠木シーリングも打ち替えを行います。
  • 費用目安:100,000円~
  • 解説:ベランダは常に水が滞留しやすく、防水層の劣化が早まる場所。トップコートだけでなく、笠木周辺の継ぎ目補修も重要です。

5. 外壁ひび割れ(クラック)

  • 主な修理内容:ひび割れ部分をUカットし、内部にエポキシ樹脂を充填したうえで、表面を塗装して仕上げます。
  • 費用目安:30,000円~
  • 解説:表面的な毛細ひび割れからでも雨水が浸入し、内部構造材を腐食させる危険があります。樹脂注入で完全に埋め、再発を防止します。

6. 雨どい破損

  • 主な修理内容:割れや変形した雨どい本体を部分交換し、支持金具が緩んでいる場合は調整・増締めを行います。
  • 費用目安:15,000円~
  • 解説:雨どいの不具合は水が壁伝いに落ち、外壁の汚れや基礎周りへの水たまりを招きます。局所補修で流れを正常化します。

7. 配管からの漏水

  • 主な修理内容:給排水管のクラック・継手の緩みをチェックし、部分補修または交換で止水します。
  • 費用目安:10,000円~
  • 解説:屋内外問わず配管からの漏水は発見が遅れると広範囲の水害に。早期の小規模補修が費用・手間の節約につながります。

8. 結露対策(インテリア側の雨漏りではなく湿気対策)

  • 主な修理内容:外壁・屋根内部の断熱材を充填し、通気層の換気口増設や換気扇設置で空気の流れを改善します。
  • 費用目安:30,000円~
  • 解説:結露と雨漏りは混同されがちですが、内部結露による染み・カビの対策は防水工事とは別途断熱・換気計画が必要です。

火災保険と延長瑕疵保険のポイント

【火災保険対応】申請と修繕工事について

火災保険は「台風・雹(ひょう)・落雷・雪害」など突発的な自然災害によって発生した雨漏りのみが補償対象です。
経年劣化やメンテナンス不足は対象外のため、見積書に「台風〇号による瓦の飛散」など被害原因を明記してもらいましょう。
新築から10年間の住宅瑕疵担保保険が切れた家でも、延長瑕疵保険に加入すれば最長20年まで構造躯体・雨漏りをカバーできます。
加入条件に定期点検や補修履歴の提出が求められるので、日頃から報告書を保管しておくと手続きがスムーズです。

早期発見・早期対応が住まいと家計を守る

雨漏りは「気付いたときには被害が広がっている」のが最大の怖さです。
小さな外壁のひびやベランダのドレン詰まりも、放置すれば室内の天井や柱を腐らせ、補修費が桁違いに膨らみます。
だからこそ、年に一度のセルフチェックと10年周期のプロ診断で“水の入口”を塞ぎ、必要なメンテナンスを計画的に行いましょう。
もし雨染みを発見したら、応急処置→写真記録→専門業者へ相談を最短ルートで実行することが被害と費用を最小限に抑えるコツです。
この記事が、突然の雨漏りにも落ち着いて対処できる“備え”になりますように。

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