スタッフブログ

先日、お問い合わせいただいたお客さま宅に現場調査に伺いました。
雨や雪もそうですが、太陽が照り付けている日などは紫外線量も多く、住宅は日々色々なダメージを負っているわけです。
お肌をお手入れをするように屋根にもお手入れが必要なのです。

この記事のPOINT

☑ トタンの劣化を放置するとどうなる?
☑ トタン屋根・金属屋根の特徴と耐用年数
☑ トタン屋根の点検について
☑ トタン屋根の修繕方法
☑ 屋根塗装工事の流れを紹介

トタンの劣化を放置するとどうなる?

長野市村山 屋根施工前雪止めからの錆

そのお宅は一階部分がトタン屋根ということで、屋根の現状をとても気にされていまし。お家を長持ちさせたいという気持ちがあるからこそ診断を希望されたのでしょう。現場を確認すると所々に錆などの傷みが見受けられました。

トタン屋根を保護している機能が失われている状態です。しかし実は、塗り替えには最適な時期です。
トタン屋根に限らず金属は錆びる素材です。そのため表面に何らかの防錆処理が必要となります。トタン屋根材は工場から出荷される段階で、錆びないよう加工が行われています。加工面に傷が付き金属面が現れたままで放置するとどうなるのでしょうか?

まず、錆が早い速度で全体に広がっていきます。
錆とはいわゆる腐食であり金属が朽ちて酸化物の錆になっているのです。錆は空気や水に触れることにより発生します。そのため鉄部表面と外気とが接触しやすい状態になれば更に進行が早まるのです。いづれ穴が開き屋根としての役割が果たせなくなってしまうでしょう。

屋根に限らず、外壁等もダメージを受けやすい場所のひとつなので注意が必要です。この時期の長野は雪がある冬と違い、家の状態を把握しやすいです。
お家を長持ちさせる観点から、定期的な調査をしておくことが必要だと思います。

トタン屋根に色褪せやサビはありませんか?

トタン屋根もまた、塗装をして外的要因から保護をしています。
トタン屋根表面の塗装も太陽光や風雨の影響を受け劣化が進行していきます。塗装の機能である保護性能が失われると色褪せが生じていきます。
そのまま放置していると『塗装面』や『メッキ』が失われ錆へと進んでいきます。その後、早い速度で全体に広がっていくことになります。鉄部は一度錆びると休むことなく進行していくためです。
色褪せを確認した段階で塗り替えを検討してください。塗り替えをすることで、内部酸化を食い止め【さび⇒錆び穴⇒雨水の浸入】と段階的に進んでいく劣化を止めることができます。

トタン屋根を含む金属屋根の特徴と耐用年数

トタン屋根同様に金属屋根もメンテナンスが必要です。最大寿命は材質によって変わりますが、トタンは約20年で、近年普及しているガルバニウムになると50年程だといわれています。
しかしこの数字は、何もしないで持つということではなく、定期的なメンテナンスを行っていることが前提になっているので注意が必要です。

金属なので年数が経過すると塗膜が劣化します。
使用されている塗料には、ある程度決まった耐候年数があるので、その年数を目安に再度塗り替えをする必要があります。その際使用する塗料の性能により、耐候年数にも差が出てくるのです。



金属屋根は経年劣化だけでなく、自然環境によってもダメージを受け」ます。
特に雹や強風では屋根がへこんでしまったり、その部分に傷みがあったら貫通してしまいます。
台風などの強風によって屋根材が剥がれることもあります。
そうなった時には、放置するのではなく、天候が落ち着いたら屋根の状態を確認しなければなりません。

耐候性耐用年数特徴
トタン屋根10年~20年鉄板を亜鉛メッキにて覆う処理をしている。亜鉛が代わりに腐食する役割を担う。他の金属屋根と比べ安い
ガルバリウム屋根30年~約55%のアルミニウムを含む。耐用年数を見ても分かるように、トタン屋根の耐久性を遥かに超える、また熱反射性を持つ
ステンレス屋根50年~ステンレス鋼板を使用、耐久性・耐食性・強度に優れるが、価格が非常に高い
銅屋根50年~加工性に優れる、銅特有の大気中で保護膜を形成する特徴を持ち高い耐久性を発揮する
チタン屋根半永久加工性に劣るが、軽量で、強度・熱反射に優れる

トタン屋根の点検について

前述したようにトタン屋根を最大限使っていくためには、定期的な点検が必要です。
屋根は大切です。
屋根があることで私たちの生活が守られているからです。だからこそ、点検の目安となる期間が経ったら確認してみましょう。

材質点検サイクルチェック項目改修方法
トタン新築~2年・褪色が見られたら年数回褪色・サビ・剥離塗装・劣化が酷い場合には葺き替え
ガリバリウム鋼板新築~4年・褪色が見られたら年数回褪色・サビ・剥離塗装・劣化が酷い場合には葺き替え

トタン屋根の修繕方法

トタン屋根の痛みは目で確認できることが多いです。目で確認できるほどの傷みが屋根に出た場合は早急な修繕が必要になります。
修繕方法も多くありますが、傷みの程度や屋根の使用年数を加味した上で修繕をおこないます。

上から重ねて屋根材を張る・全体的な交換・塗装工事による修繕のいずれかに限られます。
それぞれ費用にがありますので傷みの程度で一番適した修繕方法を選ぶことが好ましいです。

カバー工法

ガルバリウム鋼板 カバー工法

既存の屋根の上から新しい屋根材を被せる工法になります。
屋根の下地に傷みが無い場合はカバー工法が適しています。
メリットとしては既存の屋根を解体しないので廃材がほとんど出ない、屋根が2重になるので雨が降った際に雨音をあんまり感じなくなる。
デメリットは2重屋根になるので重量が増えてしまうので耐震性が落ちる恐れがあります。

葺き替え工法

既存の屋根を全て撤去して新しい屋根に交換する工法です。
防止シートや下地の野地板・屋根に至る部分まで傷んでいた場合に交換することで耐久性が向上します。デメリットはカバー工法と比べても工期がかかってしまう、費用が他の工法と比べても高いことです。

塗装工事

上塗り

塗装工事で対応できる場合は他の工法と比べて屋根材の表面だけでなく下地材も傷んでいない場合には塗装工事で対応できます。
その見極めと塗装が可能な時の塗料の選択が住宅の保護に直結するのでちゃんと確認してもらいましょう。

屋根塗装工事の流れ

屋根を塗装する際の流れを、具体的にご紹介します。

お客さまとの打ち合わせで塗り替えを行うことが決定したら、近隣挨拶を行います。その際足場の設置から始め、おおよその工事期間をご案内させていただきます。
お留守の場合にはポスティングにて工事のご案内をします。

養生をはじめとして、塗る作業を行う前の大切な下地処理を行っていきます。
塗料の密着を良くするためのケレンと、高圧洗浄を行います。時の経過と共に汚れが蓄積していくため洗浄をして、汚れをきれいにしていきます。

下塗りは屋根の種類や素材によって使用塗料を変えます。
塗り終わったら、しっかりと乾燥させます。
※屋根材の種類や下地の状態によっては下塗りを2回行う場合があります。

中塗りは下塗りと、上塗りの中間につける層です。
中塗りを行うことで、膜厚が付くとともに仕上がりをきれいにすることができます。
※塗装後に縁切りを行います。

仕上がりの様子です。今回採用した塗料は断熱塗料ガイナです。
きれいに仕上がりました。
ガイナは塗ることでさまざまな機能を発揮します。

全ての塗装工事が完了した後は、最終チェックを行います。仕上がりの状態や、塗り残しがないか、周囲に塗料が飛び散っていないかなど細かく確認します。
この検査は施主であるお客様の立ち合いの上で行いますので、気になる点がありましたら遠慮なくお申し付けください。

まとめ

トタン屋根は、紫外線、雨風、温度変化といった日々の厳しい環境にさらされています。そのため、屋根の塗装は外観を美しく保つだけでなく、建物を保護するためにも欠かせないメンテナンス作業となります。
塗装のタイミングは、前回の塗装からの経過年数や外壁の劣化状況によって異なります。劣化の兆候が見えたら、早めに専門家に相談し、適切なメンテナンスを行うことが、トタン屋根を長持ちさせる秘訣です。
塗装工事を行う際には、信頼できる業者を選ぶことが極めて重要です。価格だけでなく、施工品質やアフターサービスも考慮し、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

重要なのは施工業者選びです。信頼できる施工業者にお願いしたい場合、株式会社霜鳥にお任せください。プロタイムズ長野若里店は地域に特化しており、3,000件以上(全国累計施工棟数10万件)の施工実績を誇ります。
すべて自社職人が担当するため、コストを抑え、施行不良を未然に防ぐことができます。屋根の劣化症状が気になる場合は、お気軽にお問い合わせください。

外壁塗装の疑問や施工のこと、価格などお気軽にお問い合わせください◇

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