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【必見】外壁凍害を未然に防ぐ!原因と効果的な対策方法とは?
2023.03.26
外壁材のこと
サイディング
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寒さの戻りは、ただの冬の風物詩ではありません。実は、この季節の変わり目には、私たちの家にとって見過ごせないリスクが潜んでいるのです。
それは、外壁の凍害です。多くの人が考えるように、この問題は寒冷地に限った話ではなく、意外にも温暖な地域でも発生する可能性があります。しかし、凍害はメンテナンスにより発生するリスクを抑えることも可能です。
この記事では、凍害が起こりやすい場所や症状、凍害が発生してしまった時の補修の方法までご紹介します。メンテナンスの参考にしてみてください。
☑ 凍害とは、外壁内に入った水分が凍結融解を繰り返し外壁にダメージを与える
☑ 劣化した外壁やセメントは凍害が起こりやすい
☑ 凍害で見られる症状は、ひび割れ、ポップアウト現象、スケーリング
☑ 凍害被害を防ぐためには、適切なメンテナンスが必要
そもそも、凍害とは
凍害とは、外壁に水分が浸透し、その水分が凍結することで外壁材にダメージを与える現象を指します。
気温が0℃を下回る夜が増えると、日中に融けた水分が夜間に再び凍り、外壁材を徐々に割れやすくしてしまいます。この繰り返しにより、外壁の耐久性が低下し、塗装がボロボロに剥がれたり、外壁材が割れてしまったりと、材料自体が劣化してしまいます。最終的には見た目だけでなく、建物にも影響を及ぼす恐れがあります。
こうなると大がかりな修繕が必要になり、修繕費用も高額になってしまうため、外壁の破損を見つけたら早いうちに専門業者に相談するのがおすすめです。
劣化した外壁は凍害しやすい?
経年劣化が進んだ外壁では、この問題は特に避けられないものとなります。
凍害が起こりやすい窯業系サイディングやALCにはコンクリートがよく使われています。材料に共通するのは、セメントを基材にしていること。
セメントは湿気や水分を吸収しやすい性質があります。そのため水分の吸収を防ぐための塗料が施されています。
しかし、紫外線の影響で塗膜が劣化すると、その防水性が大きく低下し、結果として外壁が水を吸いやすく、凍害に繋がりやすくなります。
凍害に強い外壁材としては、金属系サイディングや樹脂サイディングが挙げられます。特に金属系サイディングは金属なので水も浸透せず、ひび割れなどの心配がないので凍害に強いと言えます。
凍害が発生しやすい場所とは?
凍害は窯業系サイディングボードやアルミサッシなどとの取り合い、素材同士の間で発生しやすいです。
他にも、湿気や結露、そして雨水が長時間留まることによっても引き起こされます。
水回り付近や外壁の内部で見られることが多く、バルコニーや建物の角など、水分が侵入しやすい場所にも注意が必要です。
家の中で温度差が大きい浴室面の外壁や、ひび割れや目地の部分も、凍害によるダメージを受けやすい箇所として挙げられます。
凍害は何処にでも発生する可能性があることを理解し、適切な対策することが必要です。
凍害で見られる症状とは
凍害の症状には、主に3つの種類があります。
ひび割れ
外壁に微細なひびが入ると、これが凍害の原因になることがあります。
時間が経過するにつれ、これらのひびは拡大し、結果として外壁の防水性が低下します。
水が侵入しやすくなると、建物の耐久性にも影響を及ぼし、さらに深刻な損傷へと進行する可能性があります。
冬季、特に最低気温がマイナス2度を下回ると、水分が凍結し、体積が膨張することで、さらにひび割れが大きくなります。
ポップアウト現象
ポップアウト現象とは、外壁がまるで薄い皿を思わせる形で剥離することを指します。
この名前は、文字通り凍結した水分が膨張し、その圧力で外壁材が内部から外側へと弾け飛ぶ様子から来ています。
冬の厳しい寒さが原因で、水分が凍り、膨張することにより外壁材に亀裂が入りやすくなります。
そして、その亀裂からさらに水が侵入し、再び凍結膨張を繰り返すことで、外壁が持つ耐圧力を超え、ついには外壁表面が剥がれ落ちます。
この現象は寒冷地に限らず、冬季に気温が急激に下がる地域でも発生する可能性があります。
スケーリング
スケーリングは、外壁の表面が広範囲にわたって剝がれる現象を指します。
ひび割れやポップアウトがさらに進行した状態で、温度がマイナス2度を下回るような寒い環境下で特に見られやすくなります。
初めは単なる外見の問題に見えるかもしれませんが、時間が経つにつれてその影響は深刻化し、最終的には建物自体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
凍害が発生してしまったら!まずは専門家による無料見積もりをご利用ください。
凍害で内部に浸入した水分により、住宅の内部はすでに深刻な劣化が進行している可能性も…。
外装劣化診断士が外壁の状態を正確に診断し、凍害による劣化の状況を分かりやすくお伝えします。
凍害発生後の補修方法とは?
凍害によって外壁に生じたポップアウトや微細なひび割れは、初期段階では外壁表面の塗膜劣化によるものなので、パテを用いた部分的な補修のうえ、外壁全体を塗装します。
その場合、ヒビや欠損部分を丁寧に補修し、その上から塗装を施すことで、外壁の防水機能を回復させることが可能です。
塗装は外壁を保護する重要な手段であり、凍害から建物を守るためには欠かせません。
しかし、時間が経過し、外壁の劣化が進行すると、問題はより深刻なものとなります。
内部にも凍害が拡がっている可能性がある場合には、塗装のみの補修では不十分な場合があります。
最も確実な対策は、損傷した外壁を新しい材料に張り替えることです。新しい材料なので耐久性があり、防水性にも優れています。
凍害を防ぐためには
冬の前には水の浸透や亀裂がないかをチェックし、必要に応じて修復作業を行うべきです。
築10年を超える建物では、経年による劣化が進んでいることが多いため、専門家による詳細な診断が必要となります。
また、外壁材にALCや窯業系サイディングボードを使用している建物は、新築から10年前後を目安に専門家のチェックを受けましょう。
凍害は、外壁の亀裂や剥がれだけでなく、建物内部へと問題を発展させる可能性があります。
定期的な点検と適切なメンテナンスは、建物の寿命を延ばすことにつながります。
凍害によるダメージを防ぐためにも、外壁のチェックなどを行いましょう。
凍害の状態を判断するのはとても難しいので、被害が拡大しないうちに専門業者に相談する方がおすすめです。
プロタイムズ長野若里店では、これまでの施工実績の多さと高い技術力を持つ職人によって、凍害の補修をはじめさまざまな塗装工事を行っています。外壁がボロボロになってきた、ひび割れが気になる、など外壁の塗装を検討したいという方がいましたら、建物診断の専門家による無料見積もりをご利用ください。
外装劣化診断士が劣化状況を正確に診断し、お客様にとって最適な塗装の提案をさせていただきます。
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