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外壁塗装における色選びについて、最近では黒色の外壁も注目を集めています。その理由として、黒色が持つシックでモダンな魅力が挙げられます。
確かに黒色は、住宅の外観を際立たせ、洗練された印象を与えます。
しかし外壁が熱くなりやすいなどのデメリットも。
メリット・デメリットを理解したうえで対策を練りながら扱えば、人気の黒色で、住宅の魅力をさらに大きく高めることができます。

この記事のPOINT

☑ 外壁塗装で黒を選ぶ際は、熱、汚れが目立つ、見た目の圧迫感に注意
☑ 黒い外壁のメリットは、おしゃれ、冬場の暖かさ、色褪せや汚れの目立ちにくさ
☑ 黒を選ぶ際に覚えておきたい2つのポイント

外壁塗装で黒を選ぶ際の注意点とは?

外壁塗装を考える際、洗練された黒色を使いたい方も少なくありません。
しかし、黒色には特有の注意点があります。今回は、黒色の外壁を選ぶ際のポイントと、それに対する対策をご紹介します。

熱の吸収に関する住みづらさ

黒色が熱を吸収をする特性を持つことは周知の事実です。
特に夏の暑い時期には、黒い外壁は周囲の温度よりもずっと高くなる傾向があり、これが家の内部の温度にも影響を及ぼす可能性があります。
特に熱中症のリスクが高い小さな子供やペット、高齢者がいる家庭では、注意が必要です。
どうしても熱が内部に流入しやすいという点で、断熱性能が低い住宅では黒い色は選択はおすすめできません。
黒い外壁は熱を持ちやすいため、夏場は触ってヤケドしないよう注意が必要です。とくに、ガルバリウム鋼板等の金属系外壁は熱伝導率が高く、すぐに熱くなるのでお気をつけください。

ただし、遮熱塗料の利用は一つの解決策となります。
この種の塗料は、太陽光の熱(特に赤外線)を効果的に反射し、外壁自体の温度上昇を抑える効果があります。夏場でも快適に過ごすことができるでしょう。
ただし、使える遮熱塗料は限られるので、塗料の特徴をよく理解してうえで検討しましょう。

白の汚れの目立ちやすさ

黒色の外壁は汚れやキズが目立ちやすいです。
黒や他の濃い色は、白や明るい色の汚れを引き立てやすいです。特に、砂ぼこり、鳥のフン、そして雨水による泥はねは、外壁の凹凸部分に留まりがちです。

立地環境によっては、これらの汚れに対して、より考慮しなければなりません。
例えば、交通量の濃い地域、海沿い、または黄砂が多く飛来する場所では、外壁の汚れが着きやすくなります。
汚れ防止に効果的な対策が必要になります。
滑らかな外壁材の選択、低汚染性の塗料の使用、ややグレーがかった黒色の選択、そして定期的な清掃などが挙げられます。
また、キズがついた際に、下地の色が露出しやすく、目立ってしまうことがあります。

見た目の印象が強く景観のバランスが崩れる

黒色の選択が周囲の住民との間で意見の相違を生むことがあります。
一部の人々は、黒色が周辺の景観に溶け込まず、暗さや圧迫感を与えてしまうと考えています。

日本の景観法では、外壁の色に関して特定の制限を設けている地域が存在します。
自治体が策定した景観計画に基づき、外壁に利用できる色の指標であるマンセル値が定められているため、計画に沿った色選びが求められます。
特に、明度が低い色、つまり深い黒色の使用が制限されている場所もありますので、希望する外壁の色を選ぶ際には、事前に自治体の規定を確認する必要があります。
外壁の色選びは、単に個人の好みだけでなく、地域社会との調和を図るための配慮も必要とされるのです。

黒の外壁塗装を選ぶメリット

黒色の外壁にはメリットも沢山あります。

黒色の外壁の外壁の長所としては以下のことが挙げられます。

おしゃれで格好いいモダンスタイルに

黒色の外壁塗装を選ぶと、家全体が一気に洗練され、お洒落な印象を与えることができます。
この色が持つ高級感やモダンさは、他のどの色とも比べ物にならないほどの存在感があります。

黒は風格や厳格さを演出し、同時に神秘的な雰囲気も醸し出します。
そのため、和モダンからキュービックなデザインのモダン住宅まで、幅広いスタイルの家にマッチし、それぞれの建築様式をより引き立てる力があります。
黒色は個性的でありながらも、伝統的な町家や最新の建築トレンドにも無理なく溶け込む、非常に柔軟性の高い選択肢と言えるでしょう。

熱の吸収により室内が暖まりやすい

冬の季節にその真価を発揮します。
夏場の暑さはありますが、冬になると太陽の熱を吸収しやすくなり、室内が温かく保たれるため、暖房にかかるエネルギーコストを大幅に削減できます。
北海道や東北などの寒冷地では、この効果は特に顕著で、暖房費用の節約に大きく貢献するでしょう。

色あせがしにくい

黒色の外壁塗装は、その洗練された見た目だけでなく、実用性の面でも優れています。特に、色褪せの問題に強い点が大きなメリットです。外壁の色あせの主な原因は、太陽の紫外線です。紫外線が塗料に当たることで、徐々にその色が失われていきます。しかし、黒色は紫外線に対して強さを持っているため、他の色に比べて色褪せにくい性質を持っています。

また、色あせが進むと、外壁が粉を吹くチョーキング現象が発生することがありますが、黒色の外壁ではこの現象が起こりにくいとされています。これは、黒色が紫外線による劣化に強いため、塗膜が長持ちするからです。
ただし、黒色塗装の場合、色が褪せにくい反面、ツヤが失われやすい傾向にあるため、見た目が少し古く感じられることもあります。

黒の汚れが目立ちにくい

都市部では、建物の外壁が排気ガスやコケ、そして雨による汚れで徐々にその美しさを失っていくのは避けられない現実です。これらの黒っぽい汚れは、黒色の外壁では目立ちにくいという大きなメリットを持っています。
しかし、白や明るい色の汚れには弱点を持っています。たとえば、鳥の糞や塩分を含んだ雨跡などは、黒いだけに映えてしまいます。したがって、黒を選ぶ際には、その地域の環境や建物の周囲の状況を考慮することが重要です。

黒色を選ぶ際に押さえておきたい2つのポイント

黒を選ぶ際に、考えるておきたいポイントが存在します。

一つ目のポイントは、黒色の外壁が持つメンテナンスの側面です。
黒やその他の濃色は、時間の経過と共に発生する汚れが目立ちやすいという特性があります。砂埃のような白っぽい汚れが特に目立ちやすく、凹凸のある表面の外壁材ほど気になります。これは、外壁の見た目を長期間保つために、定期的な塗り替えが必要になることを意味します。

二つ目は、艶に関する考慮です。黒い外壁は退色により早くツヤがなくなりますので、色あせた感じになることがあります。艶のある塗料は、光の反射によって汚れが目立ちやすく、また見た目にも品のなさを感じさせてしまう事があるので、艶消しまたは低艶の塗料を選ぶことが推奨されます。

黒色は間違いなく住宅に洗練された印象を与えますが、その魅力を最大限に活かすには、ポイントを押さえておく必要があります。

まとめ:外壁塗装黒で家をモダンに、しかし注意も必要

黒はスタイリッシュかつ高級感を演出し、周囲との差をつけることができる色です。
一方で、黒色の外壁を選ぶ場合、近隣住民や地域の景観規定に配慮する必要があります。
黒は熱を吸収しやすく、夏場の室内温度上昇を招くことも。しかし、適切な塗料の選択や工夫を凝らすことで、これらの問題を軽減できます。
慎重に検討し、理想の住まいを実現しましょう。

また、外壁の色に関して厳しい規制がある場合もあります。お客様の状況・ご希望に応じて柔軟に対応させていただきますので、塗装に関するご質問等ございましたら、プロタイムズ長野若里店までお気軽にお問い合わせください。


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