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ゼロVOC塗料とは?F☆☆☆☆や低VOCとの違いと外壁塗装での正しい考え方
2026.02.19
塗料の種類
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外壁や内装を塗装した際、多くの方が不快に感じるのが「塗料の臭い」ではないでしょうか。
この臭いは不快感の原因になるだけでなく、成分によっては健康への影響も懸念されます。
こうした背景から近年では、「ゼロVOC塗料」や「低VOC塗料」といった、臭いを極力抑えた塗料が注目されるようになってきました。
一方で、ゼロVOC塗料は本当に安心なのか、どのような塗装に向いているのかといった点は、意外と正しく知られていません。
この記事では、VOCとゼロVOC塗料の基礎知識から、これらに向いている塗装について分かりやすく整理して解説します。
☑ VOCとは揮発性有機化合物のことで、環境や健康面への影響が懸念されている
☑ ゼロVOC塗料とは、VOCをほぼ含まない、または放出しない塗料のこと
☑ ゼロVOC塗料は、施工できる場所が制限されることがある
☑ 塗料選びで大切なのは、目的に合った塗料を選ぶこと
VOCとは何か?なぜ問題視されているのか

VOCとは、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略で、塗料などに含まれ、乾燥や使用の過程で空気中に揮発する有機化合物のことを指します。
塗料の臭いの多くはVOCが原因です。
VOCの代表的な物質には、トルエン・キシレン・エチルベンゼンなどがあります。これらは少量で直ちに命に関わるものではありませんが、問題になるのは「長期間・繰り返し」さらされることです。
長期的にVOCに曝露され続けると、
・目やのどの痛み、かゆみ、鼻水、咳
・頭痛、吐き気、倦怠感、集中力の低下、睡眠の質の悪化
・アレルギー疾患や呼吸器疾患、慢性的な体調不良
といった症状につながる可能性があるとされており、特に小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の方は、影響を受けやすいとされています。
注意したいのは、VOCを含むのは塗料だけではないという点です。
新品の家具やカーペット、壁紙、接着剤、さらには洗剤・芳香剤・消臭スプレーなど、私たちが日常的に使っている製品からもVOCは放出されています。つまり、日常生活の中では、少量のVOCに触れている環境にあるとも言えます。
さらにVOCの問題として、大気中で窒素酸化物などと反応し、光化学スモッグの原因物質を生み出すことが知られています。
近年では、健康への影響や臭いによる生活ストレスだけでなく、施工者の長期的な健康リスクや環境負荷への懸念が無視できなくなり、低VOC塗料やゼロVOC塗料の開発が急速に進められてきました。
ゼロVOC塗料とは?F☆☆☆☆との違い

ゼロVOC塗料とは
ゼロVOC塗料とは、VOCをほぼ含まない、または放出しない塗料のことです。VOCフリーと記載されている場合もあります。
厳密には完全なゼロではありませんが、測定基準上「検出されない、または極めて微量」とされるレベルです。
においが非常に少なく、室内環境や健康への配慮を最優先した塗料として、住みながらの塗装や営業中施設に向いています。健康・安全性が高いため学校・病院・介護施設などでは望ましい選択でしょう。
F☆☆☆☆塗料とは何が違う?

ゼロVOC塗料とF☆☆☆☆は「評価しているものが違う」ため、同じではありません。
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)とは、建材や内装材から放散される「ホルムアルデヒド量」を評価する等級です。
ホルムアルデヒドは揮発が非常に早く、室内濃度が短期間で上がりやすい、さらに健康影響が出やすいという特徴があり「VVOC(より揮発しやすいグループ)」に分類されます。シックハウス症候群が社会問題化した1990年代以降、その主要原因のホルムアルデヒドは建築基準法による明確な規制が設けられました。
違いを整理すると
- F☆☆☆☆
→ ホルムアルデヒド(のみ)の放散量が、国の基準値以下であることを示す - ゼロVOC
→ トルエン・キシレンなども含むVOC全体を対象として、ほぼ含まない又は放出しない
つまり、F☆☆☆☆でもVOCを含む塗料はあるということになります。
低VOC塗料とは
低VOC塗料は、従来の塗料よりVOCを大幅に抑えた塗料です。
VOCはゼロではありませんが、作業者にとっても安全性が高く、環境負荷が低いため、臭いの少なさや近隣への配慮が求められる住宅塗装において、現実的でバランスの取れた選択肢として採用が広がっています。
ゼロVOC塗料のデメリット

ゼロVOC塗料は、においが少なく、室内環境への配慮に優れた塗料ですが、どんな場所にも最適な塗料というわけではありません。
耐久性が限定的な場合がある
ゼロVOC塗料は溶剤を使わず、水性や無溶剤、またはVOCを発生させない特殊樹脂で作られているものがほとんどです。そのため紫外線や雨風、気温差といった過酷な屋外環境への耐性は、一般的な外壁用塗料と比べて劣るケースがあります。
そのため、外壁や屋根など、長期間の耐久性が求められる部位には不向きなことがあります。
塗膜性能に制限が出ることがある
ゼロVOCを実現するために、塗膜の硬さや密着性、防汚性といった性能が、設計上どうしても制限される場合があります。
特に、汚れが付きやすい場所や、劣化が進んだ下地では、仕上がり直後はきれいでも、耐久面で不安が残るというケースもあります。
価格が高くなりやすい
ゼロVOC塗料は、原材料の制限や開発コスト、生産量の少なさなどから、一般的な塗料より価格が高くなる傾向があります。
にもかかわらず、寿命が長くなるとは限らないという点は、コスト面での注意が必要なポイントです。
室内と外壁で使い分ける

ゼロVOC塗料は、環境にも人体にも優しい塗料として積極的に選びたいところですが、どこにでも使える万能塗料ではありません。
現在の塗料技術では、外壁など屋外の塗装については 低VOC塗料を選ぶのが現実的でしょう。
どちらが良い・悪いではなく、目的に合った塗料を選ぶことが重要です。
塗料選びで大切なのは

「ゼロVOC塗料」という表現を明確に打ち出しているメーカーは実は限られています。
多くの大手メーカーでは、VOCを極限まで抑えた塗料であっても、「低VOC」や「環境配慮型」といった表現を用いていることが多いです。
塗料選びでは、環境性能だけを重視して塗料を選んでしまうと、使用場所に合わない場合、耐久性不足や塗膜トラブルにつながることもあります。
つまり、その塗料がどこに使われるのか、必要な性能を備えているか、さらに成分や安全性がきちんと開示され、選定理由を分かりやすく説明してもらえるか。これらを総合的に見て判断することが、後悔しない塗装につながります。
まとめ

ゼロVOC塗料は臭いが少なく、健康や環境負荷へ配慮された塗料です。安全性が高いので、小さな子どもや高齢者、ペットやアレルギー体質の方がいるご家庭でも安心して施工することができるでしょう。
現時点では室内向けの性能が重視されており、耐久性や塗膜性能には限界がある場合があるので、用途に応じた選定が重要です。
外壁塗装では、耐久性や施工安定性とのバランスを考え、低VOC塗料を適切に選ぶことが現実的な判断となります。
今後、技術の進歩によって、耐久性と環境性能を両立したゼロVOCの外壁用塗料が開発される可能性もあります。
そうした塗料が登場すれば、住む人だけでなく、施工者や周辺環境にもよりやさしい外壁塗装が実現できるでしょう。
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