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須坂市トタン屋根塗装はいつやるべき?費用の単価や業者選びまで
2025.08.15
屋根塗装
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「屋根がうっすら茶色くくすんできた」「雨音が前より響く気がする」──そんな小さな変化に気づきながら、仕事や家事に追われて後回しにしてしまう方は少なくありません。
須坂市は夏冬の寒暖差が大きく、雨や雪も多い土地柄です。軽量で施工が容易なトタン屋根はコスト面で魅力的ですが、亜鉛メッキが剝き出しになった瞬間から錆びる宿命を背負っています。放置すると雨漏りや構造材の腐食を招き、塗装費用どころか屋根の張り替え費用が一気にのしかかることも。
この記事では「いますぐ塗るべきか、それとももう少し様子を見るか」を判断できる知識と、後悔しない業者・塗料選びのコツを須坂市の気候事情とあわせて詳しく解説します。
須坂市の気候がトタン屋根に与えるダメージとメンテナンスの必要性

須坂市は真冬に−5 ℃前後まで冷え込む一方、夏は35 ℃近くまで気温が上がる内陸特有の気候で、日較差も大きいのが特徴です。金属は熱で膨張し、寒さで収縮するため、毎日微細な動きを繰り返すうちに亜鉛メッキ層がヘアライン状に割れ、そこから赤錆が進行します。
さらに北信地域特有の「重く湿った雪」は屋根に長くとどまりやすく、融雪と再凍結を繰り返す過程で表面塗膜が劣化しやすいのも須坂市ならではのリスクです。
したがって、東京や名古屋に比べ同じ年数でも劣化スピードが早い傾向があり、10年を過ぎたら計画的に点検・塗装を検討することが不可欠になります。
トタン屋根とは?素材・構造・寿命を丸ごと理解する

一般に「トタン」と呼ばれるのは厚さ0.27〜0.40 mmほどの薄い鋼板に亜鉛メッキを施した材料です。鉄板の強度と亜鉛の防食性を兼ね備えつつ、板金ハサミで切断できる柔らかさがあり、住宅だけでなく農機具小屋や倉庫など多用途で採用されています。
重量は瓦の約10分の1と軽く、既存屋根の上にカバーする重ね葺きにも好適です。適切に塗装すれば20〜25年使用できますが、裸鋼面が雨水や酸素に触れると著しく寿命が縮まるため、「防錆=塗装メンテナンス」が切っても切れない関係にあります。
トタン屋根のメリットを最大化し弱点を最小化するポイント

トタン屋根最大の強みは施工費と工期の短さです。軽量ゆえ構造補強が最小限で済み、足場設置から完工までのスピードが早いため、雪が降る前に工事を終えたい須坂市の住宅事情にもマッチします。
反面、遮音性と断熱性に劣り、雨音や夏場の熱気が室内に伝わりやすいのが弱点です。塗装時に遮熱顔料や高弾性塗膜を選択することで、板金の温度上昇を15〜20 ℃抑え、室温上昇や冷房費を軽減する事例も報告されています。
塗装が必要になる兆候とタイミング──見逃せない3つのサイン

①色あせ・光沢低下
紫外線で樹脂が分解され、表面がマット化する初期症状です。放置すると次のチョーキング現象へ進行します。

②チョーキング
指で触ると白い粉が付く状況は、塗膜がチョークの粉状に風化している証拠で、防水性能が大幅に低下しています。

③赤錆・白錆の発生
斑点状や筋状に錆が見えたら要注意。錆は塗膜を内側から押し上げ、雨が差し込む経路を作るため、早期のケレンと防錆下塗りが必須です。
須坂市の降雪量を考えると、設置後10〜12年を目安に屋根診断を行い、上記症状が見られた段階で塗装計画を立てると、張り替えより大幅に経済的に済みます。
トタン屋根塗装の工程と現場で押さえるべき核心ポイント

1. 高圧洗浄
付着した土埃や苔を150 kgf/㎠前後の水圧で一掃し、塗膜の密着阻害要因を除去します。

2. ケレン(素地調整)
ディスクサンダーやワイヤーブラシで浮いた錆と旧塗膜を研磨し、「白錆転換剤」を併用することで残留錆を中性化して進行を止めます。

3. 防錆下塗り
2液型エポキシ系錆止めを0.12〜0.15 kg/㎡塗布し、鋼板と上塗りの橋渡し層を形成。硬化時間を守らないと後工程でピンホールが起きやすい点に注意。

4. 中塗り・上塗り
耐候性・柔軟性・コストのバランスを考慮して塗料を選定し、規定膜厚を確保しながら重ね塗りします。須坂市のような寒冷地では冬季の気温低下で硬化不良を起こさないよう、気温5 ℃以上・湿度85 %以下を厳守します。
5. 完了検査・タッチアップ
塗膜の連続性を確認し、ボルト頭や重ね部の塗り残しを補修。さらに散水試験で漏水の有無をチェックして引き渡しとなります。
塗料別に見る費用と耐久性の比較
塗料種類 | 期待耐用年数 (須坂市想定) | 平均単価 (㎡あたり) | 主なメリット | 想定デメリット |
---|---|---|---|---|
ウレタン樹脂 | 6〜8年 | 1,800〜2,400円 | 柔軟で密着力が高く曲げ応力に強い | 紫外線で黄変しやすい |
シリコン樹脂 | 10〜12年 | 2,300〜3,000円 | 耐候性とコストのバランスが良い | 塗膜が硬く凍害クラック注意 |
フッ素樹脂 | 15〜18年 | 3,800〜4,800円 | 超耐候・低汚染で再塗装周期が長い | 塗料代が高額で初期負担大 |
遮熱シリコン | 10〜12年 | 2,800〜3,500円 | 表面温度を最大20 ℃低減し熱劣化抑制 | 色数が限定的で仕上がりに制約 |

上表は一般的な相場ですが、ケレンレベル(1種~3種)や屋根形状(折板・瓦棒・立平葺き)でも変動します。須坂市の冬季凍害リスクを考えると「塗膜の硬さ」より「長期の柔軟性」を重視し、フッ素または高グレードシリコンへグレードアップする方が全体コストを抑えられるケースが多いです。
業者選びで失敗しないためのチェックリスト

・無料点検=屋根に上がる前の写真提示
1㎡あたりの標準使用量を示し、余剰が出た場合の扱いまで説明できるかを確認しましょう。

・須坂市の冬期施工経験
気温5 ℃を下回る現場での硬化時間管理や、雪害対策用ネット設置など寒冷地ノウハウを持つかが品質を左右します。

・保証内容とアフター点検
塗膜剥離保証年数だけでなく、保証範囲(錆再発・色あせを含むか)と無償点検周期をチェック。
適正価格の目安は足場込みで80〜120 ㎡の屋根なら総額30万〜45万円前後ですが、ケレン方法や使用塗料で差が出るため3社以上の見積もり比較をおすすめします。
まとめ ─ 10年目の一手が20年先の安心を生む
トタン屋根塗装は「傷んだら塗る」ではなく「傷む前に防ぐ」メンテナンスです。須坂市の厳しい寒暖差と雪を考慮すると、10〜12年目の再塗装は家計を守る最善の投資と言えます。早期のケレンと高性能塗料の選択で、屋根の寿命は倍以上に延ばすことも可能です。雨音が大きくなったり、うっすら錆が見えたりしたら、まずは信頼できる専門業者に診断を依頼し、写真付きの報告書を基に最適なプランを比較検討しましょう。家族の暮らしと住まいの価値を守る第一歩が、今日の屋根点検から始まります。
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