外壁塗装の塗り替える時期がいつ頃なのか分からない人もいるでしょう。外壁塗装を行う時期は、新築から10年を目安にするのがよいといわれますが、それには理由があります。

そこで本記事では、外壁塗装を検討する時期の目安と、適した季節、さらには、外壁塗装の時期を少しでも遅らせる方法について解説していきます。

【塗料別】外壁塗装を検討する時期の目安

一般的には、外壁塗装の寿命は約10年程度といわれていますが気候条件や建物の使用状況によっても異なります。

ここでは、使用している外壁材や塗料の耐用年数から外壁塗装を検討する時期の目安について解説していきます。

外壁材ごとの目安

外壁に使用する外壁材にはいくつかの種類があります。外壁塗装を行う時期は、築年数以外に外壁材の耐久年数に合わせて決めるのも一つの方法です。

外壁材ごとの耐久年数は以下の通りとなります。

外壁塗装を行うのに10年が最適といわれている理由は、外壁材の耐久年数からきているためです。もちろん、外壁材の耐久年数だけではなく、気候条件や建物の使用状況、使用する塗料によっても外壁塗装を行う目安は異なります。あくまでも一つの目安としてみるのがおすすめです。

外壁塗装ごとの目安

外壁塗料の種類によっても外壁の耐久年数が異なります。外壁塗料ごとの耐久年数は以下の通りです。

外壁塗装の耐久年数は、3年のものもあれば15年のものあり、種類によってさまざまです。そのため、自身の家の外壁にどの種類が使われているかを把握しておきましょう。

外壁塗装をするのに適した季節

外壁塗装を行うのに最適な季節は、春（3月～5月）と秋（9月～11月）です。しかし、場合によっては夏や冬に行ったほうがよいこともあります。

春（3月～5月）や秋（9～11月）は、気温や湿度が安定しているため外壁塗装の時期として最適です。また、施工中に窓を閉め切らなければならない場合でも快適に過ごせます。しかし、塗装会社は繁忙期であるため、施工費用が高額になりやすいです。

夏（6月～8月）は、予約が取りやすく、施工費用が割引されることが多い傾向です。また、雨・台風が続いたり、気温や湿度が高かったりなどの影響で工期が伸びる可能性があります。

冬（12～2月）は、湿度が低いため日によっては外壁塗装に最適です。また、施工費用が割引されることがあります。ただし、降雪地域や凍結の恐れがある場合は、夜露によって塗装ができず、工期が伸びる可能性があります。

外壁塗装に最適な季節はほかの人も依頼するため、予約が取りづらく、施工費用が高額になる傾向です。しかし、夏や冬は、気候により工期が伸びる可能性もありますが、その分施工費用が割引されるケースが多いというメリットもあります。

外壁塗装を検討するべき劣化症状

外壁塗装を行う時期は、塗装からどのくらいの年数が経過しているか以外に、外壁塗装の劣化状態を確認したうえで、その時期を決める方法もあります。

外壁塗装の劣化症状は以下の通りです。

• 変色・退色
• 錆
• チョーキング
• 藻・カビの繁殖・自然汚染
• ひび割れ
• 塗料剥がれ

ここでは、それぞれについて解説していきます。

変色・退色

外壁が色褪せや変色している箇所がある場合は、外壁塗装が劣化している証拠です。そのため、外壁塗装を検討しましょう。外壁の色褪せや変色は、外壁塗装の経年劣化が原因となっている場合が多く、塗膜劣化がすでに始まっていると判断できます。

外壁材や外壁塗料の耐久年数よりも前に色褪せや変色している箇所を見つけた場合は外壁塗装業者に相談しましょう。

錆

外壁時間が経つと錆が発生することがあります。特に金属製の外壁材を使用している場合に多い症状です。
しかし、金属製の外壁材以外のモルタルや窯業系サイディングを使用している場合でも錆が発生する可能性もあります。金属の部分がないにも関わらず錆が発生することを「もらい錆」とよびます。

錆の劣化症状を見つけたら、なるべく早めに外壁塗装を依頼しましょう。錆をそのまま放置すると広範囲へと広がります。また、外壁に穴が開いてしまうこともあるため早めの対処が大切です。

チョーキング

外壁を手で触ると白い粉がつく症状をチョーキングといいます。白い粉は、太陽の光の影響を受けることで発生してしまうもので、チョーキングが見えた場合は、外壁塗装を検討しましょう。

チョーキングを放置するとカビの発生や外壁のひび割れまでに発展する可能性があるため、早めに対処することが大切です。

藻・カビの繁殖・自然汚染

外壁に藻やカビの繁殖が見えた場合は早めに対処することが大切です。外壁の藻やカビは、見た目が悪くなるだけでなく、健康にも悪影響を与える場合があります。また、自然汚染が進行すると、外壁塗装の耐久性にも影響を与える可能性もあるでしょう。

藻やカビの繁殖が軽度であれば、高圧洗浄機もしくは専用の洗剤を使用すると改善できます。ただし、洗剤の種類や使用方法によっては外壁の材質にダメージを与える場合があるため、専門業者に依頼するのがおすすめです。

ひび割れ

外壁にひび割れが生じた場合、早めに対処するようにしましょう。ひび割れを放置すると、雨水や湿気が浸入して、内部構造部分にも影響を及ぼす可能性があります。

ひび割れの原因は、外部からの力や内部の緊張、地震、気候変動などがありますが、建物の老朽化も原因となることあるため、早めの対処が必要です。

ひび割れの状態が少なく、外壁の構造に大きな問題がない場合は補修で対処できますが、大きなひび割れや壊れた部分がある場合は外壁塗装を行わなければなりません。ひび割れが外壁に起きた場合は、外壁塗装業者に相談してみましょう。

塗料剥がれ

外壁に塗料剥がれが起きる原因は、塗料の劣化や下地処理不足、施工不良、洗浄不足などさまざまなものがありますが、塗料の劣化が原因であることがほとんどです。

外壁に使われている塗料は、紫外線や気候変動などの影響を受けることで劣化します。塗料剥がれが起きた場合は、早めの対処が必要です。塗料剥がれている部分が部分的な場合は、その部分だけを補修することが可能です。しかし、広範囲に剥がれが起きている場合には、外壁塗装をする必要があります。

外壁塗装には、塗料の種類や塗り方、下地処理の方法などによって耐久性が異なるため、外壁塗装業者に相談し、適切な塗料や塗り方を選ぶようにしましょう。

外壁塗装の時期を少しでも後ろ倒しにする方法

外壁塗装のメンテナンスは、耐久年数や、自然環境、使用条件などによって周期的に行わなければなりません。しかし、いざ外壁塗装工事を行うとなると、大きな費用が必要となってしまいます。そのため、できることなら少しでも先延ばしにしたいと考える人もいるでしょう。

そこで、ここからは、外壁塗装の塗り替え時期をできるだけ後ろ倒しにする方法について解説していきます。

定期的な掃除

外壁塗装を少しでも後ろ倒しにする方法の一つは、定期的な清掃を行うことです。外壁の清掃とは、外壁の表面に付着している汚れや藻、カビを除去することを指します。

外壁に汚れや藻、カビが付着していると塗装材が密着しなくなり、塗膜の剥がれ・ひび割れなどを起こす原因です。また、藻やカビは湿気を起こし、外壁材を劣化させる原因でもあるため、定期的に外壁の清掃を行いましょう。

外壁の掃除方法には、ブラシやスポンジを使用して行う手洗いもしくは、高圧洗浄機を使用するなどがあります。また外壁の汚れを落とす洗剤は専用のものを使用すると効果的です。

定期的なメンテナンス

定期的に外壁のメンテナンスを行うことで塗装の劣化スピードを抑え、外壁塗装の塗り替えを後ろ倒しにできます。

外壁の定期メンテナンスを行うと、汚れやカビ、藻などを早期に見つけられるため、早いタイミングで除去できます。また、小さなひび割れがあった場合は、広がる前に部分補修をすることも可能です。このように小さな規模の修繕を早期に行うことで、外壁の耐久性を保ちやすくなるだけでなく、建物全体の美観も維持できます。

外壁塗装を短い期間で何度も行うと施工費用がかさむため、日頃から点検やメンテナンスをして外壁の耐久性を維持することが可能です。

外壁塗装のタイミングについての相談はプロタイムズ長野若里店へ

外壁塗装のタイミングは、使用している外壁材や外壁塗料の耐久年数を目安に検討しましょう。しかし、外壁は気温や湿度などの気候によっても劣化する速度が変化するため、劣化症状が見られたら外壁塗装の検討をすることが大切です。

また外壁塗装は、季節によって施工期間や施工費用が異なります。春や秋は外壁塗装に最適な季節です。夏や冬は、雨や雪などで施工期間が伸びる可能性はありますが、施工費用が抑えられる傾向にあります。

外壁は、定期的に自身でのメンテナンスや点検を行い、少しでもよい状態を維持していくことで外壁塗装の時期を後ろ倒しにできます。

プロタイムズ長野若里店では、外壁塗装工事全般はもちろん、外壁の状態を少しでも長くよいものにするために定期点検をはじめとするメンテナンス業務も行っています。
屋根や外壁を塗装する際には、外装劣化診断士により正確で専門的な診断を行っていますので、お気軽にご相談ください。

価格などお気軽にお問い合わせください◇

フリーダイヤル　0120-460-461

メールでのお問い合わせはこちら⇩から

・お問い合わせフォームに必要事項をご入力の上「送信する」ボタンをクリックしてください。
・メールアドレスは正しくご入力下さい（弊社より返信メールをお送りします。）
・【必須】の項目は必ず入力してください。