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ベランダ 物干し

外壁などと同様に紫外線や雨の影響を受けるベランダも、定期的な防水工事が必要なことはご存じでしょうか?
あなたの大切な居住空間を守るためには、ベランダの防水工事が不可欠ですが、その方法や材料は一つではありません。
本稿では、ベランダ防水工事の選択肢、それぞれの費用相場、そして修繕のタイミングを見極めるための具体的な症状について、詳しくご紹介いたします。

この記事のPOINT

☑ ベランダ防水の修繕工事が必要な症状4つ
☑ ベランダの防水工事の種類と価格相場
☑ ベランダ防水工事のコストを抑える4つの方法

ベランダ防水の修繕工事が必要な症状

ベランダやバルコニーは日々の生活で頻繁に使用される場所であり、人の往来や雨風や紫外線にさらされ続けるため、徐々に劣化していきます。劣化が進行すると雨漏りに繋がることがあるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
劣化のサインを見逃さず、適切なタイミングで修繕工事を行うことが大切です。
早期発見、早期修繕が、ベランダの寿命を延ばし、住まいの安全を守ることに繋がります。

表面にひび割れ、亀裂、色褪せ

防水性が低下している兆候として、ベランダの表面に亀裂が見られることがあります。

防水層は、下地・防水層・トップコートの3層で、トップコートが紫外線から防水層を保護する役割を果たしています。このトップコートも紫外線などの影響で劣化するため、表面にひび割れを起こします。ひび割れから水が浸透すると、内部の鉄筋に錆が発生し、最終的にはコンクリートが剥がれる原因にもなり得ます。
表面の塗装が剥げてきたり、色あせが目立ち始めたりした場合も、防水性能の衰えを示唆しており、防水性能を高める塗装が必要なタイミングです。

防水層に剥がれ・浮きがある

ベランダの床や壁に見られる塗膜の剥がれや、浮きは、様々な要因による防水層の劣化が原因です。
結露や水蒸気の影響、防水シートの接着不良、さらには地震や台風のような自然災害による建物の動きがこれらの問題を引き起こすことがあります。

ベランダの床に塗装の剥がれが見られる場合、表面のトップコートの問題に留まらず、実際にはその下にある防水層や基盤がダメージを受けている可能性があります。このような状況を放置すると、さらなる損傷や修理費用の増加につながる恐れがあるため、早期の対応が重要です。

修理の必要性とそのコストは、損傷の程度によって変わってきます。そのため、正確な状態を把握し、適切な修復方法を選定するためには、早めに信頼できる専門業者に診断を依頼することが肝心です。専門家による点検を通じて、ベランダの安全性を確保し、長期的な快適さを維持しましょう。

排水口(ドレン)の周辺に雑草や苔が生える

ベランダの排水口周辺は、植物の生育にとって好条件を備えているため、注意が必要です。このエリアは水分と栄養素が豊富で、しばしば雑草や苔が繁茂する原因となります。
放置すると、雑草の根が深く伸びてベランダの防水層にダメージを与え、最終的には修理費用が跳ね上がるリスクがあります。定期的なメンテナンスが重要で、雑草が生えてきたら早めに対処しましょう。そうすることで、ベランダの損傷を防ぎ、快適な屋外空間を保つことができます。

ベランダの水溜り

ベランダに水溜りが発生するという問題は、住宅の快適性を損ねるだけでなく、建物の耐久性にも影響を及ぼす可能性があります。水溜りができる原因としては、主に二つの要因が考えられます。
一つ目は、ベランダの防水処理が不十分であること。防水層が破損しているか、そもそも防水処理が適切に施されていない場合、雨水が浸透しやすくなります。
二つ目は、ベランダの勾配が不適切であること。適切な勾配がなければ、水は自然に排水口へと流れず、水溜りとなってしまいます。
これらの状況は、ベランダの防水層に負担をかけ、時間が経つにつれてその劣化を早めることになりかねません。防水層が損なわれると、水漏れのリスクが高まり、内部の構造にも損害を与えることがあります。
したがって、ベランダに水溜りができる問題に直面した場合は、早急に原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。それには、防水層の修復や新たな防水処理の施工、さらには勾配の調整が必要になることがあります。定期的なメンテナンスと早めの対応が、住宅の快適性と安全性を長期にわたって保つ鍵となるでしょう。

ベランダの防水工事の種類と価格相場とは

ベランダ防水工事には、複数の方法が存在します。選択する工法によって、耐用年数や総コストに差が出るため、自宅のベランダに最適な方法を見極めることが重要です。

主に採用される防水工事の方法は、ウレタン防水シート防水アスファルト防水そしてFRP防水の4種類です。

費用相場については、工事の規模や使用する材料、工法によって異なりますが、一般的には数十万円程度を見込むことが多いです。具体的な見積もりを出してもらう前に、自分のベランダの状態を把握し、どの工法が適しているかを考えておくと、業者との交渉がスムーズに進むでしょう。
最適な防水工事を選択することで、ベランダの長期的な保護を実現し、快適な屋外空間を維持することが可能です。専門家の意見を取り入れながら、賢い選択を心がけましょう。

ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を用いてベランダなどの表面に塗布し、水の侵入を防ぐ手法です。この樹脂は液状であるため、複雑な形状や凹凸のある箇所にも適切に塗ることが可能であり、隅々までしっかりと防水層を形成します。

この工法の一つの利点は、そのコストパフォーマンスの良さです。施工可能な職人が豊富におり、一般的な防水工事と比較しても相場は3,000円から7,000円と比較的安価です。しかしながら、ウレタン樹脂を均一に塗布するには熟練の技術が求められるため、職人の技術力が品質に直結します。

ウレタン防水は特にベランダや小規模なエリアの防水に適しており、広範囲にわたる施工には向いていないとされています。適切な施工を行うことで、長期にわたる耐久性と防水性を確保することができます。

シート防水

シート防水は、ゴムシートや塩ビシートを使った防水工事で、建物の防水処理においてコストパフォーマンスに優れた選択肢です。一般的には、平方メートルあたり3,500円から4,500円ほどです。

長尺シートの最大の特徴はその耐久性にあります。高い防水能力を持ちつつ、日常的な衝撃に対してもキズがつきにくいため、長期にわたり安定した防水効果を維持することが可能です。その耐久性から、共用スペースが多いマンションなどの建物で好んで用いられる傾向があります。

さらに、シート防水はその見た目の美しさやメンテナンスのしやすさも魅力の一つです。清潔感があり、日々の掃除も容易なため、建物の価値を維持しやすいという利点があります。これらの特性により、シート防水は多くの建築現場で重宝されているのです。

アスファルト防水

アスファルト防水は、特に屋上などの屋外の広い空間において、長期間にわたる保護を提供する信頼性の高い方法です。この工法は、耐久性があり、歴史的にも実績があるため、多くの建物で採用されています。アスファルトを含んだ防水シートを使用し、層を重ねることで水の侵入を防ぎます。

一方で、アスファルト防水工事の際には、高温でアスファルトを溶かす必要があるため、作業中には強い臭いが発生することがあります。このため、周囲の住民への事前の通知や適切な対策が求められます。また、屋根にも適用されることがありますが、その際には高い技術と手間が必要となるため、コストも考慮する必要があります。

費用については、一般的に平米あたり10,000円から15,000円の範囲で変動しますが、これは工事の規模や工法、条件によって左右されるため、正確な見積もりを得るには専門業者に相談するのが最善です。アスファルト防水はその性能の高さから、適切な投資と考えられることが多いですが、全体的なコストパフォーマンスを検討した上で選択することが重要です。

FRP防水

FRP防水は、建築物の防水処理に用いられる一種の工法で、特に新築の戸建て住宅に多く採用されています。この方法では、液状の強化プラスチックとガラス繊維を組み合わせた塗料を使用し、耐久性と軽量性を兼ね備えた防水層を形成します。施工の際は、複雑な形状の表面にも柔軟に対応できるため、様々な箇所の防水が可能です。

コスト面では、平米あたり約4,000円から7,000円の相場で施工されることが多く、その費用は他の防水工法と比較してやや高めです。また、FRP防水は施工期間が短いため、工事による生活への影響を最小限に抑えることができるのが大きな利点です。

ただし、FRP防水の防水層は硬くて強度が高い一方で、伸縮性に乏しいため、気温や湿度の変化による影響を受けやすいという欠点もあります。これにより、時間の経過と共にヒビ割れや塗膜の剥離といった劣化が顕著になることがあります。そのため、定期的なメンテナンスが必要であり、長期的な耐久性を求める場合には他の防水工法を検討することが推奨されます。

総じて、FRP防水は新築の戸建て住宅においては優れた選択肢となりますが、屋上など面積の広い場所や木造住宅への適用は難しいことを理解しておくことが重要です。適切な施工と定期的なメンテナンスにより、FRP防水のメリットを最大限に活かすことが可能です。

ベランダ防水工事の改修・修繕費用を抑えるには

ベランダを定期的に掃除する

ベランダ掃除

ベランダのメンテナンスにおいて、清掃は非常に重要な役割を果たします。定期的な掃除を行うことで、防水層の損傷を防ぎ、結果的に修繕費用を節約することができます。

放置されたゴミや落ち葉が排水溝を塞ぐと、水が防水層に浸透しやすくなり、雨漏りの原因となります。さらに、砂や小さなゴミが積もることで防水層が徐々に劣化していくのです。

清掃の際は、ほうきや掃除機を使用してベランダのホコリやゴミを除去します。その後、水を絞った雑巾で表面を丁寧に拭き取り、頑固な汚れには薄めた中性洗剤を用いて優しくスポンジで洗い落としてください。定期的な清掃は、ベランダの寿命を延ばし、将来的なコストを削減するための最善策です。

ベストなタイミングで改修・修繕を行う

ベランダ防水工事の費用は、適切なタイミングでの対応によって大きく変わります。劣化の程度が浅いうちに対処することで、修繕にかかるコストを削減できるのです。

具体的には、ベランダが建てられてからの経過年数がポイントになります。10年未満のベランダでは、まだ大きなダメージが出ていないことが多く、表面の清掃だけで済む場合があります。一方、15年が経過すると、使用による摩耗が進み、剥がれや亀裂が生じやすくなり、下地の修復作業が必要になることも少なくありません。結果として、修繕にはより手間と時間、そして費用がかかることになるのです。

早期発見・早期対応が、修繕費用を低く抑えるカギとなります。
定期的な点検を行い、初期の兆候を見逃さないよう注意を払うことが重要です。そして、小さな問題が見つかったら、直ちに専門の業者に相談することをお勧めします。早めの修繕は、長期的なコスト削減につながるので、決して後回しにしないでください。

将来のメンテナンスコストを考慮

不動産投資において、長期的な視点から工事計画を立てることは資産価値を守り、経済的な負担を最小限に抑える上で重要です。たとえば、30年ローンで購入した投資物件を例に取ると、建物のメンテナンスは不可欠ですが、そのタイミングと範囲が将来の収支に大きく影響します。15年目に全面的な補修工事を行うプランと25年目に行うプランを比較すると、早期の補修がベランダなどの劣化を抑制し、長期的にはコストを節約できる可能性があります。

当社では、オーナー様の現在の予算、将来の保有計画、そして物件の稼働状況等を総合的に分析し、最適なタイミングで最良の工事プランをご提案いたします。このようにして、お客様が数十年先までの収支バランスを見据えた賢明な投資判断を行えるよう支援しています。

地域に根差した業者か?信頼できる業者か?

ベランダの防水工事を計画する際、コストを抑えたいと考えるのは自然なことです。しかし、価格だけに注目して業者を選ぶのは危険を伴う行為です。安価な見積もりが出ている場合、その背景には施工の質を落としている可能性があり、最悪の場合、詐欺に遭うリスクも否定できません。

信頼できる業者を見極めるためには、まずその業者が提供する見積もりが透明性を持っているかを確認することが大切です。見積もりが曖昧であったり、後から追加費用が発生するような業者は避けるべきです。

担当者の対応や人柄も見極める際の重要な要素です。相談に対して丁寧かつ迅速に対応する業者は、工事中のトラブルや疑問が生じた際にも適切に対応してくれる可能性が高いです。
最終的には、費用だけでなく、業者の評判、透明性のある見積もり、そして対応の良さを総合的に判断し、評価が高く信頼できる業者に依頼することが、安心してベランダの防水工事を行うための鍵となります。

最後に

あなたの大切な家のベランダに、色褪せや水たまりが出来るようになったら、それは防水性能低下のサインかもしれません。ほんのわずかな亀裂や隙間から、じわじわと水の侵入が始まり、やがて大切なお家の構造そのものを蝕んでしまいます。そんな状況を防ぐためにも、ベランダ防水工事は見逃せないポイントです。
愛着あるお家を長く大切にするために、私たちのサービスをぜひご利用ください。

ベランダの防水工事を依頼するなら、確かな技術と信頼を誇る業者選びが肝心です。私たちは、防水のプロフェッショナルとして、お客様の建物に最適な調査法を選び、安心と信頼の防水工事を実現します。あなたと建物の未来に寄り添う、長期的なパートナーとして、私たちプロタイムズ長野若里店にお任せください。

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