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【メリットデメリットを解説】アクリル塗料の特徴とは?耐久性やコストを比較!
2023.03.31
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アクリル塗料は、DIY好きな方からも支持されている塗料です。その人気の秘密は、水で簡単に薄められる点や速乾性があることにあります。そのため屋内の塗装に適しています。
アクリル塗料の基礎知識を理解すれば、あなたの創造性をより自由に表現することができるでしょう。オススメ製品や比較を参考にして、自分に合ったアクリル塗料を見つけ、アートやDIYを始めてみてはいかがでしょうか。
☑ 塗装におけるアクリル塗料のメリット・デメリット
☑ アクリル塗料と他塗料との比較
☑ おすすめのアクリル塗料4選
☑ アクリル塗料の利用シーン インテリア
☑ DIYでアクリル塗料を使う
アクリル塗料とは:成分と基本的な性質
アクリル塗料の歴史:発展と普及
アクリル塗料は、アクリル系合成樹脂を主成分としており、日用品から産業用品に至るまで、アクリル樹脂はさまざまな場面で利用されています。
かつては家屋の屋根や外壁に広く用いられていました。しかし、近年ではシリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料など、より優れた性能を持つ塗料が市場に出回り、価格も手頃になったことから、アクリル塗料の使用は減少しています。
アクリル塗料の大きな特長は、透湿性に優れており湿気を外に逃がすことができる点です。これにより、建物内部の湿気がたまりにくくなります。また、色あせにくい性質も持っており、見た目の美しさを長期間保持することができます。ただし、耐久性に関しては他の塗料に劣る面があり、一般的には3年から5年程度とされているため、頻繁な塗り替えが必要になることもあります。
以上の点を踏まえると、アクリル塗料は特定の用途には適していますが、屋根や外壁の長期的な耐候性やメンテナンスの手間を考慮すると、他の塗料の選択肢も検討する価値があるでしょう。屋根や外壁塗装にアクリル塗料を選ぶ際には、これらの特性を理解した上で、適切な製品を選定することが重要です。
塗装におけるアクリル塗料の特徴|メリット・デメリット
メリット | 手頃な価格で入手できるにも関わらず、耐久性に優れており、長期間にわたって美しい仕上がりを保ちます。また、透湿性に優れているため、壁が呼吸しやすく、結露によるダメージを受けにくいのです。 光沢やツヤがあるため、仕上がりが美しく、空間に明るさや広がりを与える効果も期待できます。 |
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デメリット | アクリル塗料は他の塗料と比べて耐久年数が短めです。これは、アクリル塗料が紫外線や気候の変化に弱いためであり、時間が経つと退色や劣化が見られることがあります。また、初期費用は安価かもしれませんが、頻繁なメンテナンスや塗り直しを必要とするため、長期的には他の耐久性の高い塗料に比べて割高になることがあります。 |
アクリル塗料は、手頃な価格で手に入れることができるため、コストを抑えたいという方には魅力的な選択肢です。特に、短期間でのデザインの変更を考えている場合には、その低コストが大きなメリットとなり得ます。また、新築時に使用されることもありましたが、耐候性を重視する傾向にある現代では、耐久性の高いウレタン塗料へとシフトしているのが一般的です。
屋内での使用においては、アクリル塗料の透湿性が良い点として挙げられます。これにより、湿気が多い環境でも壁が「呼吸」しやすくなり、結露のリスクを軽減することができます。この特性は、室内の快適性を保つ上で非常に有効です。
ただし、アクリル塗料を選択する際には、その耐久性の低さを考慮する必要があります。一般的な塗料と比較して、塗り替えが必要になるサイクルが短くなるため、長期的な維持費を考えた場合、経済的な利点が薄れることがあります。
塗装工事では、塗料代だけでなく、足場の設置や労働費用も発生しますから、3~5年ごとのメンテナンスを必要とするアクリル塗料は、トータルコストで見ると割高になるリスクがあるのです。
結局のところ、アクリル塗料は価格と透湿性がメリットでありながら、頻繁な塗り替えが必要となることがデメリットとして挙げられます。用途や予算、メンテナンスの頻度を総合的に検討し、最適な塗料選びをすることが重要です。
アクリル塗料と他塗料の比較
塗料名 | 耐久年数 | 1㎡あたりの施工単価 (材料代含む) | メリット | デメリット |
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アクリル塗料 | 約3~5年 | 1,000~2,000円 | 低価格でありながらも、その実用性と柔軟性に定評がある。DIY塗料として人気。 | 耐久性については他の塗料に劣る。また、防水性に関しても弱い |
ウレタン塗料 | 約5~7年 | 1,000~2,500円 | 過去、一般的に使われてきた塗料で価格と機能のバランスが良い。 | 約5~7年と耐久性が短い。定期的な塗り替えが必要となり、メンテナンスの手間とコストが掛かる |
シリコン塗料 | 約7~10年 | 2,000~3,500円 | コストパフォーマンスの面でも魅力的。長期にわたって美観を保持する耐久性がある | アクリルやウレタン塗料に比べて高価。 |
フッ素塗料 | 約15年~ | 3,000~5,000円 | シリコン塗料を凌ぐ耐久性を誇り、建物の外壁などに使用することで長期間にわたって美しい外観を保つ | 塗膜が硬いため、外壁などの塗装面にひび割れが生じることがある。 |
無機塗料 | 約15年~ | 3,500~5,000円 | 無機塗料は、ガラスなど無機物質をベース。高い耐久性を持つ。 建物の美観を長く保ちたい場合に最適な選択肢。 | コストが高い。また無機塗料は、厳密にいえば無機と有機のハイブリット。 そのため「半永久的な耐候性」を持つわけではない。 |
アクリル塗料は、経済的な選択肢に変わっていきました。
約20年前に市場に登場したアクリル塗料は、その当時では革新的な存在でした。しかし、技術の進歩により多様な塗料が開発され、耐候性や機能性に優れた製品が登場してきたことで、アクリル塗料の使用頻度は低下しました。
現在では、アクリル塗料は特定のニーズを持つユーザーに選ばれることが多いです。
アクリル塗料の種類とそれぞれの特性
アクリル塗料は、その経済性と鮮やかな色彩の持続力で、リフォームやDIYに取り組む人々に愛されています。他の塗料と比べると耐候性や耐久性では見劣りすることもありますが、定期的に外観を変えたいと考える方や予算を重視する方には最適な選択です。
市場には多種多様なアクリル塗料が存在し、それぞれに特徴があります。例えば、環境配慮型の「エコフレンドリーアクリル」は家庭での使用に安心です。対照的に、「デュラブルカラーズ」は長期にわたり色褪せを防ぐ耐久性に優れています。コストを最優先するなら、「バジェットセーブペイント」が賢い選択肢となります。この製品は手頃な価格ながら、必要最低限の防水性と耐久性を備えており、DIY初心者にも扱いやすいです。
適切なアクリル塗料を選ぶ際には、塗装する範囲、周囲の環境、そして求める仕上がりの質感を検討することが肝心です。アクリル塗料は、適した製品を選べば、手軽にコストを抑えつつ、自宅の雰囲気を変えることができます。
DANフレッシュ (日本ペイント)
アクリル塗料の中でも特に注目を集めているのが日本ペイント製の「DANフレッシュ」です。この水性塗料は、環境への配慮と使用時の安全性を兼ね備え、外壁塗装に最適な選択肢として多くの専門家に支持されています。有害な臭いが少ないため、屋内外問わず快適に作業を進めることが可能です。
施工性に優れた「DANフレッシュ」は、ローラーでの塗布を可能にする「DANフレッシュR」と、スプレー吹付け専用の「DANフレッシュS」の2タイプをラインナップしており、用途や好みに応じて選べる利便性があります。
さらに、この塗料は耐候性に加え、防かび・防藻性能が高く、防水効果も兼ね備えていることから、外壁を気候や環境の影響からしっかりと守ります。ただし、アクリル塗料は耐久性には限界があり、目安としては約5年ごとの塗り替えを考慮する必要がある点を覚えておくと良いでしょう。
アクリル塗料を選ぶ際には、その環境への優しさや塗装後のメンテナンスのしやすさも重要な判断基準です。「DANフレッシュ」は、これらの点を考慮すると、外壁用塗料として優れた選択肢と言えます。
タイルラックEMA上塗Ⅱ (日本ペイント)
アクリル塗料は、DIYプロジェクトからプロフェッショナルな塗装作業まで、その汎用性と性能で高い評価を受けています。特に、日本ペイントが提供する「タイルラックEMA上塗Ⅱ」は、そのラインナップの中でも注目に値する製品です。このアクリル塗料は、優れた耐水性と耐アルカリ性を兼ね備えており、厳しい環境にさらされる場所でも安心して使用できます。
溶剤型の特性を持つ「タイルラックEMA上塗Ⅱ」は、水性塗料と比較しても乾燥が早く、塗装作業の時間短縮に貢献します。これにより、作業の効率化を図りながら、高品質な仕上がりを実現できるのです。
塗料選びは、対象となる素材や環境に適したものを選ぶことが肝心です。湿気が多かったり、アルカリ性の強い条件下での塗装が求められる場合、「タイルラックEMA上塗Ⅱ」はそのような特定のニーズに応える理想的な選択となります。耐久性と施工性を兼ね備えたこの製品は、長期にわたる保護と美観を提供するため、多くのプロフェッショナルに信頼されています。
SK水性ELコート (エスケー化研)
アクリル塗料において、エスケー化研のSK水性ELコートは、その優れた性能で多くのプロジェクトに選ばれています。この塗料は水をベースにしており、その結果、臭いが少なく、塗装作業を行う際の環境への影響が軽減されています。耐久性に優れ、水に強く、アルカリ質の物質にも対応しているため、様々な環境での使用が可能です。
SK水性ELコートは、その防水性能により屋外での使用にも適しており、外壁やフェンスなどの塗装に理想的です。また、耐アルカリ性を持つため、コンクリートやモルタルの上からも安心して塗装できます。この塗料は、手軽に塗れる水性タイプでありながら、耐候性や耐摩耗性にも優れているため、長期にわたって美しい仕上がりを保つことができます。
アクリル塗料を選ぶ際には、耐久性や環境への配慮、作業性を考慮することが重要です。SK水性ELコートはこれらの要素を兼ね備えた製品であり、塗装を必要とするさまざまなシーンでおすすめの選択肢となるでしょう。
アスカⅡ (関西ペイント)
アクリル塗料は、その耐久性と美しい仕上がりで多くの人々から支持されています。特に、関西ペイントが提供する「アスカⅡ」は、水性反応硬化樹脂を採用しており、水分が蒸発する過程で硬化が進むため、非常に強固な塗膜を実現します。
この塗料は光沢が長持ちすることが特長であり、さらに乾燥時間が短いため作業効率も良いのが魅力です。アスカⅡは、耐候性に優れ、長期にわたってその美観を保つことができるため、多くのプロジェクトで選ばれています。
アクリル塗料の利用シーン
アクリル塗料はその多用途性から、多岐にわたるシーンで活躍しています。アーティストがキャンバスに鮮やかな色を添えるために用いるのはもちろん、家具のリフォームや模型作りにも欠かせないアイテムです。また、手芸やクラフトの分野でも、アクリル塗料を使って個性的な作品を創り出すことができます。
屋内装飾においても、アクリル塗料は壁や天井、さらには床にも適用され、部屋の雰囲気を一新するのに役立ちます。耐水性や耐候性に優れているため、屋外のプロジェクトにも適しており、ガーデンファニチャーやエクステリアのデコレーションにも使用されています。
ホビー用品としてもアクリル塗料は人気があり、プラモデルやフィギュアの塗装にも適しています。速乾性が高く、重ね塗りがしやすいため、細かい部分の表現も可能です。さらに、アクリル塗料は色の混ぜ合わせが容易で、オリジナルの色を作り出すのも魅力の一つです。
こうしたアクリル塗料の特性を活かすためには、適切な下地処理と塗装方法が必要です。そのため、塗装を始める前には、対象物の素材や状態を確認し、必要に応じてプライマーを塗布することが推奨されます。また、塗料の種類によっては、専用の溶剤や硬化剤を使用することで、より耐久性のある仕上がりを実現できます。
アクリル塗料を使ったDIYは、初心者から上級者まで幅広く楽しめるため、自分だけのオリジナル作品を作りたい方にも最適です。そして、製品選びに迷った際には、耐久性や色の種類、価格などを比較して、最適なアクリル塗料を見つけましょう。
建築とインテリアデザインにおけるアクリル塗料
アクリル塗料は手軽に入手できる上に、コストパフォーマンスに優れているため、DIY愛好家にとってはまさに救世主的な存在です。
家具や内装のリフレッシュに最適で、手持ちの机や棚などを塗り替えることで、部屋の印象を一新させることが可能です。特に愛着のある家具を蘇らせたいとき、新品を購入するよりも経済的で、個性を反映させることができます。
耐久性に関しては、外壁塗装に使われる塗料と比べるとやや劣るものの、室内使用では紫外線や気候の影響を受けにくいため、意外と長持ちします。そのため、頻繁なメンテナンスが必要な屋外よりも、屋内の用途には適していると言えるでしょう。アクリル塗料であれば、低予算でも品質の高い仕上がりを期待できます。
DIYでのアクリル塗料の使用
アクリル塗料は、趣味の世界でその多様性と手軽さから高い人気を誇ります。特にプラモデル愛好家やドールハウスの制作者、手作り小物のファンたちにとって、この塗料は必需品となっています。
その魅力は、コストパフォーマンスに優れ、数多くのカラーバリエーションが容易に手に入る点にあります。ホームセンターや専門店では幅広い色のラインナップが揃っており、自分だけのカスタムカラーを作り出すことも可能です。
アクリル塗料を使えば、創造力を存分に発揮し、独自の作品を実現することができるのです。
まとめ
アクリル塗料を選ぶ際には、用途に応じて適切な種類を選ぶことが大切です。例えば、絵画用には流動性の高いものを、模型や工芸品には粘度の高いものを選ぶと良いでしょう。また、色の混ざり具合や乾燥時間も商品によって異なるため、比較を行いながら自分に合った製品を見つけることが重要です。
アクリル塗料はその手軽さと経済性から多くのDIY愛好家に選ばれています。耐久性に優れ、3年から5年の間持続することが一般的であり、他の高価な塗料と比較してもそのコストパフォーマンスの高さは魅力的です。特に、コストを抑えつつ定期的にイメージを変えたい方には最適な選択肢と言えるでしょう。
内装や家具、小物のリニューアルにもアクリル塗料は活躍します。色の種類が豊富で乾燥時間も短いため、手軽にオリジナルの作品を作り出すことができます。趣味の塗装プロジェクトにもぴったりで、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
この記事がアクリル塗料の選び方や使用方法を理解する助けになれば幸いです。自宅の内装を新しくしたい、古くなった家具をリフレッシュしたい、趣味でユニークなアイテムを作りたいという方は、ぜひアクリル塗料をお試しください。
プロタイムズ長野若里店では、これまでの施工実績の多さと高い技術力を持つ職人によって、アクリル塗料をはじめさまざまな塗料を使用した屋根外壁塗装を行っています。
屋根・外壁塗装を検討したいという方がいましたら、ぜひ一度ご相談ください。お客様にとって最適な屋根塗装の提案を行わせていただきます。
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