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地球温暖化の影響により、年々台風による大きな被害が相次いでいます。台風は日本で最も多く発生している自然災害です。毎年多発する自然災害ですから、その対策は必須といえるでしょう。
台風は8月から9月にかけて発生し、日本列島に接近する回数が多くなります。今の時期から台風シーズンに備えて、屋根や外壁の被害を防ぐための対策を事前に講じておくことが、被害を抑えるためには重要です。
この記事では防災・減災の観点から、台風による屋根や外壁の被害を最小限に抑えるための具体的な対策をご紹介します。

この記事のPOINT

☑ 台風被害で多いのは、破損、剥がれ・飛散、雨漏り
☑ 台風で人や物を傷つけてしまったら、責任は問われる?
☑ 被害を最小限に抑えるために、台風シーズン前にするべき対策
☑ 被害が出てしまったら、火災保険を活用しよう

台風被害 よくあるケース

破損

台風が接近すると、強風によって固定されていない物が飛散し、外壁や屋根を直撃することがあります。それにより、屋根材の種類によっては、割れや欠けなどの破損が発生します。

セメントが主原料のスレート屋根や窯業系サイディングは衝撃に弱く、固いものがぶつかると破損しやすいので注意が必要です。
和瓦も飛来物がぶつかることで割れたり欠けたりしてしまいます。

ガルバリウム鋼板の外壁や屋根は、金属であるため割れや欠けは発生しにくいですが、飛来物がぶつかった衝撃で凹んだりずれたりする可能性があります。

剥がれ・飛散

台風の強風により、屋根材や外壁材が剥がれたり、飛散したりしてしまうこともあります。
特に屋根の最も高い位置に取り付けられている棟板金は、台風でずれたり吹き飛ばされたりしやすいため注意が必要です。

剥がれや飛散が起こる主な原因は、屋根や外壁に「浮き」が生じていることです。
固定している釘が、経年により外れていたり釘浮きが発生したりすると、隙間に強風が入り込み、屋根材や外壁材が剥がれたり飛散したりしやすくなります。
これらは雨漏りにつながるので、家全体の耐久性を著しく低下させてしまいます。
台風シーズンに入る前に、浮いた箇所がないか目視でチェックしておきましょう。

雨漏り

台風の際に特に多く寄せられる問い合わせは、雨漏りに関するものです。

比較的小さな劣化でも、台風の時には雨漏りに繋がる可能性があります。屋根や外壁、雨樋など雨漏りに繋がりやすい箇所を定期的に点検し、特に、台風シーズン前にはこれらの部分において必要な修理や補強を行うことで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。

雨漏りの浸水経路は複雑で、放置するとさらなる被害を引き起こします。
雨漏りが発生した場合には速やかに専門業者に相談し、適切な対応を取ることが不可欠です。早期の対応がさらなる被害を防ぎ、家の寿命を延ばすことにつながります。

損害の責任は誰に…?メンテナンスは台風シーズン前に

台風被害

台風などの自然災害によって飛んだ瓦や棟板金が、隣家や他人の車に損害を与えたり、他人にけがをさせたりしてしまった場合、基本的には損害賠償の責任は生じません。ただし、住宅のメンテナンスが不十分であったり、老朽化が進んでいる場合には、損害賠償の責任が発生する可能性もあります。修理が必要な箇所がある場合は、台風の前に修理をしておきましょう。

また台風の後は、多くの住宅が被害を受けるため、修理業者への依頼が集中し修理の手配が遅れがちです。被害が大きい場合、修理に時間がかかることも予想されます。台風シーズン前に点検を受け、必要な修理を先に済ませておくと、被害を最小限に抑えることができます。
なお事前に屋根と外壁の塗装・補修を行う場合なら、工期は1ヵ月程度を見込んでおきましょう。

屋根に対する対策

1. 屋根材の固定  台風被害で最も多いのが、屋根材が飛散してしまうケースです。屋根材がしっかり固定されているか確認しましょう。古い屋根の場合、釘やネジが緩んでいることがあります。
瓦屋根は、ズレや割れがあると風に煽られて剥がれたり、破片が飛んで周囲に被害を及ぼしたりする危険性があります。瓦は防災の観点から、1枚1枚の瓦をしっかりと固定するリフォームも検討しましょう。
なお屋根の点検や補修は、高所のため、専門家に依頼しましょう。

2. 屋根の点検と修理  専門家に依頼して屋根の点検を定期的に行いましょう。サビは飛散や雨漏りに繋がる可能性があります。漆喰部分は劣化や土が見えたり流れたりしていないかチェックしましょう。破損や劣化が見つかった場合は早急に修理することが重要です。

3. 軒天の点検と修理  台風などの横殴りの雨や、強風時に被害を受けやすい軒天は、劣化していると簡単に剥がれたり剥落してしまいます。必要に応じて塗装の塗り替えや修繕を行うことで、その機能を長持ちさせることができます。

屋上

4. 台風シーズン前の清掃  屋根の谷部分や雨樋、ベランダの清掃を行い、落ち葉やゴミが排水を妨げないようにしましょう。普段は問題なく排水していても、短時間に大量の雨が降る場合には、排水が追い付かず溢れ、雨漏りや浸水に繋がることもあります。

外壁に対する対策

1. 外壁の補修  外壁にひび割れや破損がないか点検し、補修しましょう。目地やサッシ廻りのシーリングにひび割れや劣化がある場合は補修します。シーリングが劣化していると、雨水が浸入しやすくなり、内部の構造材にダメージを与える可能性があります。外壁材に反りや浮きがないかもチェックします。

2. 外壁塗装の更新  定期的に外壁塗装を行い、防水性を高めることが重要です。防水機能が低下した外壁は水分を吸収しやすく、その影響で歪みが生じることになります。歪みの程度が大きくなると、反りやひび割れが発生し、隙間から侵入した雨水により住宅が腐敗してしまいます。
外壁に色褪せやチョーキング現象(手に白い粉状のものが付着する現象)が見られる場合、防水機能が低下しているサインです。

3. 窓の補強  窓が割れると強風が吹き込み、内側から屋根を押し上げて、屋根を飛ばしてしまうこともあります。窓ガラスには飛散防止フィルムを貼るなどの対策で、ガラスが割れても飛び散らないような対策をしましょう。飛来物から窓をしっかりと守るにはシャッターや雨戸が効果的です。
網戸の脱落・落下を予防するため、網戸のはずれ止めをセットしましょう。

全般的な対策

1. 庭やベランダの整理  強風で飛ばされる可能性がある物(植木鉢、自転車、傘立てなど)は屋内に移動させるか、しっかり固定しましょう。カーポート屋根は湾曲部分に細かいヒビ割れや止め金具の緩みがないかを事前に確認し、必要なら修理を行います。これらが破損すると、飛散して周囲に被害を与える可能性があります。
樹高が高すぎたり枝葉が生い茂った庭木は、強風の影響を受けやすく倒木の原因となります。適切な剪定や伐採を行い、必要に応じて支柱を立てて補強するなどの対策を検討してください。

2. 台風シーズン前の点検  家全体の点検を行い、屋根や外壁だけでなく、ドアやサッシの周りも隙間がないか確認します。雨が入り込む隙間があればシーリング材などでしっかりと封止します。簡易的に防水テープで留めるのも有効です。

3. 排水設備の確認  雨水が適切に排水されるように、排水口や排水溝を確認し、詰まりを取り除きましょう。これにより浸水のリスクを減らせます。
特に雨樋は、台風被害が出やすい場所です。枯れ葉やゴミが詰まっていないか、器具が外れたり変形していないか確認しておきましょう。なお、2階のような高所の作業になる場合は、専門業者に任せた方が安全です。

4. 保険の確認  台風被害に備え、住宅保険の内容を確認し、必要に応じて補償範囲を見直すことが重要です。台風の被害は大きく分けて二つあります。ひとつは大雨による浸水被害、もうひとつは強風による建物の損壊です。これらの被害に対して適切な補償を受けるためには、それぞれのリスクに対応した保険が必要です。

被害を受けたら、火災保険を活用しよう

火災保険には、風災(台風や暴風雨による被害)補償が含まれていることが一般的です。しかし、契約内容によってはこの補償がオプションとなっている場合もあるため、契約書を確認してみてください。
また、補償の範囲を確認します。多くの火災保険では、台風による屋根材の飛散や外壁の破損が補償されますが、細かい条件や免責事項を設けていることがあります。

火災保険は住宅ローンを組んでいる間は加入が義務づけられているので、補償内容を確認しておくとよいでしょう。

台風による被害を受けたら、できるだけ早く保険会社に連絡し、被害状況を報告します。被害の写真やビデオを撮影して記録しておきましょう。これが保険金請求の際の証拠となります。

まとめ

毎年発生する台風による被害ですが、時期や進路が事前にわかるからこそ、前もって対策をすることで被害を抑えることができる自然災害です。

台風による屋根や外壁の被害を防ぐためには、事前の対策と定期的な点検が欠かせません。屋根材の固定や補修、外壁の補修、塗装の更新、シーリングの補修など、具体的な対策を講じることで、被害を最小限に抑えることができます。台風シーズンに備えて、今すぐ屋根や外壁の状態を確認し、必要な修理や補強を行うことをお勧めします。
また、台風による被害が出てしまった場合に備え、加入している保険の確認も忘れずに行い、予期せぬ出費を防ぎましょう。
定期的なメンテナンスと早期の対策で、台風シーズンも安心して過ごせる住まいを維持しましょう。

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