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夏はベランダの水漏れに要注意!ベランダの水漏れ原因と予防対策
2025.08.28
雨漏り・雨漏する理由
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夏になると、ゲリラ豪雨などの激しい雨が増えるうえに、排水や水作業など、ベランダ周りで扱われる「水」の量も一気に増えます。
これらに排水不良や防水層の劣化が重なることで、「ベランダからの水漏れ」が起こりやすくなります。
これはいわゆる雨漏りの一種であり、床下や壁の内部に雨水がしみ込むだけでなく、場合によっては階下への漏水事故につながることもあります。
雨漏りや水漏れを放置した場合、建物への影響は甚大です。大掛かりな修繕工事が必要になり、費用も高額になる可能性が…。そうならないためにも、日頃の点検や清掃といった“予防対策”がとても重要です。
この記事では、夏にベランダで水漏れが起こりやすい原因と、未然に防ぐためのチェックポイントや対策を詳しく解説します。
☑ ベランダの水漏れは、夏に増加する
☑ 水漏れ修理はコストが高い!だからこそ予防が大事
☑ 排水口の清掃は定期的に。ガーデニングは床に水や土がかからないよう工夫を
☑ ベランダ床の防水性能を
なぜ夏にベランダの水漏れが増えるのか?

ベランダの水漏れが夏に増える理由は、いくつかの要因が重なりやすいためです。特に梅雨明けから真夏にかけては、「気温・湿度・水量」など、建物にとって過酷な環境になります。
ゲリラ豪雨・集中豪雨の影響

夏は短時間で大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」が多発します。このとき、ベランダに降り注いだ雨が排水しきれずにあふれることが、水漏れのきっかけになります。
その際に排水口が詰まっていたり、ゴミや落ち葉でふさがれていたりすると、ベランダに滞留した水が建物内部に浸透してしまう可能性があります。夏は台風など強風で巻き上げられた土が乾燥し、排水管内部に固着して水の通り道を狭めたり、虫の死骸などが排水口に溜まることで、詰まりを起こすことがあります。
エアコンの排水(ドレン水)増加

冷房を使う夏場は、室外機から結露水(ドレン水)が多く排出されます。これがベランダに直接流れ込むようになっていると、連日水が溜まり、防水層に負担がかかります。
特に排水口が遠い、ホースが曲がっている、床の勾配がうまくとれていないといった状況では、水がうまく流れず、階下に漏れるということも。毎日の排水でベランダが水浸しになり、うまく排水されずに長時間溜まることになると防水層の劣化を加速させ、水漏れのリスクが高くなります。
防水層が劣化しやすい時期

夏の強烈な紫外線と高温は、防水層にとって過酷な環境です。表面の劣化、ひび割れ、浮きや剥がれといった劣化のスピードが一気に加速しやすくなり、そこから雨水が浸入するリスクが高まります。
一見キレイに見えるベランダでも、細かなクラック(ひび)ができているケースは少なくありません。ベランダの防水層の劣化は、目に見えやすい症状が出にくいため放置されがちですが、そこからじわじわと水が内部に入り込むことで、木材の腐食やカビの原因になります。
ガーデニングの影響

夏場にベランダでプランターや植木鉢を使ったガーデニングを楽しんでいるご家庭も多いと思います。しかし、ガーデニングの水や肥料による防水層の劣化にも注意が必要です。
土に含まれる微生物や、肥料の成分が長期間防水層に接触していると、劣化を早めることがあります。さらに、鉢自体の重さや、鉢の下などに湿気がこもることで、局所的に傷むケースもあります。
とくに有機肥料や液体肥料は、防水層に化学的なダメージを与える可能性もあるため、直接床面に接触しないよう配慮が必要です。
水漏れ修繕は高額になることも!だからこそ予防が大事

ベランダに水が溜まると、建物の劣化や室内への水漏れ、カビの発生など、多くの問題を引き起こす可能性があります。
ベランダの水漏れが進行すると、最終的には防水層の全面張り替えや、下地補修、さらには室内の内装工事まで必要になることがあります。
こうなると、修繕にかかる費用は数十万円〜数百万円規模になることも。
一方で、排水口の清掃や軽度の補修、点検などの日頃のメンテナンスで、トラブルを未然に防げるケースが非常に多いです。
「今問題がなくても点検しておく」ことが、もっとも賢い対策といえます。被害が出てからでは遅いため、事前の対応が何よりも大切です。
今日からできる水漏れ予防対策
排水口の清掃

もっとも手軽かつ効果的な対策です。
月に1度は、ベランダの排水口を目視で確認し、落ち葉やゴミなどの詰まりを取り除きます。排水口のフタを外して、中に溜まったゴミや汚れも忘れずに掃除しましょう。
特にゲリラ豪雨などが増える夏、台風シーズン前には念入りな掃除を行うことをおすすめします。
特に雨が続いたあとは、詰まりが起きていないかしっかり確認することが大切です。
プランターや物置は直置きしない
プランターは、できるだけベランダの床に直接置かないようにしましょう。
水やりや雨のたびにあふれた水や肥料が床に溜まりやすくなり、汚れがつくだけでなく、水漏れやカビの原因になることもあります。防水シートやマット、プランター用の受け皿などを活用して床を保護することをおすすめします。
排水口付近にプランターがあると、水の流れを妨げてしまうことも。枯れ葉の飛散にも注意し、土がこぼれた場合にはすぐに掃除をして、衛生的な環境を保ちましょう。
エアコンのドレンホースの流れを確認

ホースの先が排水口から遠い場合や、ベランダの床面に垂れ流しになっていたりすると、水がたまり、防水層の劣化につながります。ドレンホースは確実に排水口へ水が流れるようにしましょう。
もし設置が難しい場合は、ホースの先に受け皿を置くか、チューブを延長して排水口へ誘導するなどの対策が有効です。冷房シーズンは特に水の量が増えるため、要注意です。
防水層のひび割れや剥がれをチェック
日差しの強い晴天時にベランダの床面をよく観察すると、小さなひび割れや膨れが見つかることがあります。初期の段階であれば、トップコートの塗布など部分的な塗装で済むことが多く、コストも時間も抑えられます。
築年数が10年以上の建物や、過去に防水工事をしていない場合は、専門業者による点検を受けることも検討しましょう。雨漏りが起きてからでは、修繕が大がかりになってしまいます。
水漏れを防ぐベランダ床のメンテナンス
ベランダの床は、雨水による被害から建物をしっかり守るために、防水加工がされています。ただ防水機能は経年とともに劣化してしまうので定期的に補修が必要です。
ベランダからの水漏れを防ぐためには、適切なタイミングでメンテナンスをすることが重要。劣化が進行しているサインを見逃さず、正しいタイミングを見極めましょう。
防水層トップの剥がれや防水層自体の剥がれ

ベランダの床に使われている塗装が経年とともに劣化すると、防水層そのものが剥がれてくることがあります。防水シートを使っている場合は、端からシートが剥がれてきます。塗装の場合は表面がボロボロと剥がれてくることがあります。
もし、床を見て、剥がれている部分が見つかったら、それは防水性能がかなり低下しているサインかもしれません。できるだけ早めに業者に相談してください。
コケ・藻の発生

ベランダの表面の塗装が古くなってくると、コケやカビ、藻が発生しやすくなります。塗料に含まれている防藻・防カビの効果が薄れてくるためです。
コケやカビ、藻があれば、塗装をし直す時期がきている事が想定されます。
ベランダは外的な環境に晒されているから、植物が生えてきてしまうことも。
植物の根は力強く、建材を傷めつけて成長することもあります。
ベランダを定期的に掃除することで、コケやカビが根を張るのを防ぎ、塗膜の劣化を防いでくれます。
雨水の排水不良

ベランダの床は、効率的に水を排水するために勾配がついていますが、床面の防水層が劣化してくると、床が微妙に変形してしまうことがあります。その結果、床に凹みができ、水が溜まる可能性があります。
落ち葉やゴミ、汚れなどで排水溝が詰まると、劣化していなくても雨漏りの原因になります。こまめに掃除して、雨水の排出をスムーズにすることが、建物を長持ちさせることにつながります。
笠木(手すり上のカバー部分)

意外に見落としがちなのが、ベランダの外周部にある笠木(かさぎ)です。
ベランダの手すりや柵は、多くがアルミなど金属製です。金属は雨に当たると錆びるため、外壁と同じように劣化には気をつけなければなりません。
もし手すりの金属部分が錆びてしまうと、そこから雨水が入って建物の中まで浸透してしまう可能性があります。
金属ではなくても、ベランダの手すり上部分は、建物の中へ雨水の侵入を防ぐ重要な役割があります。住まいの中でも劣化が激しい場所なので、定期的なメンテナンスが必要です。
まとめ

夏は大量の水の排水不良や防水層の劣化が重なることで、「ベランダからの水漏れ」が起こりやすい時期です。
ベランダからの水漏れはいわゆる雨漏りの一種であり、床下や壁の内部に雨水がしみ込むだけでなく、場合によっては階下への漏水事故につながることもあります。
そして、一度雨漏りが発生してしまえば、補修範囲も費用も大きくなるのが実情です。だからこそ、日常的な点検と予防こそが、建物を守る最も効果的な方法です。
ベランダの防水工事を依頼するなら、確かな技術と信頼を誇る業者選びが肝心です。
また雨漏りの修理をする際は、保有資格や実績を確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。私たちは、雨漏り調査と修繕も得意としています。私たちプロタイムズ長野若里店にお任せください。
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