スタッフブログ
ウッドデッキ研磨で変わる!DIY初心者でも簡単リフレッシュ法
2023.03.20
木部の塗装・ウッドデッキの塗装
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ウッドデッキは日々紫外線や気象条件の影響を受けるので、経年劣化が起こります。
美しい状態を保つためには、3~5年ごとのメンテナンスが不可欠です。
この記事では、ウッドデッキの研磨の重要性やその効果、具体的な作業プロセス、および留意すべき点について詳しく解説しています。ウッドデッキの研磨に関心がある方は、ぜひ参考にしてください。
☑ ウッドデッキを研磨する理由とは?
☑ ウッドデッキ研磨の方法と必要な道具
☑ ウッドデッキの研磨をきれいに仕上げるコツとは
研磨と聞くと傷つけたり変形させたりする印象があるかもしれませんが、実際にはウッドデッキを長持ちさせ、美しい状態を維持するために不可欠な作業です。
ウッドデッキを研磨する理由
見た目を向上させるため
ウッドデッキは紫外線や風の影響を受けやすく、色あせや塗膜の剥がれが目立ちます。色あせた雰囲気も味わい深いものの、劣化の進行は防ぐべきです。
黒ずんだり、ささくれが出ても、研磨を行えば新品のような状態に戻ります。再塗装と組み合わせれば、ウッドデッキの耐久性も向上させることができます。
コケや藻の発生を予防する
湿度が高まる梅雨などの季節は、コケや藻の繁殖が進みやすくなります。これらは水分を多く含んでおり、木材にとって有害です。
通常、これらの生物は腐食を引き起こし、腐食が始まると耐久性が低下します。
美しい状態を維持し、コケや藻の発生を防ぐためにも、研磨作業が重要です。
木材の劣化を防ぐ再塗装
無塗装の木材は、激しい紫外線により早期に劣化します。塗料は紫外線から木材を保護するだけでなく、防水効果もあります。これは、木材でできているウッドデッキの保護には欠かせない要素となっています。
多機能な塗料であっても、剥がれて素地が露出すると効果が薄れます。塗料の効果が低下するとデッキにひび割れや欠けが生じやすくなりますので、数年ごとに研磨と再塗装を検討しましょう。
木材の反りを抑制する
湿気や水分は木材の腐食を促進しますが、逆に乾燥しすぎることで木材が変形することがあります。
木材は水分を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮します。この膨張と収縮の差が大きいほど、木材は反りやすくなり、これを放置すると大規模な修復が必要になります。
木材の反りを防ぐためには、水分吸収を最小限に抑えることが重要です。ウッドデッキを定期的にメンテナンスすることで、水分の吸収を制限し、反りの原因を事前に防ぐことができます。
安全対策として劣化した表面を補修する
ウッドデッキの表面が劣化すると、さまざまなケガや事故のリスクが生じる可能性があります。
木材の表面がささくれたり、欠けたりすることでケガの原因となるほか、破損や欠損が強度低下を招き、思わぬ事故につながる可能性があります。
誰もが安全に使用するためには、定期的なウッドデッキの点検と劣化した表面の補修が必要です。
ウッドデッキの研磨に必要な道具
ウッドデッキを研磨するために必要な代表的な道具を5つご紹介します。
やすり紙
ウッドデッキを研磨する際に便利な道具の一つがやすり紙(サンドペーパー)です。ウッドデッキが比較的良い状態で、軽い研磨で改善できる場合に適しています。
やすり紙は番手の数字が大きいほど目が細かく、数字が小さいほど目は粗くなります。
ウッドデッキの研磨には通常、粗目(#100まで)から始め、次に中目(#240まで)、最後に細目(#400)を使って仕上げます。平らに仕上げる場合は、当て木を使用して研磨すると効果的です。
サンダー
サンダーは電動工具の一種で、木材や塗装前の金属を磨く際に使用されます。
モーターの力で振動するパッド(サンドペーパーを取り付けた部分)が研磨を行います。電源が必要なコード付きのものでも、広い面積に対応できるため非常に便利です。
大きなウッドデッキや広い面積を研磨する場合には、必須のアイテムと言えます。
作業手順はやすり紙と同様に、粗目から中目、最後に細目へと進めていくのが基本です。
ブラシ
洗浄作業の準備として、デッキブラシを使用してコケや藻、大きな汚れを落とします。
水洗いが基本で十分ですが、バーベキューの油汚れなどが目立つ場合は、薄めた食器用洗剤を使用しても良いです。洗浄後、十分に乾燥させてから研磨作業を行います。
水分が残ったままでは効果的な研磨ができませんので、注意が必要です。
晴れた日なら短時間で乾きますが、冬や湿度の高い時期には、前日に洗浄だけ終えておくと良いでしょう。
塗料
表面の研磨が終わったら、木材を保護するために塗装を施しましょう。
一般的には、オイルステインを用いて2回塗りが行われます。DIYで人気のあるオイルステインは、木材に染み込んで色を与える特長があります。油性のため、木目を引き立てるツヤ感が生まれます。
他にも水性ステンと呼ばれる塗料も選択肢です。
油性のオイルステインが専用の薄め液が必要なのに対し、水性ステンは水で薄めることができ、取り扱いが簡単です。ツヤ感は劣るものの、マットな風合いを好む場合に適しています。
造膜系塗料も存在し、厚い塗膜を形成しますが、木目の美しさを損なう可能性があります。保護機能は高いですが、木目の風合いを損なわずに活かしたい場合は他の選択も考えてみましょう。
ハケ・養生など
ハケは、化学繊維のものが使いやすいとされています。
ただし、ウッドデッキの塗装には壁面などに使うローラーは向きません。木目に沿って均等に塗料を塗り、一度に過度に塗らないように心掛けましょう。
塗布後は雨に濡れないように十分に乾燥させたいため、天気の良い日を選択してください。
周辺をマスキングや養生テープで保護することで、塗料がまわりに飛び散る心配もありません。塗装の際にはこれらの準備を整えると良いでしょう。
ウッドデッキを研磨する流れ
ウッドデッキの研磨手順を説明します。
正確な研磨の流れを理解して、ウッドデッキのメンテナンスを効果的に行いましょう。
クリーニング
最初に、土や砂、コケ・藻などの大きな汚れを取り除きます。
ほうきやデッキブラシなど、適切なツールを使って効率的に清掃しましょう。
これにより、後続の研磨作業がスムーズに進行します。
研磨
広い面積は電動サンダーを利用して効率的に研磨します。
細かな部分はやすり紙を使用し、慎重に研磨してください。
粗い目から中目、最後に細かい目に切り替えることで、綺麗な仕上がりになります。
洗浄
研磨作業の際に発生するクズをデッキ表面から取り除くために、洗浄を行います。
研磨クズが残ると、塗装時の仕上がりに影響しますので注意が必要です。
水とデッキブラシを使用しても効果的ですが、高圧洗浄機を利用するとより効率的に清潔に仕上げることができます。
乾燥
洗浄が終わったら、デッキをしっかりと乾燥させます。
素早く乾燥させるために、晴れた日を選んで作業しましょう。
塗装と乾燥(2回ずつ)
塗装と乾燥は基本的に2回ずつ行います。
この作業を繰り返すことで、塗料がしっかりとデッキに密着し、耐久性が向上します。
気温5度以上、湿度85%以下の理想的な条件で行い、特に湿度が高い場合は注意が必要です。
塗料の乾燥状態などを確認しながら慎重に作業しましょう。
ウッドデッキの研磨をきれいに仕上げるコツ
ウッドデッキの長寿命を確保するためには、正確な状態把握と目的に適した塗料の選択が重要です。以下では、ウッドデッキの研磨を美しく仕上げるコツを紹介します。
木材の種類や状態に応じた研磨作業
ウッドデッキの研磨作業は、木材の状態によって異なります。劣化が軽度であれば、完全に塗装を剥がす必要はありません。傷をつけて表面を整え、アシを立てることで、塗料の密着性が向上し、耐久性も向上します。
塗料にこだわる
木目を強調したい場合は、オイルステインといった浸透タイプの塗料が最適です。一方で、防水性を重視したいなら造膜タイプの塗料が適しています。浸透タイプは元の色に影響される可能性があるため、試し塗りが大切です。カラーの選択は仕上がりをイメージして検討しましょう。
天候をチェックする
作業の前に天候を確認しましょう。湿度が低く、一定の気温が維持される天気が塗装に適しています。全体の作業は3日ほどかかります。一日で行うと、ウッドデッキや塗料の乾燥不良が原因で後々問題が生じる可能性があります。したがって、1日目は研磨と乾燥、2日目は下地処理、清掃、塗装、乾燥、そして3日目に2回目の塗装と乾燥を分けて行うのが良いでしょう。
乾燥には約4時間ほどかかるため、始める時間も慎重に選びましょう。
まとめ
ウッドデッキを長く楽しむためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。自分好みのカラーに変えるなどのアレンジも容易で、ウッドデッキのある生活を持続するためには、積極的にセルフメンテナンスに挑戦してみてください。
自身でのメンテナンスが心配な方、大きな修繕が必要な場合はプロに依頼しましょう。
木部は傷みやすく3年に1回程度のメンテナンスが必要です。早めのメンテナンスが木を長持ちさせる秘訣。プロタイムズ長野若里店では木部の塗り替え塗装も承っております。お気軽にご相談ください。
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